2015年5月28日木曜日

*** May-2015 ; 小 武 川 支 流 ・ ゴ ア 沢 釣 行 記 ***

 
 目 次
 Ⅰ.ゴ ア 沢
              1.小 武 川
              2.武 川 町
              3.経    路
              4.入  渓 
 Ⅱ.宿 泊 施 設
              1.アグリーブル武川
 Ⅲ.渓魚の種と自然分布
              1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                     ① アマゴ
                     ② ヤマメ
              2.屋久島のヤマメ
              3.イワナの自然分布圏
 Ⅳ.日本のイワナの分類
 
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Ⅰ.ゴ ア 沢

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南アルプス北端
鳳凰三山の前衛
” 韮崎市 ”
” 南アルプス市 ”
の境に位置する
” 甘 利 山 ”
( 1731m )
斜面を主水源に
凡そ6km北流し
” 小武川第二砂防堰堤 ”
上流直前で ” 小武川右岸側 ” に流れ入る
支流です
 
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1.小 武 川

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南アルプス北端
” 薬 師 ヶ 岳 ・ 辻 山
( 2780m )            ( 2584m )
の北斜面を主水源とし北流し
およそ17kmを経て
甲州街道20号線
” 宮脇交差点 ”
登り側1km先
” 小武川橋 ”
の東500m辺りで
” 釜 無 川 ”
に流入する支流です。
元 来
釜無川水系の在来渓魚
は 
アマゴ ヤマトイワナ
の自然棲息圏でありましたが
現在は ヤマメ 及び ” ニッコウイワナ
が放流され、残念ながら
ヤ マ ト イ ワ ナ
にお目に掛かれるのは
源流域の支流・小沢
でも極めて稀であるようです。
 
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2.武 川 町

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南アルプスの北東麓に位置し
人口約4000人余
凡そ85%が森林で占められ
甲州街道20号線
牧原交差点周辺に
町の中心部が形成されております。
然したる産業はありませんが
病害虫に弱く、作付面積が狭小で
南アルプスの滋養豊富な伏流水で育てられ
献上米として江戸城に納められた
” 幻 の 米 ・ 武 川 米 ”
は縁故米として
今でも少量生産されています。
又、牧原交差点から南へ5分ほどの
武川町山高地区
実相寺境内 ” には
日本武尊が東夷征定の折りに
この地に留まり
記念に植えた伝承されている
根回り13.5m
 ” 樹齢日本一 ・ 2000年 ”
に達すると言われる
” 山 高 神 代 桜 ”
は日本三大桜の内の1本で
国の天然記念物
に指定されており
悠久の時を超えて
毎年春に咲く桜の花々は
訪れる人々の心を魅了し続けています。
因みに他の2本は
岐阜県本巣市根尾村の淡墨公園にある
「 根尾村の淡墨桜 」
福島県田村郡三春町の
「三春町の滝桜 」
で す。
 
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3.経    路
 
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” ゴ ア 沢 ・ ド ン ド コ 沢 ”
へ は
① 小武川林道コース
” 北杜市武川町 ”
を入口とする 
舗装区間13~4分
未舗装区間5~6分
所要時間20分前後
 
② 御庵沢小武川林道コース
” 韮 崎 市 内 ”
の入口から全行程舗装
時速60Km前後の快適走行
 
の二通りの ” コース ” がありますが
” 2015年5月時点 ”
  ② 御庵沢小武川林道 ”
沿いの法面が崩落した旨を告げ
” 通 行 止 め ”
となっており
” 工事中看板 ”
が無いことから推察しますと
復旧の目処は立っていないようです。
 
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① 小武川林道コース
 
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中央道・須玉インターを降り
接続している141号線を
” 武 川 ・ 白 州  ”
方面へ右折し
  青 木 鉱 泉 ”
を目指します。
 
