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2011年3月4日金曜日

* * * Mar - 2011 ; 積 雪 の 渓 流 釣 行 記 * * *        

 
概ね、3月1日は全国の多くの河川で
渓流魚釣りが
 !!  解 禁 だ!!
十数年来
 『 通過儀礼 』
だとの強い思い入れで
この日の釣行には拘り続けている。
元旦における初詣のような気持ち
” 山 ノ 神 ”
に今年の渓流釣行の無事を
祈願するような心境だ。
中伊豆、狩野川の上流域
丹沢湖に注ぐ世附川・中川川上流域
桂川支流の鶴川・葛野川・真木川の上流域
等々の雪が少ない河川を選んできたが
今回は8年ぶりに雪面に覆われた
渓流を尋ねたい思いに駆られた。

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千曲川支流 ・ 梓川 釣行記
 
***  快晴・後、粉雪交じり曇り ***

            釣 行 日・・・・・・ 3月1日
            入 渓 時・・・・・・午前8時30分
            気  温・・・・・・・6度 
            水  温・・・・・・・4度
            退 渓 時・・・・・・16時
            標   高 ・・・・・ 1500m
            R   O  D・・・・・・・6.00 Foot 
            Leader・・・・・・・Silk150cm 
            Tippet・・・・・・・・8X

午前8時半、いわな橋よりの渓観です。
前方に晴れ間が見えます。
人の足跡は見られません。
この橋の脇からはナダラカに渓流に続きます。
ザクッ・ザクッと30センチ位、モグリナガラ。

第一歩を踏み入れた所です。
真ん中の水面に近い小岩の表面は
飛沫があたり、薄く硬く氷結し
ツルツルと良く滑ります。
!!!クワバラ・クワバラ!!!

木々の幹の黒い太い線
枝々は交差し、細く薄い墨色
雪の白さと
遠くの青い空が際だたせ
川面は光を吸い
キラキラと
白泡と共に穏やかに流れる。

表面の上を歩くと20cm位モグルが
その下は固く氷結してます。
氷雪が強く支えてくれる。

川面にせり出している軒下模様
支えが氷雪の雪の屋根

落ち込みの飛沫が雪に当たり氷結し
繰り返し、繰り返し
大きな変形の ” ツララ ” を創り出している。
遡上するにつれて雪が多く残ってるのに気がつく。


川筋を覆い隠した雪の下から
湧き出る強い
” エ メ ラ ル ド ”
の流れ。

時、時には穏やかな瀬が現れ
単独の鹿の足跡と思われる
小さな穴がポツリ・ポツリと続き
それに添うように
私の足跡を沿わせ、何を思う。

!!! 川筋が見えない !!!

益々、川筋が分からない
倒木に絡みついたツララと雪。
ソノ空間の下の
氷結した雪の迫り出し下から
湧き出る泉の如く。
も し も
川筋の雪の上を歩いたならば
” ゾット ”
として左岸脇を見やると
幸いにも林道を発見
出渓することにした。
この時標高1600メートル
気温9度・水温6度。

林道を振り返り、足跡を見る。
登り来る人は下る跡のみを見
? ナント思うか?
!来るはずないか!

前方は一見
降り積もったままの一面であるが
木々の枝々に留まった雪が
陽を浴び、水滴となり
豆粒ほどの窪みを創り連なり
途中途中には
鹿の横切った印しが模様を付けている。
この川は2月の中旬が解禁だ。
入渓してから見定めたのは
鹿の踏み跡だけだった。
そして、私だけだった。
心地良い汗をかきながら
踏み入れ抜く足の重たさも
楽しくさえ覚える。
 
宿泊は黒森の
 ” 五郎舎 ”
冷えた体と満足な疲れには
熱いお風呂が快感だ。
そして、舌と喉を悦ばす
料理とビールは至福を極める。
上段は30日に地元猟師が
射止めた生肉の猪鍋
噛み応えは強いが、噛むほどに味が出
脂身は実に美味である。
丸い小鉢はこの地特産の花豆。
長鉢は珍味、地元産の岩茸と市販の独活。

右上は、地元産蒟蒻芋で
お上さんが手作りした蒟蒻。
そして、写真を撮り忘れた
地元産そば粉の十割掛けそば。
食べ切れませ~ん
デザートはお上さん手作りの干し柿
それにコーヒーが良く合った。
9時です、オヤスミナサ~イ!!

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釜瀬川支流・天鳥川釣行記
 
*** 2日 = 快晴・ 時々天気粉雪 ***

朝食は7時です。
とりわけ珍しい物は
ありません。
4月ごろには山菜が出てきます。

前方、薄く白く写っているのは
宿の窓からの南アルプス連峰です。
右方面が甲斐駒ケ岳、左方向が北岳。

8時半、車を宿に置き
心地良い陽を浴びながら
林道を20分ほど歩いて入渓地へ。
車を止めるような所は無いようです。

9時ごろの入渓
標高1300メートル・気温6度・水温4度
北側斜面を流れており、雪は残っておりますが
川筋はハッキリしています。

穏やかな落ち込みと淵と瀬が続く
遡行し易い細流です。

大きくせり出している
雪と氷の塊り。

オヤツの時間です。
リーフ・ティーとマフィン
川の水を沸かします。

今回、持参した新兵器です。
イワタニ・カセット・ジュニア・バーナー
縦=10cm 横=8cm 奥行き=7cm 重量=265g
オレンジ色のケースに収まります。
入手し易い家庭用イワタニのカセット・ガス使用です。
3分程で300ccの水が沸きます。
色々なバリエーションが楽しめそうです。

陽の光が木々の陰を川面に写しだしています。

南斜面側を流れており
雪は殆どありません。

流木にしがみついている雪の塊

前日の荒々しい渓とは趣が違い
蛇行しながら
落ち込み・淵・瀬
多少の変化をもたらせながら
所々には
巨石・巨岩を配置し
訪れる人を拒まない優しい渓流です。

” ドライ・フライ ”
ではこの時期著しく条件が悪いと
思いながら遡行していたら
” オッチョコチョイ ”
がライズしました。
彼女が私を釣ってくれたのでしょうか。
2年魚でしょう、痩せて、黒ずんでいます。

中央の低い落ち込みからの流れ出し
白泡が消えかかった所での出会いです。

北側斜面に蛇行してきました。

底が見えます。
石の下に留まっていても
ドライ・フライ
は見えるでしょう。

穏やかな渓でも
小さいですけが
こんな落差もあります。

緩やかな落ち込みと窪みと瀬が
連続しています。

浅く弱い流れの岩の下から出て
日向ぼっこをしていたのでしょうか。
標高1420メイトル・気温8度・水温6度
 
そこが見える水深20cmほどの窪み
中央付近からのお出ましです。
この流木が流れを防ぎ
淀ませているのです。

時間は14時30分
気持ちが和んでいるいるところで
出渓です。
 
*** 雑  感 ***
1泊2日の短い釣行ではあったが
8年ぶりの積雪の渓流の遡行を
過去のそれに比して
 ” 心  ”
豊に満喫した。
安全でないかも知れない
勧められ無いかも知れない
し か し
状況判断を誤らなければ
穏やかに ” ゆとり ” を持つならば
きっと楽しい渓流遡行が出来るであろう。
”渓流の恋人の招待に感謝です ”
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