2013年9月22日日曜日

* Sep-2013;塩川支流・本 谷 川 = 枇 杷 窪 沢 釣行記 *

 
 目 次
   Ⅰ.本谷川 枇杷窪沢
                    1.釜 瀬 川
                    2.増 富 村
                    3.経  路
                    4.入  渓 
                           ① そ の 1
                           ② そ の 2
  Ⅱ.クリスタルライン
  Ⅲ.宿泊・温泉・レストラン
                    1.民宿五郎舎
                    2.手打ち蕎麦・有井館
                    3.増富ラジュウム温泉
                    4.明野温泉・太陽館
                    5.ミサワワイナリー
                    6.甲州牛・和こう 
  Ⅳ.渓魚の種と自然分布
                    1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                           ① アマゴ
                           ② ヤマメ 
                    2.屋久島のヤマメ
                    3.イワナの種と自然分布圏
  Ⅴ.日本のイワナの分類
                    1.一 種 説.
                    2.五 種 一 亜 種 説
                    3.二 種 一 亜 種 説 

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Ⅰ.本谷川 = 枇杷窪沢
 
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山梨県牧丘町と長野県川上村
に跨る 奥秩父山塊主峰 ” の一山
” 金 峰 山
 ( 2599m )
東斜面を主水源とし
” 八幡平 八幡山 ”
 ( 2333m )   (2088m )
等々諸山の沢水を集め南流し
” 観音峠大野山林道 ”
が 渡 る
” 枇 杷 窪 沢 ”
( び わ く  ぼ さ  わ)
に架かる ” と く さ は し ” の下流
300mほどで
” 木 賊 峠 ”
(1669m)
東方面から流れ来る2kmほどの支流と
合流する地点までの
凡そ3.8kmが
” 枇 杷 窪 沢 ”
と呼称されており
以降、流路を西に変え
” 増富温泉街 ”
を抜け通り、塩川ダム建設で造られた
瑞牆湖に流れ入る迄の
約7kmが 本谷川 ” と名称され
” 塩 川 ”
の支流になります。
過っては ダ ム ” 辺りで
北方向、黒森方面から流れ来る
  釜 瀬 川 ”
との合流地点以降が
塩 川 ”
と称されてましたが
現在は 塩川ダム ” より流れ出
須玉町を南流し
韮崎市内に入ると南東方向に流れ
国道20号線双葉バイパスに架かる
” 塩川大橋 ”
下流600m付近で

に流入する約23kmが
” 塩 川 ” 
と呼称されています。

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1.釜 無 川

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 南アルプスの北端
” 鋸 岳 ・ 横 岳 ・ 鳥帽子 ”
                                            ( 2685m )       ( 2142m )       ( 2533m )
を諸水源に
” 長野 ・ 山梨県境 ”
を北流し
長野県富士見町落合で
八ヶ岳山麓から流れ出す
10数本の支流を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
甲州街道20号線に沿うように
流路を南東に変え ” 国境橋 ” で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富士川大橋 ”
下流700mで ” 笛吹川 ” と合流する間の
約64kmが 釜 無 川   と呼称され
以降は日本三大急流の一河川
( 熊本県=球磨川 ・ 山形県=最上川 )
” 富 士 川 ”
と名を変え
64km余を経て駿河湾に注ぐが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが ” 富士川 と名称されています。

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1-1. 富士川水系の在来渓魚

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アマゴ ヤマトイワナ
の自然棲息圏でありましたが
現在は ヤマメ 及び ” ニッコウイワナ
アメマス の陸封型 エゾイワナ
も放流され、残念ながら
ヤマトイワナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。
  
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2.増  富   村

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本谷川中流域に
” ラジュウム含有率世界一 ”
を誇る源泉を有し
旅館8軒
村営日帰り温泉も在り
四方を低山に囲まれた
寂れた湯治場として脈々と永らえて来た
集落であります。
特 産 品 は
” 花 豆 ・ マ ツ タ ケ ”
花 豆 ”
標高度の高い南斜面で日当たりが良く
水はけに優れ
昼夜の温度差が大きい
立地条件に恵まれ
他では見られない
 ”大粒 ・ 薄皮 ”
高質品を生産しておりますが
作付け面積は狭小で
収穫量も少ないため
市場に出回ることは稀なようです。
また ” マツタケ ”
採取量が極少で
” 幻 の 増 富 ブ ラ ン ド ”
と言われ、採取者との直接取引が
確立されておるようで
新規購入は困難とのことです。
 
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   3.   経   路   

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
 ” 増 富 温 泉 
を目指します。
因みに ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ” で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。
 
右折し600mほど右側に
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉 ・ すき焼き
しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。

韮崎ICから約2分
三つ目の信号
 ” 宮久保交差点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。


韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。


この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
 
” ワインショップ館 ”
 
