2012年4月11日水曜日

* * * Apr - 2012 ; 玄 倉川 源 流 域 釣 行 記 * * *

 
 目 次
  Ⅰ.丹沢湖
  Ⅱ.玄倉川
                     1.水難事故
                     2.経 路
                     3.アプローチ
        4.入 渓 
  Ⅲ.渓魚の種と自然分布
                     1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                     2.屋久島のヤマメ
                     3.イワナの種と自然分布圏
  Ⅳ.日本のイワナの分類
 
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Ⅰ. 丹 沢 湖

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1969年
事業者の神奈川県
は酒匂川流域の
洪水調節、県全域の上水道、水力発電
等々の多目的ダムの建設計画を実施し
1978年
水没する三保村住民の要望を受け入れ
” 三 保 ダ ム ”
と命名し10年を経て完成に至りました。
この三保ダムは
” 丹 沢 山 塊 ”
を水源とする
東の玄倉川、西の世附川、北の中川川
の各方面から流入する上記
” 三 河 川 ”
水量で貯水せられることを鑑み
神奈川県は
この人造湖を 丹 沢 湖 と命名しました。
過っては ” 永歳橋 ” 辺りで
上述の三河川が合流した地点から
” 河 内 川 ”
と呼称しておりましたが
現在は三保ダムから流れ出
” 県 道 7 6 号 線 ”
に沿うように流れ
” 国 道 2 4 6 号 線 ”
と交わる
” 清 水 橋 交 差 点 ”
の上り30m先の清水橋下で
” 鮎 沢 川 ”
と合流する地点までの5.5kmを
 ” 河 内 川 ”
と称し
以降は ” 酒 匂 川 ” と名称され
約25kmを経て
 相 模 湾 ”
に流れ入ります。
 

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1. 丹 沢 山 塊

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東西40Km、南北20Km
” 静 岡 県・山 梨 県 ”
県境の
神 奈 川 県 ・北 西 部 ”
ほぼ全域に広がる山地で
50~60
以上の諸山で形成されており
最高峰の
 蛭 ヶ 岳 ”
でも標高は ” 1673m ” でありますが
幾山が重なり合う
” 複 雑 な 地 形 ”
成す稀な中級山岳帯であります。
また 東 海 自 然 歩 道 ” として
標識板等が良く整備されており
首都圏からも近く
車で標高500mほどからの
余裕のある日帰り気楽な軽登山として
四季折々の山趣が楽しめ
” 老 若 男 女 ”
に人気の山々であります。
丹沢山地の大部分は山岳公園として
沢 大 山 国 定 公 園 ”
 神奈川県立丹沢大山自然公園 ”
に指定されております

 
 
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2.酒匂川水系の在来渓魚

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” ア マ ゴ ”
自然分布の北限と言われ
その生息圏に
” ヤ マ メ ”
生存は皆無が定説ですが
唯一在来種
ヤ マ メ ”
が混棲する特異な元来河川です。
しかし ” イ ワ ナ ” 在来種
記録に無いにも関わらず
過っては
 ” ニッコウイワナ ”
が放流されていましたが
” 最 近 は ”
元来の自然形態に戻すべく
放流を控えているようです。
神奈川県内は
” 3月1日~10月14日 ”
迄が渓魚の遊漁期間です。

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Ⅱ.玄  倉  川
 
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丹沢山塊の最高峰
” 蛭 ヶ 岳 ”
( 1672m )
を主水源に

” 丹 沢 山 ・ 檜 洞 丸 ”
( 1567m   ・   1551m )
等々の急峻な山々から発する
諸支流を集め南に凡そ
” 15Km ” を経て ” 湖 ”
に流入する
” 河 内 川 ”
の支流です。
特に
ダム
付近から上流は
  V形のゴルジュ
を形成し
両岸が険しい崖状の地形が連続しており
ひとたび豪雨となれば
急激に水位を増す危険な渓谷であります。
 
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1.水 難 事 故

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~
1999年8月13日
中洲でキャンプをしていた
廃棄物処理業者の社員及びその家族
さらに社員の婚約者・女友達を含む18人が
13日午後から翌14日午前中まで
続いた豪雨による増水と
11時ごろの玄倉ダムの放水が重なり
中州は水没し、急流に飲み込まれ
13名の命を奪った
水難事故が記録されております。
 
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2.経  路
 
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東京方面からお出かけの方は
” 東名高速用賀インター ”
から凡そ35分
大井松田で下り
直ぐの三叉路の右端
山北・秦野方面を通り
接続されている255号線に
左折進入します。
 
255号線に進入後
直ぐに
” 沼 津 ・ 御殿場 ”
方面へ向い ” 246号線 ” を走行します。
 
” 2 4 6 号下り 線 ”
を走行すること8分程の下り側に
行程で唯一のコンビニ
” ーサ ー ク ル K  ”
で遊漁証を購入します。
これより先に
 遊 漁 証 ” 及び ” 飲 食 物 ”
の販売所はありません。
 

” 大 井 松 田 I C ”
より約20分、左側に
” 丹 沢 湖 ・ 中 川 温
案内看板が立つT字形
”  清 水 橋 交 差 点 ”
を右折し ” 県 道 7 6 号 線 ” 一路
” 丹 沢 湖 ”
に向います。
 
標識に従い玄倉方面に進みます。


” 大井松田IC ”
より約40分
右手方向の細い道を進入し
” 玄倉林道ゲート ”
を目指します。
通行止めのゲート迄は
殆ど舗装されていますが
所々
舗装の剥がれがあります。

林道の途中で二股に出合いますが
右側の坂道を上ります。
左側の下りは
西
方向です。
 
” 大 井 松 田 I C ”
より凡そ55分
” 玄 倉 林 道 ゲ ー ト ”
に到着です。
 
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3. ア プ ロ ー チ

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玄倉林道ゲート
には
” 工事関係者以外通行禁止 ”
の看板を無視して通ります。
 
 眼下に瀬が見えます。
 
 ゲートから20分
” 境 隧 道 ”
 
ゲートから約35分
真新しいトンネル
左側は旧道で100m先は
崩落しており通行不能です。
このトンネル
く の
で出口の明かりが
全く見えない真っ暗闇です。
通るしかありません。
指先で壁をなぞりながら
” 一 歩 一 歩 ”
と進みましたが
途中で何も見えないのに
見ようとしたために頭が
ク ラ ク ラ
し倒れそうになり
目を瞑って歩きました。

!!! 懐中電灯必携ですゾ ~!!!


