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2012年5月23日水曜日

*** May-2012 ; 荒 川 支 流 ・ 精 進 川 釣 行 記 *** 

 
目 次
 Ⅰ.荒 川
                1.在来渓魚
 Ⅱ.精進川
                1.経 路
                2.入 渓
   Ⅲ.宿泊施設・温泉
                1.民宿 五郎舎
                2.民宿 有井館
                3.増富ラジウム温泉
                4.明野ナトリウム温泉
                5.ミサワワイナリー
   Ⅳ.渓魚の種と自然分布圏
                1.ア マ ゴ
                2.ヤ マ メ
                        ① 屋久島のヤマメ
                3.イ ワ ナ
  Ⅴ.日本のイワナの分類
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Ⅰ.荒  川

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奥秩父連山の主脈
金 峰 山 ・ 朝 日 岳 ・ 大 弛 峠
( 2599m )     ( 2579m )     ( 2360m )
の山々の南斜面を諸水源とし
” 甲府市 と 甲州市 ”
の境界線の深山の山峡を
凡そ6kmを南に駆け下り
甲府市内に入ると西へ約8km流れ
荒川ダムによって形成された
旧川窪町が沈む人造湖
に豊かな水量を貯え、ダムから流れ出
直ぐに仙娥滝で始まる
山梨県の一大観光スポット
奇岩・巨石・奇石
の隙間を縫うように
急ぎ流れ落ち下り
激しい白泡と飛沫を現す
 
へと続き
荒川ダムより約10kmを経て
甲斐市敷島町と甲府市の境である
片山山麓辺りの金石橋付近の平坦地から
ぐっと緩やかな流れとなり
甲府市街地を約10km流れ
中央自動車道・甲府南インター
より西へ3km程の
大津町辺りで ” 笛 吹 に流れ込む
約全長34Kmの支流です。
笛吹川はこの合流地点から
南へ10km下った
市川大門先の
” 釜無川 ”” 笛吹川 ”
の両河川を跨ぐ
” 富 士 川 大 橋 ”
の下流、600メートル先で
” 釜 無 川 ”
(  富 士 川  )
に流れ込む支流です。
因みに  東 京 湾 に注ぐ
同じく秩父連山の
” 甲 武 信 ヶ 岳 ”
の周辺の北斜面を諸水源とし
埼玉~東京へと流れる173Kmです。

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1.富士川水系の在来渓魚

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 南アルプスの北端
” 鋸 岳 ・ 横 岳 ・ 鳥帽子 ”
                                                    ( 2685m )      ( 2142m )    ( 2533m )
を諸水源に
” 長 野 ・ 山 梨 ”
両県を北流し
長野県富士見町落合
” 八 ヶ 岳 山 麓 ”
から流れ出す10数本の枝沢を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
甲州街道20号線に沿うように
流路を南東に変え
” 国 境 橋 ”
で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富 士 川 大 橋 ”
下流700mで
” 笛吹川 ”
と合流する間の
約64kmが
釜 無 川 ”
と呼称され
以降は ” 日 本 三 大 急 流 ” の一河川
( 熊本県 = 球磨川、山形県 = 最上川 )
” 富 士 川 ”
と名を変え64kmを経て
” 駿 河 湾 ”
に注ぎますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが
 ” 富  士  川
と名称されています。
元 来
富 士 川 水系の 在 来 渓 魚 ”
ア マ ゴ

ヤ マ ト イ ワ ナ
の自然棲息圏でありましたが
現在は
ヤ マ メ
及 び
” ニッコウイワナ
更 に
ア メ マ ス
の陸封型
  エ ゾ イ ワ ナ
も放流され残念ながら
ヤ マ ト イ ワ ナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。


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Ⅱ. 精 進 川

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奥秩父連山の主峰
” 金 峰 山 ”
( 2599m )
の南斜面を主水源とする
およそ6kmで
甲府市内
” 荒川林道 ” 御岳林道 ”
” 落 ち 合 う ”
スペース地点の南側の崖
真下を流れる
” 荒  川 ”
東へ300m上流で流れ入る支流です。
 
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1.経  路
 
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” 中 央 自 動 車 道 ”
下り線をご利用の場合は
① = 勝沼インターで降り
              入渓地を目指すコース
   ② = 甲府昭和インターより
              入渓地を目指すコース