” ミサワワイナリー ”
の看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
” 南アルプス ・ 八ヶ岳 ・ 富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野ふるさと太陽館 ” があります。
” 明野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で にお土産を買い
 ” 甲州牛専門店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。


” 北杜市明野サンフラワーフェス2013 ”
毎 年
” 7月27日~8月25日 ”
の期間太陽館を中心に
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
時期は過ぎてしまいましたが
お気に留めください。

韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
を渡り終えた所で右折します。
  
韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前
” Y字交差路 ”
右折し 増 富 温 泉 ” に向います。


瑞牆湖前 ” Y字路 ” より6分程
” 増富温泉街 ” にある ” 増富町営
” ラジュウム含有率世界一 ”
の日帰り温泉
” 増 富 の 湯 ”
帰路には是非お立ち寄りください。
 
8軒の旅館が点在する
” ラジュウム温泉街 ” を通り抜け ” 金 山 沢 と 本 谷 川 ”
合流地点間際の” 落合駐車場 ” に向います。
 
韮崎ICより40分弱
観音峠大野山林道 ”
本谷釜瀬林道 ”
落ち合う地点にある
” 落 合 駐 車 場 ”
に到着です。
お疲れ様でした。
尚、両林道は
” クリスタルライン ”
の一部になっております。
  
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4. 入  渓
 
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① そ の 1
 
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              釣 行 日・・・・・・ 9月19日午前8時10分
              天      気・・・・・・ 快 晴
              気      温・・・・・・ 18度 水温=12度
              R  O   D・・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
              L  I  N E・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
              LEADER・・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
              TIPPET・・・・・・ 9 X
              標      高・・・・・・1220m    
 
 駐車場真横で右岸側から
” 金 山 沢 ” ” 本谷川 ”
に流れ込みます。 
 
入渓直後の ” 本谷川 ” の様子です。
 
16日の台風の影響で
水量が多く、水勢が強いです。
 
落ち込み、早瀬、落ち込み
の連続で 、開きも波打ち
” ス ポ ッ ト ”
が見当たりません。
 
白波が湧きたち踊り、先を急ぎ流れます。
 
 唯一の ” スポット ” 反転流
突き上げ捩れ
複雑な流れを現わしています。 
 
入渓後、2時間
左岸側に ” 木 賊 峠 ” 方向から
( トクサトウゲ )
小沢の支流 ” 木 賊 沢 ” が流れ入り
この合流地点より
” 本流本谷川  は  枇杷窪沢 ”
と名称が変わります。
” 木 賊 沢 ”
を遡上します。
 
水量は本流の半分以下
期待が持てそう
黒色系の石が多く、透明度は低いです。
 
斜度は小さく、水量も少ないので
遠目にも ” スポット ” が見えます。 
 
 石裏も反転流も
緩やかな直線的な流れ
さぞ渓魚も
楽な姿勢を保てることであろう。
 
私が知っている唯一の食用きのこ
川柳に束生する通称
” ヤナギダケ ”
 和学名は
” ヌメリスギタケモドキ ”
 
短い平瀬や瀬尻
に出合うと心浮き立つ。
 
丁寧に岸際の反転流にキャスト。
 
入渓後、3時間20分、標高1300m
小さな恋人のお出迎えです。
 
中央の浮き石周りから、パシャ。
 
20分後、標高1310m
 
左岸側の石周りから
勢い良くのライズ。
 
20分後
 
左岸側の狭い反転流からです。
 
釣り上げた前には、15mほどの堰堤です。
 
空腹を感じ 
堰堤前で12時25分昼食です。
 
 
カボチャのレトルトスープ
ソーセージ
は無添加化学材なので
いやな後味が残らず
!! ウマイ !!
 
沢水を沸かし
食後のリーフティーと洋菓子
至福のひと時です。
 
右岸側から堰堤は越えられそうですが
今回は比較的平坦な
雑木林の中を通り本流に戻ります。
” ヤナギダケ ”
 
 鹿も食するようなので
下部は残し高い方から
” ラ イ ン ”
に引っ掛け少々いただきました。
 
開けた明るい中を通ります。
 
 
 
13時30分、堰堤から僅か10分
” 枇 杷 窪 沢 ”
( びわくぼさわ )
との合流地点に戻りました。
 
10分ほどで
” 観音峠大野山林道 ”
が渡る ” 橋の名 ” が何故か
” 木 賊 橋 ”
( と く さ は し ) 
 流れ下るは ” 枇杷窪沢 ” なのに?
木賊峠へと ” 結ぶ橋 ” だからでしょうか。
 
