2013年4月21日日曜日

*** Apr-2013 ; 中 川 川 支 流 ・ 西 沢 釣 行 記 ***

 
目 次
 Ⅰ.丹沢湖
               1.酒匂川水系の在来渓魚
               2.丹沢山塊
 Ⅱ.西 沢
               1.中川川
               2.経 路
               3.入 渓
    Ⅲ.渓魚の種と自然分布
               1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                      ① アマゴ
                      ② ヤマメ
               2.屋久島のヤマメ
               3.イワナの自然分布圏 
 Ⅳ.日本のイワナの分類
 
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Ⅰ. 丹 沢 湖

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1969年、事業者の神奈川県は酒匂川流域の
洪水調節、県全域の上水道、そして水力発電等々の
多目的ダムの建設計画を実施し
1978年、水没する三保村住民の要望を受け入れ
” 三 保 ダ ム ”
と命名し完成に至りました。
そして ” 県 ” は、この三保ダムが
丹沢山塊を水源とする
東の玄倉川、西の世附川、北の中川川の
三河川から流入する水量で貯水せられることを鑑み
この人造湖を 丹 沢 湖 と名付けました。
過ってはこの辺りで上記三河川が合流した地点から
” 河内川 ” と呼称しておりましたが
現在は三保ダムから流れ出、谷峨辺りで鮎沢川
と合流する5kmを ” 河内川 ” と称し
以降 ” 酒匂川 ” と名を変え
約25kmを得て相模湾に流入いたします。
 
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1.酒匂川の在来渓魚

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 ” ア マ ゴ ”
自然分布の北限と言われ
その生息圏に
” ヤ マ メ ”
生存は皆無が定説ですが
唯一在来種
  ヤ マ メ ”
が混棲する河川です。
なお ” イ ワ ナ ” 在来種
記録にありませんが
現 在 は
 ” ニッコウイワナ ”
が放流されているようです。
 
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 2. 丹 沢 山 塊

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東西50Km、南北20Km 
ほぼ全域が 神奈川県 ・北西部 ” に広がる山地で
50~60以上の諸山で形成されており
最高峰の 蛭ヶ岳 ” でも標高は ” 1673m ” であるが
幾山が重なり合うように複雑な地形を成す
標高的には中級山岳帯であります。
また 東海自然歩道 ” として良く整備されており
首都圏からも近く、車で標高500mほどからの
余裕のある日帰り
気軽な軽登山として四季折々の山趣を
楽しめる故に、老若男女に人気の山々でもあります。
尚、丹沢山地の大部分は山岳公園として
沢大山国定公園 ” 神奈川県立丹沢大山自然公園 ”
に指定されております。
 
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Ⅱ.西 沢

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” 丹 沢 山 塊 ”
西 端
” 山 梨 県 ・ 神 奈 川 県 ”
( 甲 州 国 )      ( 相 模 国 )
県境を沿うように連なる
” 甲 相 国 境 尾 根 ” 
の一山
畦 ヶ 丸 ”
( 1293m )
を主水源とし
周辺諸山の沢水を集め
およそ、2.5Km弱
を緩やかに流れ下り
丹沢湖から約5Km上流の
中 川 川 ”
に架かる吊橋の上流側真下
” 神奈川県立西丹沢自然教室 ”
の真向かいで
 ” 中 川 川 ”
に流れ込む支流です。
 
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1.中 川 川

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” 丹 沢 山 塊 ”
西 端
” 山 梨 県 ・ 神 奈 川 県 ”
( 甲 州 国 )      ( 相 模 国 )
県境を沿うように連なる
” 甲 相 国 境 尾 根 ”
の一山
加 入 道 山
 ( 1418m )  
を主水源とする
中川川の本流沢
” 白 石 沢 ” 
に周辺諸山の
畦ヶ丸・水晶沢の頭・大室山
              ( 1293m )    (1278m )    (1588m )             
等々の沢水が導かれ
およそ2.3Kmを南下した
白石林道ゲート先80mで
” 犬 越 路 ”
( 1169m )
方面から西流してきた支流
” 用 木 沢 ”
が左岸側に流れ入る地点から
”  通 称 名 ・ 中 川  川
と呼称を変え
凡そ7.6km下り
丹沢湖に流れ入ります。