②-1 = 昇仙峡を目指し7号線を通り
       荒川ダムへの112号線に抜け
         野猿谷林道ー>御岳林道コース

   ②-2 = 夫婦木神社近くで7号線に接する
      御岳林道の起点からのコース

がございますが
今回は
” 勝 沼 イ ン タ ー ”
で降り接続している下り
” 2 0 号 線 ”
に入り直ぐの
” 2 番 目 信 号 を 塩 山 方 面 ”
に右折し
” ク リ ス タ ル ラ イ ン ”
目指します。
 
勝沼ICより12分ほどで
38号線との ” T字交差点 ” を右折します。
 
勝沼ICから約15分で
中央線のガードを潜り
38号線を進み を目指します。
右側、50m先が
” 中 央 線 塩 山
 
38号線沿いに建つ
 林 寺 ”
正面門です。
1573年、53歳で亡くなった
” 信 玄 公 ”
はここに眠っており
武田家家臣の墓
約七十基も
信玄公をお慕いするごとく
墓所後陣に並んでいます。
 
勝沼ICより23分ほどで
140号線に出合い右折し
三 富 方 面 ”
に向かいます。
!!オッ、オートバイの右側には!!
 
廃屋の前で
140号線から入ってくる
交差点を睨んでいます。

勝沼ICから凡そ25分
140号線に入り3分程で
” 牧 丘 ト ン ネ ル ”
を潜り直ぐに左折し
乙 女 高 原 ・ 琴 川 ダ ム
方向に進み
” 乙 女 湖 ”
を目指します。
此処が山梨市・牧丘の
 ク リ ス タ ル ラ イ ン
の起点で
杣口林道ー>焼山林道ー>焼山峠ー>
荒川林道ー>乙女高原ー>御岳林道ー>
池の平林道ー>木賊峠ー>観音峠大野山林道ー>
本谷釜瀬林道ー>高須林道
を通り
市 清 里
が終点となる
全林道が舗装された
” 全 長 6 8 km ”
” 富 士 山 ・ 南 ア ル プ ス ・ 八 ヶ 岳 ”
を眺め、さらに
” 金 峰 山 ・ 瑞 牆 山 ”
秩父連山の
雄大な自然に囲まれた森林地帯に
四季折々の景色が楽しめる
 ド ラ イ ブ コ ー ス
が形成されております。
 
杣口林道の風景です。


” 乙 女 湖 ”
( 1464m )
” 2001年 ”
工事が始まり
2008年3月 ”
多目的ダムとして完成し
” 琴 川 ダ ム ”
と命名され
” 琴 川 ”
が堰き止められて
貯水された人造湖です。
 
左折し 焼山林道 ” に入り
” 御 岳 林 道 ”
を目指します。
直進は
” 川 上 牧 丘 林 道 ”
日本最高所の車道峠
” 大  弛  峠 ”
( おおだるみとうげ )
に行き着きます。
因みに
この林道
” 山 梨 県 ”
側は全面舗装されていますが
” 長 野 県 ”
は未舗装の激しい凸凹悪路で
現時点では
全面通行禁
になっております。
 
勝沼ICより1時間
クリスタルライン起点から30分
焼 山 峠 駐 車 場 ”
( 1530m )
写真左隅の上り坂が
山梨市側の ” 荒 川 林 道 ” の起点です。

荒川林道起点から5分程で
 ” 乙 女 高 原 ”
( 1700m )
右側は1951年3月に開設され
2000年3月に閉鎖された
山梨県営乙女高原スキー場跡 ”
左の建屋は併設された
” グリーンロッジ ”
で現在は5月~10月の期間
乙女高原グリーロッジキャンプ場
と衣替えし ” 山梨市牧丘町 ” が跡地を
管理運営しております。
 
” 乙女高原 ” から下る 荒川林道 ”
このゲートから
” 甲府市内 ”
になります。

荒川林道の様子です。

金峰山です。
 
焼山峠から25分、勝沼ICより85分
 御岳林道     荒川林道終点 ”
の出合いのスペースです。
周辺は山梨県民の
い こ い の
と名称されています。
左側奥の ” 御 岳 林 道 ” を進みます。
 
出合い地点の
スペース隅に掲げられている
案内図の後ろの崖真下に
” 荒 川 ” 
が流れており
東へ300m先の上流で
” 精 進 川 ”
が流れ入ります。

” 池の平林道 ”
と落ち合う1km間は
” 山桜並木通り ”
となっており
晩咲きの可憐で清楚な山の花に
車を止め見入ります。
モウ1週間、早ければ
満 開 の ト ン ネ ル
を潜り抜けられたことでしょう。