13時50分、標高1300m
ニッコウイワナ
 
右岸側、沈み大石周りの反転流からです。
 
水勢が強く ” スポット は徹底的に
反転流狙いです。
流れ出し、瀬尻
写真では白波も無く穏やかそうですが
大きく波打ち、早すぎます。
 
白色系の石が多く
それに伴い砂も白く
透明度が高く、白泡は踊り、陽に冴えます。 
 
 
 
 15時
 自然の倒木に因る落ち込み。
目印にし易いので
此処にて退渓です。
この先は明日、ご案内いたします。
 
左岸側の緩斜面を登ると直ぐに林道です。
 
 
 退渓後、10分強で
” 本谷林道ゲート ”
に到着です。
 
ゲートから1分
” 観音峠大野山林道 ”
に出合います。
左方向が
 ” 木 賊 峠
右に進み下り ” 落 合 ” に向います。
 
林道脇で魅つけた
デザイン豊なキノコ
君 の 名 は ?
 
退渓後30分、15時30分
落合の駐車場に到着です。
お疲れ様でした。
 
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6時間50分の記録

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       入渓時刻・・・・・・・ 8時10分
       退渓時刻・・・・・・・ 15時00分
        R  I  S  E ・・・・・・・5 回
       合せ切れ ・・・・・・・ 0    
       合せ仕損 ・・・・・・・ 0         
       バ ラ シ ・・・・・・ 1       
       LANDING-NET ・・・・ 4 匹    
       LANDING-NET %・・・ 80%
  
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② そ の 2
 
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     釣 行 日・・・・・9月20日午前9時10分
     天      気・・・・・快 晴
     気      温・・・・・18度 水温=12度
     R   O  D・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
     L  I  N E・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
     LEADER・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
            TIPPET・・・・・・9 X
     標       高・・・・・1380m    
  
 
落合駐車場
直ぐ前のY字交差路が
左側 ” 本谷釜瀬林道 ” 起点で黒森へ
右側は木賊峠から
下り来る 観音峠大野山林道 ” 終点です。
右に進み ” 本谷林道 ” に向います。 
 
落合駐車場から2分弱
” 本谷林道起点 ”
から20m手前の
” 観音峠大野山林道 ” 
脇のスペースに駐車します。
林道起点 ” から ゲート間 ”
60m程凸凹悪路で
ボディーを擦る恐れがあります。
 
右側が林道起点です。 
 
駐車場所から2分余
” 本谷林道ゲート ”
前には、既に山梨No車
釣り人!? キノコ採り?
 
” 枇杷窪沢 ”
に沿う様に林道が設けられ
沢の音に逸ります。
 
 
 ゲートから10分弱
昨日の退渓ポイントが見え
緩斜面を下ります。
 
幾分、水量が減っている感がします。
 
” イヤ~、スポット ”
が見当たらない。
 
徹底的に岸際の反転流狙いに絞ったが
素直な ” スポット ” は少ない。
多くは早い波打ち、下からの突き上げ
と複雑な様相で
渓魚は安定性を保てず
捕食も困難ゆえに
底石に留まっているのであろう。
 
フライは小さな渦や波に飲まれ
浮力が長続きしない。
 
 
入渓後、1時間 
 浮力を失ったフライを換え
沢に目をやると
?! ナッナッ、ナント 泥水状態 !?
底石も見えません。
 
” 一瞬-呆然と-立ち竦む ”
一体、何が起こったのか?
 
水量は増えておらず
細かく黒い枯れ腐った葉が
大量に混ざり
舞いながら流れてきます。
 
工事でもしているのでしょうか?
 
 遡上すること45分
泥水は続き
2段堰堤からも落ちてきます。
綺麗な空ですね~。
 
左岸側にガードレール
泥水が不安ではありますが
期待して上流に向います。 
 
緩斜面を登ると
2mほどの壁
ロッドを林道に放り投げ
懸垂で何とか林道に出ます。
 
堰堤を通り過ごし、林道を進みます。
 
3分程で2番目の堰堤です。
落ちる水は濁っていないようです。
この間では工事はしていませんので
原因は分かりませんが
何らかの要因があったのでしょう。
 
林道によじ登って出てから5分余
沈下橋に出合います。
沢水は清らかで
底石まで見え ホット した瞬間です。
 
 相変わらず ” スポット ” が見当たりません。
 
 
沈下橋から35分後
2つ目の橋に出合います。
 
橋を潜り抜けると直ぐに3番目堰堤。
 
右岸側から緩斜面を容易に登り越します。
 
登り越したところで空腹を感じ
12時30分昼食です。
 
 
 
沢水を沸かし
食後のリーフティーと羊羹。
 
13時20分再開です。
 
13時40分、標高1520m
遅いお出迎えです。
 
左岸側大石の下の反転流からです。
 
13時55分、3つ目の橋です。
 
橋を潜ると又も目前に
鉄柵製の4番目堰堤。
 
右岸側から
 緩斜面を登り通り過ごすと
直ぐに5番目堰堤。
 
右岸側の緩やかな斜面を
登っていたときに見つけた
愛くるしい ” キノコ ” 食用?
 