右折後2分弱
中央道の陸橋を潜ったら
信号機のある交差点を左折し
” 甲州街道 ・ 20号線 ”
” ウインカー ”
出すことなく進行します。 
 
須玉ICより約10分
甲州街道20号線の
” 牧原交差点 ”
で左折 ”  韮崎方面 ” に進み
” 青 木 鉱 泉 ”
を目指します。 
 
” 牧 原 交 差 点 ”
から約1分
最初の信号機のある
 ” 宮 脇 交 差 点 ”
を右折し 青木鉱泉 ” に向います。

 ” 宮脇交差点 ”
から約2分 青木鉱泉  ” の案内板
左側の ” 細い下り坂 ” に進入します。
 
分岐路の左側
下り坂を真っ直ぐに進みますと

” 小  武  川 ”
に突き当たり、右折します。
須玉ICより17分程
” 北 杜市 武 川 町 内 ”
が起点の
” 韮 崎 市 管 理・ 小 武 川 林 道 起 点 ” 
に到着です。
 
入り口から直ぐに
” 小武川2号橋 ”
に出合い
危なっかしい荒れた古い橋上から
1.2Km程
” 凸 凹 未 舗 装 道 ”
が始まります。
  
時速20Km弱で
ボディーの底を擦らぬように
慎重に進みます。
 
前方には見分けし辛い
大小の凹みがあり
フロントガラスに顔を着けるようにして
右に左へとハンドルを切ります。
 
時たま大きな突起石が現れます。
跨いではいけません。
 
韮崎市管理・林道起点より7分
” 小 武 川 林 道 終 点 ”
並びに
” 山 梨 県 管 理 ・小 武 川 林 道 起 点 ”
ゲートに到着です。
” 県 管 轄 林 道 分 ”
の全行程は比較的平坦な
” 快 適 舗 装 道 ”
になります。
 

 
御座石鉱泉への分岐路です。
モジリ峠を越え
” 石 空 川 ・ 北精進ケ滝 ”
( いしうとろかわ )
落差121m東日本最大の
遊歩道入り口の
駐車場にも出合います。
石空川の詳細は
過去ブログ ” No-56 ” をご覧ください。
 
この先100m程に7号橋が在り
それに替わる新橋を建築中で
大型工事車が頻繁に通行しますので
お気を付けください。
 
 
工事現場を右手に見ながら直進すると
” 7 号 橋 ”
 
  
” 小武川林道起点ゲート ”
より13~4分
” 三 角 ロ ー タ リ ー
に到着です。
 
須玉ICより約35分
” 三 角 ロ ー タ リ ー ”
周辺スペースに駐車します。
 
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② 御庵沢小武川林道コース

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2015年5月時点
御庵沢小武川林道コース ”
沿いの法面が崩落した旨を告げ
” 通 行 止 め ”
でしたが
 
2016年7月現在
” 復 旧 工 事 中 ”
の案内板が掲げられており
9月には ” 通 行 可 能 ” と思います。

韮崎インターを降り
左折、真進し
甲州街道・20号線
一ッ谷交差点
に向います。
 
韮崎ICより約5分
 ” 一ッ谷 交差点 ”
を右折
甲州街道・20号線
に進入し
平行して下り線側に
流れ見える 無川 ” 架かる
 ” 桐 沢 橋
を目指します。
 
一ッ谷交差点 ”
から、およそ2分
” 桐沢交差点 ”
で左折し 桐沢橋 ” の終端で
右に曲り 青木鉱泉 に向います。
 
桐沢橋を渡り終えてから、2分弱
” 韮崎南アルプス中央線・12号 ”
に突き当たり、左折します。
 
左折直後
” 青 木 鉱 泉 ”
の表示看板に従い右折します。
 
林道ゲート手前
200m程は未舗装になります。
尚、林道ゲート前に残土捨て場があり
ダンプカーが頻繁に
通行しますので、ご注意ください。
 
韮崎ICより、およそ10分
” 御庵沢小武川林道終点 ”
ゲートに到着です。
” 100%舗装 ”
された快適なコースの始まりです。
尚、ゲートは4月29日迄
閉鎖されてますのでご注意ください。
 