 
勝沼ICより、およそ90分
平坦な ” 御 岳 林 道 ” 脇の
” 入 渓 口 ”
の駐車スペースに到着です。
右際中央に
流れが僅かに見えます。
 
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2. 入  渓
 
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                                              釣 行 日 ・・・・・・・・5月14日
                                              入 渓 時 ・・・・・・・・10時10分
                                              標      高 ・・・・・・・・1250m
                                              天      気 ・・・・・・・・快 晴
                                              気      温 ・・・・・・・・22度
                                              水      温 ・・・・・・・・14度
                                              R  O   D ・・・・・・・・6.60 Foot  Power = Slow
                                              L  I  N E ・・・・・・・・ Phoenix Silk  3-Weight
                                              LEADER・・・・・・・・ Phoenix Silk Leader 150cm
                  TIPPET ・・・・・・ 9 X
 
10時10分
入渓直後の眺めです。
林道沿いに流れており
林道との高低差さも余り無いので
入渓口は多くあります。

巨石は無く大石程度で
淵は小さく浅く、瀬は30cmぐらい
川底は砂地で覆われ
傾斜の緩い
渡渉・遡行し易い渓流です
 
最初の堰堤です。
橋の手前、右岸側から
難なく林道に出られ
堰堤の直ぐ脇から容易に再入渓です。
 
再入渓直後の様子です。
 
12時25分、昼食です。
フランスパンとクリームチーズ
レトルト・パック製で
冷たいジャガイモのスープ
と書かれてますが
温めました。
パンはチョット焦がしてしまいました。
 
食後は、川の水を沸かし
リーフティーにクッキーです。

2番目の橋からが
 ” 池の平林道 ”
右端上に黄色く見えるのが
御岳林道上に架かる標識です。
 
” 池の平林道 ”” 御岳林道 ”
合流地点の様子です。
御岳林道はゲートが閉まり
車両通行止
更に、この先50mで精進川から
90度の角度で東に向かい
再び精進川に沿うことはありません。
 
この辺りから 俄 然 ” と渓観が変わり
飛び飛びのスラブ岩の上を
滑るように緩やかな流れが多く現れます。  

一枚岩の上を滑り落ち込みます。
 
13時50分、2番目堰堤
右岸側に踏み跡があります。
 
” 砂 ”” 土 ”” 枯葉 ”
の滑りやすい急斜面を
竹やぶの枝を掴んで登ります。
 
登り越えた堰堤上流側の様子
多くの堰堤が
完成直前までは
下流側と同じ位置で
流れていましたが
完成後には
小石と砂と土を塞き止め
そして
長い年月を掛けて積み重ね圧し
やがて
堰堤の高さと同じになり
土と砂と小石で固められた
平坦な流れを造りだしています。
 
14時10分
平坦な流れの先には
3番目堰堤です。
 
右岸側の踏み跡を登り終えると
幅40cm程 人ひとり が通れる
枯れ葉に覆われた登山路に連なります。
 
スラブ岩の上を流れ
更に木々の枝々が覆い被さり
” スポット ”
は少なく
” キャスト ”
も困難なので
暫くは 金 峰 山 ” への
登山路を歩みます。
 
途中、土砂崩れで登山路は寸断されますが
滑り易い土砂や枯れ枝に注意しながら
倒された木々を跨ぎ、潜り、進みます。
 
一枚岩の連続です。
” スポット ”
は見つかりません。

 
14時30分
4番目・2段の1番高い堰堤
左岸側の急斜面を越えます。

14時40分、5番目堰堤
同じく左岸側から進みます。
 
14時45分、6番目堰堤
左岸側から越えます。
 
14時50分
7番目堰堤
左岸側の急斜面を登ります。
2番目堰堤が出現したのが
13時50分。
1時間に6基の堰堤越え
平均、10分に1基です。
5番目から7番目までは5分ごとに
越えると直ぐ50~60m先に見えます。
堰堤を見るたびごとに
” 次 は 無 い ”
の強い信念を貫いての
堰堤越えの連続です。

15時05分、標高1480m
愛しき恋人との出会いです。
障害多き道のりを歩んで来ると
真に感慨深いものです。
 
見詰め合い(愛)です。
 
左岸側、主流脇の
緩い反転流での出会いです。
 
15時20分
スラブ岩の滑滝
遠目で乗り越えられそうもないので
気分が良い心境で出渓です。

登山路脇に咲いてた
ミツバツツジ
 
帰りは楽かと思い、登山路を探し
左岸際を出渓したところ
運よく見つかりましたが
渓より非常に高い所を通り
上り下りが多く
ヘツリ
木々の枝枝が覆い被さる路もあり
途中には数箇所
 