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2. 経  路 

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東名高速・用賀インターから、およそ35分
大井松田で降り、直ぐの三叉路の右端
山北・秦野方面を通ります。


接続している255号線に進入後
直ぐに246号線に突き当り
沼津・御殿場方面へ向かいます。
 
大井松田ICより25分弱
左側の ” 丹沢湖・中川温の看板のある
” 清水橋 ” 交差点を右折し
一路、丹沢湖を目指します。
 
丹沢湖に架かる永歳橋
 
大井松田ICより、35分弱
永歳橋を渡り終えた処で左に進みますと
5分程で世附川の 浅瀬ゲート に着きます。
76号線を直進し
” 西 丹 沢 自 然 教 室 ”
を目指します。
 
丹沢湖の南端からの様子です。
 
永歳橋から5分ほどで
中川温泉街の西端に位置する
山北町営の ” ぶ な の 湯 ”  の入口
 
  武田信玄の隠し湯 ”
と言われている温泉で
心と体を帰り際に癒しては如何ですか。
 
中川川は76号線の突き当たりの白石林道のゲートまで
ほぼ道路沿いに穏やかに流れております。
中流域で見た様子ですが、非常に水量が少ないです。
  
上流部にはカナリの水量があることから
途中で取水されているのでしょう。
 
松田ICから45分ほどで
” 神奈川県立・西丹沢自然教室 ”
の駐車場に到着します。
” 大 室 山 (1588m) ・ 畦 ヶ 丸 (1293m) ”
への登山基点となってるようで
平日でも満車になることが多いようですが
2斜線の道路脇にもスペースが在ります。
 
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3. 西 沢 入 渓

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          釣 行 日・・・・・・・・・ 4月16日午前8時40分
          天      気・・・・・・・・・ 快 晴
          気      温・・・・・・・・・ 22度 水温=12度
          R   O  D・・・・・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
            L  I N  E ・・・・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
          LEADER ・・・・・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
         TIPPET ・・・・・・ 9 X
          標   高 ・・・・・・・・ 510m

 
 
つり橋の上流側に目を向けますと
右岸側から流れ入る ” 西 沢 ”
左岸から流れ込む ” 東 沢 ”
中央を流れ下ってくる ” 中 川 川 ”
の3河川の合流地点の様子が明確に見られます。
 
しかし、吊橋の支柱には
” こ う ち か わ ”
と記名されております。
地図上にも ” 河 内 川 ” と記載されておることから
中川川の呼称は中川町を流れるが故の通称名のようです。
 
8時40分、合流地点からの入渓です。
” 花 崗 岩 (御影石) ”
で形成された渓で、砂は白く、水は美しく青く清み
透明度が非常に高いです。
 
 
 
 
入渓後30分ほどで大堰堤です。
 
堰堤際には
登山者にも釣行者にも優しい気遣いの
急階段が設置されていますが
堰堤など無い方が ” もっとモット ” 優しいはずですがね~。
 
堰堤上の様子です。
建設時は、下流側と同じ位の高さだったはずが
長い間に堰堤の高さまで土砂が堆積
 
堰堤上、200~300m先に2番目の堰堤!!!
登山路を歩き、通り過ごします。
 
大小、様々な形の石で形成された渓で
渓魚には住み易いような気がします。
 
10時00分、標高680m
背部に黒斑紋点が小さく少ない ” 山 女 ” です。
今回 9 X ティペット ” の使用を試みたので
” 合 わ せ 切 れ ”
を防ぐ基本に忠実に慎重な手首の
” フ ッ キ ン グ ”
手ごたえを感じ
”  引 き 切 れ ”
を強く考慮しての柔らかな竿操作で
静かに  ランディングネット ” に誘導です。
” 9 X Tippet ”
 は、逸る心の強引さから
心静かに楽しむ釣法に変えさせるようです。
 