 
 
ゲートより12・3分
左折が ” 甘 利 山 ” に向う 
” 御庵沢小武川林道 ”
右折し 武川林道 ” に進入。
 
 
” T 字 路 ”
脇の案内看板。
 
右折して、約4分
T字路左側が
 ” 小武川支線・小字沢線 ”
甘利山に向います。
? この周辺が鳥居峠らしい ?
右折し青木鉱泉を目指します。
 
韮崎ICから凡そ30分
ゲートから20分余
” 三角ロータリー交差路 ”
に到着し
周辺のスペースに駐車します。
左へ5分ほど進むと
” 青 木 鉱 泉 ”
に着きます。
 
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4.入 渓

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                      釣 行 日 ・・・・・5月28日
                      入 渓 時 ・・・・・9時00分
                      標      高 ・・・・・920m
                      天      気 ・・・・・晴れたり曇ったり
                      気      温 ・・・・・22度
                      水      温 ・・・・・14度
                      R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
駐車場所から3分ほど下り歩くと
” 7 号 橋 ”
袂から容易に入渓出来ますが
2分程進み
” 小 武 川 ”
に流れ入る
” 小 武 川 第 二 砂 防 堰 堤 ”  
に向います。
 
駐車場所から5分ほど下り歩くと
左側の
” カ ー ブ ミ ラ ー ”” 道 路 標 識 ”
が立つ地点の草むらの奥に
” 小 武 川 第 二 砂 防 堰 堤 ”
の表示板が ” 堰 堤 袖 終 端 ” に見えます。

小武川との合流地点
小武川第二砂防堰堤
 
堰堤上流側の様子
左手前の細流が
” ゴ ア 沢 ”
右手
” 小 武 川 ”
の詳細は過去ブログ
” N o - 8 4 ”
をご覧ください。 

” 堰 堤 袖 小 口 ”
の取り付け ” 鉄 梯 子 ” で下ります。
 
入渓直後の様子です。
 
” 上 記 写 真 の 溪 態 ”
が途切れることなく続いていましたが
” 橋の上下50m ”
ほどは破壊尽くされ
無残な姿です。
 
工事現場を通り過ぎ
上流からの眺め。
たかが2車線の橋を建設するに
何ゆえに
” 広 範 囲 に 破 壊 ”
しなければならないのか。 
 
 7号橋の下を通ります。
 
” ストーキング ”
に苦心する緩瀬
” 岩化け ・ 木化け ”
が出来ません。
 
 9時55分、標高960m
腹部に薄い黄色の
” ニッコウイワナ ”
 
左岸側、沈み石の周辺
” アプローチ ” に苦心する ” スポット ”
緩瀬からの勢い良くのライズです。
 
 
徐々に ” ゴーロ沢 ” になって来ました。
 
10時27分、標高1000m
極めて小さい赤い点を有する
ア マ ゴ
 
両岸へ滑落ち込みに分けている
中央石裏からのライズです。
 
ナイス・スポット ”
の棚は留守のようです。
 
入渓後、2時間25分
” 国土交通省 ”
自慢の工作物に
!! 見 惚 れ 拍 手 !!
 
戒名です。
? これで ” ゴ ア さ わ ” と読むの
 
上流からの眺め
既存の堰堤を補強したようです。
 
堰堤からの
” ガードレール ”
の切れ目から再入渓。
 
入渓直後の渓観です。
 
 
11時50分
お腹が空いたので昼食です。
 
 
 