入り口に貼り付けられていた標識
 
通常なら3分程の327mを
11分費やし
ヤット出口に辿り付きました。
安堵感で一服
柱の間からの光景です。
 
出口には
と記名されてます。
?? 入口と出口で名称が違う ??
隧道とは トンネル を意味し
洞門とは
落石・雪崩防止のために
道路の擁壁を利用し
” 片側が開いている ”
トンネル状の工作物を指すそうです。
確かに ” トンネル ” まで片側は
櫛状に柱が立ち
開いております。


ゲートから凡そ
” 5 5 分 ”
玄倉ダムに到着です。
汗もタップリ掻いています。
 
ダム内の水力発電所です。


玄倉ダムから
” 1 0 分 ”
ほどの所で
緩斜面に踏み跡を見つけ
慎重に入渓です。


 下からの様子です。
緩やかな傾斜で
簡単に下りられそうに見えますが
結構な滑り下りです。


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4. 入  渓

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                                            釣 行 日 ・・・・・・・・4月90日
                                            入 渓 時 ・・・・・・・・9時50分
                                            標      高 ・・・・・・・・1400m
                                            天      気 ・・・・・・・・快 晴
                                            気      温 ・・・・・・・・18度
                                            水      温 ・・・・・・・・10度
                                            R  O   D ・・・・・・・・6.60 Foot  Power = Slow
                                            L  I  N E ・・・・・・・・ Phoenix Silk 3-Weight
                                            LEADER ・・・・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                TIPPET ・・・・・・ 9 X
 
入渓地点の光景です。


 巨岩・巨石・大石・小石
がゴーロ・ゴロしています。
石々、砂利には
” 土・コケ・垢 ”
等々は付着していません。


川幅は広く
小砂利で覆われています。
それ故に増水すると
溪床の砂利を流し
巨石・大石を動かし
絶えず流路が変化し
渓魚には住みにくいように感じます。
 
入渓後1時間50分
最初の堰堤です。
左岸側から容易に林道に出られます。
此処まで
ラ イ ズ
がありません。
魚影も 見ておりません。


堰堤から林道に上がった直後の光景
前方
左岸側から入渓できそうです。


10分ほど歩くと
容易に下りられます。
再入渓時の様子です。


12時15分・昼食です。
クラブ・チャウダースープ
クリーム・チーズ
パ ン


食後にはリーフ・ティーと
胡桃と干し葡萄入りのラスクです。
気温18度・微風快晴で
真に心地良い、至福のひと時です。


待望の出会い
イ ワ ナ


左岸側の落ち込みからの
流れ出しからです。

イ ワ ナ ”
撮影用にシーズン・オフに作成したが
メモリが見ずらいので
改良の余地があるようです。


本来の自然棲息渓魚は
” アマゴ ” と ” ヤマメ ”
最近は酒匂川水系に
 イ ワ ナ
は放流していないとのことで
過っての放流魚が居つき
繁殖したようです。
 

左岸側
落ち込みからの流れ出し
主流脇からのお出ましです。

入渓後5時間
二股に出合います。
左岸側は水量が少なく
ナダラカナ流れ
右岸側は水量多く
落差のあるゴーロ沢です。


右岸側を遡行しました。
 
入渓後5時間30分
鉄橋の後ろに家が見えます。
此処で出渓することにしました。


鉄橋の後ろに見えた家は
神奈川県立ユーシンロッジ
長期に亘って休館中とのことです。
15時30分
一服した後、ゲートに向かいます。


ユーシンロッジまで500メートル。
!!!玄倉まで、オ~~10km!!!
1km歩行=15分
とすると150分
下りだから20%減120分
ガンバルゾ~~??


下り時に度々見た崩落場所。


下りながら
真っ暗闇のトンネルを思い・・・
ふと考えつき
1メートル程の枝を拾った。
コレで壁をなぞって通過しよう!!!


17時01分・ゲート到着
ユーシンロッジ
から1時間30分
お疲れ様でした。
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5 時 間 30 分 の 雑 感

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総じて大きな淵は殆ど無く
短い落ち込みの
平瀬の砂利床の溪で
増水により
流路が容易に変化しそうで
渓魚には住みに苦いのでは?
ま た
川幅が広く、流路は狭く、木々が被らず
傾斜が緩いので
” ア プ ロ ー チ
に気を配る必要があります。
夏場は日陰場所が少ないので
炎天下の遡行は
充分に気をつける必要があります。


    入渓時刻・・・・・・・・・・09時50分
    退渓時刻・・・・・・・・・・15時20分
    R  I  S  E ・・・・・・・・・・ 3 回
    合せ切れ・・・・・・・・・・ 0    
    合せ仕損・・・・・・・・・・ 0
    バ  ラ  シ・・・・・・・・・・ 1 匹     
    LANDING-NET・・・・・・・ 2 匹    
    LANDING-NET % ・・・・・ 66%

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Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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