川底に沈んだ倒木の周辺からのライズです。
 
左岸側の急斜面が崩れ落ちてる箇所
 
3番目の堰堤です。
堰堤際の釣りは、好みでないので早々と
明確ではない登山路、踏み跡を歩きます。
 
 高さ2m、長さ3mほどの滑滝です。
 
巨岩の脇をすり抜け落ちる5mの滝。
 
 11時10分、標高750m
同じく背部の黒点が小さく、少ない ” 山 女 ” です。
 
不思議なことに
同じく沈んだ太きな木の周りからです。
 
4つ目の堰堤です。
 
 堰堤間際の急斜面を登ります。
鉄製のチェーンが張られています。
なだらかそうに見えますが、急勾配です。
 
左岸側の堰堤の端の記銘版。
竣功昭和8年(1933年)12月と思われますが
この時代、自動車も建機も
無かったであろうことを考えると
こんな山奥に一体いかに資材を運び
何故に建設の必要性があったのかと
思い巡らしてしまう驚きの一瞬でした。
 
12時05分、入渓後3時間25分 
左岸側から小沢が流れ込んできます。
右岸側に標識があります。
 
出合いの真近の登山路に立つ標識。
右岸側が ” 下棚沢 ” 左岸側は ” 本棚沢 ” になります。
主流筋の ” 本 棚 沢 ” に進みます。
 
12時15分、標高780m。
ランディングネットに納める如に1cmづつ大きくなるが
背部の黒斑紋点は少なくなり
数えるほどしかない。
9Xで22cm、自信を深めました。
 
右岸側の大石の裏廻りの平瀬からのライズです。 
 
 お腹が空いたので昼食にします。
12時30分でした。
 
 
 
食後のリーフティーとクッキー、定番です。
 
水量が少なくなってきました。
 
13時50分、標高800m 
大小7~8匹、間隔をおきながら
先頭の大型魚の領域に入ると追い回している
平瀬に出くわしました。
1匹目を釣り上げ、蹴散らしましたが
写真撮りの準備をしている間に
再び現れ、小魚をフッキング。
 
写真を撮り終えた後に姿を見せたので
再々再度のキャストでの12cmほどの小さな恋魚。
 
平瀬の水際からほぼ2m離れた所からの
膝附きでのキャストです。
 
14時15分、標高800m
背部に黒斑紋点が多く在りますが
腹部には見当たりません。
 
右岸側の瀬尻、落ち込み際からのライズです。
 
ゴルジュ帯、前方に流路が見えず
三方が急斜面です。
 
14時50分、標高820m
突如現れた音も無く、静かに流れ落ちる
ほぼ直下型のスラブ滝
75mあるそうです。
沢登愛好者は、用具を使い
勇んで滝シャワーを浴びながら登り
その先の幾つもの魅力的な滝に誘われるそうです。
様々な愛好者がいる者ですね。
此処で退渓です。
 
丸木橋の登山路まで
およそ100mは川通しです。
 
途中、右に左にと幾つもの丸太橋を渡り
曖昧な斜度の小さい坂道のような登山路を下っていきます。
 
大雨が降ると水路になってしまうようで
小石がゴロゴロしている登山路。
 
 15時05分、75m滝から15分
下棚沢沢右岸側に立つ ” 新 標 識 ” のようです。
遡行時の標識は左岸側でKmの表示がありませんでした。
 
1mほどの高さの蛇籠の上に乗せられた
丸木橋のパターンが多いです。
なだらかな渓流なので水量が増しても
水勢はさほど強くないようで
ジャカゴは破壊されないようです。
 
大雨のときに流れた
枯れ渓流が登山路の一部です。
 
 
15時35分、45分を費やし
駐車場所に到着です。
 
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*** 6時間10分の雑感 ***

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東京・城南地区にお住まいの方には
環八・東名用賀入り口を基点としますと
中央道韮崎ICまで約100分
更に、30~40分を要し
山梨県内の渓観の良い入渓地点迄と比べますと
入渓口におよそ80分以内で到着する
巨岩・巨石・大小石・白砂・大小滝
とバラエティーに形成されている
最も近い渓観が楽しめる地域かと思います。

        入渓時刻・・・・・・・・・・08時40分
        退渓時刻・・・・・・・・・・14時50分
        R I S E ・・・・・・・・・1 2 回
        合せ切れ・・・・・・・・・・1    
        合せ仕損・・・・・・・・・・1         
        バ ラ シ・・・・・・・・・3       
        LANDING-NET・・・・・・・7 匹    
        LANDING-NET%・・・・・・57%

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Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
 
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説。
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

==============================================================
 
1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ  ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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