により寸断され
結局は渓流に下り戻されます。
勾配が緩い遡行し易い渓なので
”川通し”で下った方が
非常に安全で楽です。
急斜面に一部、開けた登山路
遥か下に渓流が見えます。
 
16時15分
出渓地点から55分
駐車場所に到着です。

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5時間10分の雑感

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遡行は、渡渉し易い
 スラブ
の多い渓です。
余りにも短い距離に堰堤が
多く出現する事には
大いなる 驚 き です。

                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・ 10時10分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・ 15時20分
                       R  I  S  E・・・・・・・・・・3 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 1 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 0 回
                      バ  ラ  シ・・・・・・・・・・ 1 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 1 匹    
                      LANDING-NET %・・・・・・33%

 
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帰路は 池の平林道 ” を通り
15分程の木賊峠に向かい
増 富 温 泉
を目指します。
 
” 池の平林道終点 ”

” 観音寺大野山林道 ”
接点、北杜市・須玉町の
” 木賊峠1700m ”
の駐車スペースです。
左へ進むと甲府市内の湯村温泉郷へ
右に向かい、およそ10分で
 
本谷釜瀬林道

観音寺大野山林道終点
が落ち合う 落 合 ” の駐車場です。
本谷釜瀬林道
を下り 増富温泉 ” へ向います。
 
池の平林道起点から凡そ30分
富町営 増富の湯 ” に到着です。
!!お疲れ様でした。!!
帰路は増富町が終点の38号線を走り
孫女橋を渡り
茅ヶ岳広域農道を通り
約30分ほどで ” 韮崎IC ” に着きます。


お役に立ちましたならば
是 非
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幸いです。
 
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Ⅲ.宿 泊・温 泉・レストラン
 
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1. 五  郎  舎
( ご ろ う や )
電  話・・・・ 0551-45-0319
 
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山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
 ” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
 ” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。
 
 
 
梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。
 
 
食堂は窓が大きく、明るく
遠くに 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。
 
重厚な木々が
贅沢に使われています。
 
在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。 
 
朝食です。
  
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2.  井  館
電話 = 0551-45-0455
 
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黒森の ” 釜 瀬 橋 ” から
約10分ほどの金山平で
” 民宿と手打ち蕎麦店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。
 
入り口にある で飼われている
 ” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
 ” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。
 
 
 
奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。

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3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
 
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帰り際には
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
 ラジウム含有量世界一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源泉温度25度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。
 
詳細は下記にアクセスください。

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4. 明 野 温 泉 太 陽 館
 
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” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
” 南アルプス・八ヶ岳・富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊設備を備えた町営
 ” 明野温泉 ・ 太陽館 ”
帰路には疲れた体を癒してはいかがですか。

詳細は下記にアクセスください。
http://www.panorama-resort.jp/page/taiyo.html
 
 
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5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー

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” 明野温泉・太陽館 ”
反対側車線
韮崎方面へ
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ワイナリー があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
ワインショップ館で

にお土産を買って
 ” 甲州牛専門店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html

ミサワ・ワイナリー入り口
この建物は
” レストラン彩 ”
現在は ” ランチのみ ” の営業です。
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
 
ア プ ロ ー チ
 
フ ロ ン ト
 
メ イ ン ル ー ム
 
サ ブ ル ー ム
 
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6. 甲 州 牛 ・ 和 こ う
 
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韮崎ICから右折後600m先に
構える甲州牛専門店です。
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


この冷奴は格別です。
薬味もタップリで
お豆腐の味が絶品です。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。


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Ⅳ.渓魚の種と自然分布圏

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1.ア マ ゴ

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学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

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2. ヤ マ メ

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学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。

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① 屋 久 島 ヤ マ メ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。

  
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3.イ ワ ナ

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① ヤ マ ト イ ワ ナ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

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② ニッコウイワナ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点を有し
命名は 大島 正満 理学博士です。

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③ ゴ  ギ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

========================================

④ キ リ ク チ

========================================

学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

===========================================

⑤ ア メ マ ス

===========================================

学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

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⑥ オショロコマ

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学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

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⑦ ミヤベイワナ

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学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。

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Ⅴ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説。

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2. 五  種  一  亜  種  説
=
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1961年
動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ ・ ミヤベイワナ ・ アメマス
ニッコウイワナ ・ ヤマトイワナ
の五種とし
”キ リ ク チ ”
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論
で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ  ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。

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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅲ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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