 
リーフティーとクッキー 
 
” ナイス ・ スポット ”
留守のようです。
 
  両岸の反転流
ナイス ・ スポット
お出かけのようです。
 
 
14時10分、入渓後5時間10分
不思議な堰堤との初出合いです。
” 水 通 し ”
から落ちて来ず、最下段の
” 水 抜 き ”
から流れ出ている。

 左岸側から容易に上り越え
堰堤上に出て見ると

!! な な 何 と !!
流路跡があり
一滴の水も流れていず
” 伏 流 化 ”
しています。

初めて見る光景
呆然として納竿です。


退渓後、12分
駐車場所に到着
後味の悪い結末でした。
 
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*** 5時間10分の雑感 *** 

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水量は少なく、傾斜が緩く
短い落ち込み
浅い淵と棚と緩瀬
の組み合わせの多い細流です。
又、林道沿いに流れており
高低差も余りないので
入・出渓口が多くあり
特に、木々が川辺に迫っており
  短いロッドが適しているかと思います
 尚
時間に余裕がございましたら
小武川との合流地点に戻り
本流を釣り上がるのも一考かと思います。
 
      入渓時刻・・・・・・・・・・ 9時00分
      入渓高度・・・・・・・・・・ 920m
      退渓時刻・・・・・・・・・・ 14時10分
      退渓高度・・・・・・・・・・ 1060m
      R  I  S E・・・・・・・・・・5 回
      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回   
      合せ仕損・・・・・・・・・・ 2 回         
      バ ラ シ・・・・・・・・・ 1 匹
       LANDING-NET・・・・・・・ 2 匹    
       LANDING-NET%・・・・・・ 40%
 
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お役にたちましたならば
是 非
画面、最上部
目次の横の広告を
1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
ご覧いただければ
幸いです。
 
な お 
7月はブログのアクセス数が
” 4 0 1 1 回 ”
ありました。
その内 ” 1 7 人 ” の方が
役に立ったと
” 広 告 を ク リ ッ ク ”
されました。
17人の皆様
ありがとうございました。 
    
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Ⅱ.宿  泊  施  設

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” 武川真原桜並木通 ”
” 桜の名所 ”
沿いに佇む
” アグリーブル武川 ”
詳細は下記をご覧ください。
 
夕食は蕎麦定食
全てが野菜 アグリツーリズム ですから。

朝食です。
卵はウコッケイ、サラダは蕎麦の芽
納豆・シラス大根おろし。
 
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 Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島の ” ヤマメ ”

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ” ゴ  ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イワナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

=========================================================
 
1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
======================================================

3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論
で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございます。
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最近になりブロクを読ませていただいております。
私は山梨に住む、餌釣りをメインに渓流を楽しむ者です。
身近で、ほとんど出向いたことのある渓流が記事になっており、
とても楽しく読んでおります。
 ゴア沢はその中でも最も古くから通っている所です。
下流はアマゴ、上流は岩魚が釣れ、川幅の割には大物が釣れました。
最近はあまり行かなくなりましたが、かなり工事が行われ、
すっかり川の様子が変わってしまっているようです。
 これからも楽しく読ませていただきます。

Malma・Malma さんのコメント...

ご覧いただき、ありがとうございます。
4年ぶりの再釣行でしたが
小武川林道が真新しく前面舗装され
一方、本流には立派な堰堤が3基も現れ
水量は、取水され少なく二重に驚かされました。
ゴア沢は浅い細流で斜度が小さく緩瀬なので
フライフィッシングには、困難ゆえに
魅せられております。
釜無川の支流を主に紹介してまいりますので
お楽しみいただけ、情報源になりましたならば
大変、嬉しく思います。
たまには、気分が一新しますので
どうぞ、お出かけください。
 

匿名 さんのコメント...

そうなんです。この川は川幅が細く、両脇、上にも木々の枝が伸び、
テンカラならまだしも、
木々が繁り出す5月以降はとてもフライができそうにありません。
Kunaiさんはただものではないですね。
梅雨の合間に出かけてみます。

Malma・Malma さんのコメント...

お褒めに与り大変、恐縮しております。
まだまだ、へっぽこ渓魚釣り愛好者です。
最近ヤット、ティペットを9Xにしてから
慎重になったせいか
合わせ切れが解消した程度です。