通り越した先には
長い間に ” 透過型堰堤 ” の柱間に
倒木が横たわり水流を塞ぎ
いつの間にか中州を形成しています。
 
透過型堰堤を通り過ごすと
直ぐに
6番目不透過型堰堤
意欲を失い退渓です。
 
右岸側の緩斜面を登ると林道です。
 
この林道は支線のようです。
 
4分ほどで ” 本谷林道 ” に出合い
左折し、下ります。
 
 大雨時に水路化し
水勢で土砂が侵食され流されたのでしょう
凹凸の激しい小石路です。
 
退渓後40分弱にて
 ” 本谷林道ゲート ”
 
15時30分、駐車場所に到着です。
お疲れ様でした。
 
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5時間40分の雑感

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渓流に沿うように林道があり
低い橋も適当に現れ
退渓口を捜す不安はありません。
傾斜は緩く、ゴーロ帯も無く
堰堤越えも比較的容易ですので
多くの方が 源 流 ” の雰囲気を
楽しみながら
遡行できる細流かと思います。
 
       入渓時刻・・・・・・・・・ 09時10分
       退渓時刻・・・・・・・・・ 14時50分
       R  I  S  E ・・・・・・・・・ 2 回
       合せ切れ ・・・・・・・・・ 0    
       合せ仕損 ・・・・・・・・・ 0         
       バ  ラ   シ ・・・・・・・・・1       
       LANDING-NET・・・・・・・1 匹    
       LANDING-NET %・・・・・・50%
 
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お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
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” ク リ ッ ク ”
各広告をご覧いただければ
幸いです。
  
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 クリスタルライン

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中央道・勝沼ICから凡そ25分
140号線に入り
3分程で 牧丘トンネル ” を潜り
直ぐに左折し 乙女高原・琴川ダム 方向に進み
杣口林道 を目指します。
基点・杣口林道ー>焼山林道ー>焼山峠ー>
荒川林道ー>乙女高原ー>御岳林道ー>
池の平林道ー>木賊峠ー>観音峠大野山林道ー>
本谷釜瀬林道終点ー>610号線ー>高須林道
を通り 市高根町清里 が終点となる
全林道が舗装された全長68kmで
” 富士山 ・ 八ヶ岳 ・ 南アルプス ”
を眺め、さらに
” 金 峰 山 ・ 瑞 牆 山 ”
等々、秩父連山の
雄大な自然に囲まれた森林地帯に
四季折々の景色が楽しめる
絶景の ドライブコース が形成され
特に、紅葉のシーズンは
知る人ぞ知る超穴場コースです。
 
” 牧 丘 ト ン ネ ル ”
を潜った直後の標識に従い左折します。
 
 
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Ⅲ.宿 泊・温 泉・レストラン
 
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1. 五  郎  舎
( ご ろ う や )
電  話・・・・ 0551-45-0319
 
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山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
 ” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
 ” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。
 
 
 
梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。
 
 
食堂は窓が大きく、明るく
遠くに 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。
 
重厚な木々が
贅沢に使われています。
 
在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。 
 
朝食です。
  
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2.  井  館
電話 = 0551-45-0455
 
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黒森の ” 釜 瀬 橋 ” から
約10分ほどの金山平で
” 民宿と手打ち蕎麦店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。
 
入り口にある で飼われている
 ” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
 ” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。
 
 
 
奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。

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3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
 
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帰り際には
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
 ラジウム含有量世界一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源泉温度25度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。
 
詳細は下記にアクセスください。

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4. 明 野 温 泉 太 陽 館
 
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” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
” 南アルプス・八ヶ岳・富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊設備を備えた町営
 ” 明野温泉 ・ 太陽館 ”
帰路には疲れた体を癒してはいかがですか。

詳細は下記にアクセスください。
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5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー

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” 明野温泉・太陽館 ”
反対側車線
韮崎方面へ
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ワイナリー があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
ワインショップ館で

にお土産を買って
 ” 甲州牛専門店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html

ミサワ・ワイナリー入り口
この建物は
” レストラン彩 ”
現在は ” ランチのみ ” の営業です。
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
 
ア プ ロ ー チ
 
フ ロ ン ト
 
メ イ ン ル ー ム
 
サ ブ ル ー ム
 
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6. 甲 州 牛 ・ 和 こ う
 
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韮崎ICから右折後600m先に
構える甲州牛専門店です。
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


この冷奴は格別です。
薬味もタップリで
お豆腐の味が絶品です。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。


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Ⅳ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅴ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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