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2012年8月25日土曜日

*** 金 峰 山 川 西 股 沢 釣 行 記 ・夏季編 ***



目 次

 Ⅰ.千曲川
 Ⅱ.川上村
 Ⅲ.金峰山川西股沢
     1.経 路
     2、入 渓
 Ⅳ.渓魚の種と自然分布
     1.・アマゴ・ヤマメの自然分布圏
         ① アマゴ
         ② ヤマメ
     2 屋久島のヤマメ
     3、イワナの自然分布圏 
 Ⅴ.日本のイワナの分類
 Ⅵ.宿泊施設

  
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* * *Ⅰ.千  曲  川 * * *

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埼玉県秩父市・山梨県山梨市・長野県川上村
の三県境の奥秩父主脈の中央に位置する
標高2475mの甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
長野県側北斜面 南佐久郡川上村” を水源地とし
八ヶ岳・蓼科の諸河川の支流を集め
松本辺りで飛騨山脈を水源とする
北流してきた犀川(上高地・梓川)と合流した後
北東に流れ、新潟県に入り、信濃川と名前を変え
越後平野を潤し日本海に流れ込む
全長367kmの "日本最長" の河川であります。
因みに、信濃川と呼ばれている部分が153kmなのに対し
千曲川の方は214kmと長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川の本流を信濃川と規定しています
尚、河川法上における信濃川の渓魚の自然分布は
ヤマメ と ニッコウイワナ ですが
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ ”
が放流されているようです。


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* * * Ⅱ. 川 上 村 * * *

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長野県の最東南端に位置し
標高1185m ・ 最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
標高2475mの甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
川上村に属する
北側斜面2200メートルに
千曲川信濃川水源地標
が設置されている
人口約4500名の千曲川最上流の
秩父多摩甲斐国立公園の一角を占めている村です。
基幹産業は野菜産業(レタス)であり
7月下旬~11月初旬にかけて
豊潤な大地と豊かな水に育まれると共に
農家の方々の努力でレタスの生産高が
日本一のレタス王国であり
レタス農家約600軒
年平均収入は 2500にもなるそうです。
因みに、彼らを支えているのは
中国・フィリッピン・タイ
の各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
その人数は1000名余にも至るとのことです。
また、古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中に留めて
” ニホンオオカミ ”
と交配させたという
伝承がある 『 川上犬 』
長野県の天然記念物になっております


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* * * Ⅲ. 金 峰 山 川 西 股 沢 * * *

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千曲川左岸、梓川に次ぐ
上流から2番目の支流で
68号線の秋山地区から廻り目平の間
約6kmが 金峰山川 ” であり
廻り目平の駐車場辺りで二股に分かれ
東側が 西方面が 西
と呼称されております。
この分岐点から、およそ5kmの流路で
長野県川上村と山梨県甲府市との県境
奥秩父の主脈に位置する
標高2599mの ” 金 峰 山 ” が主水源です。
因みに、金峰山は
山梨県側では 『 き ん ぷ さ ん
長野県側では 『 きんぽうさん
と呼ばれており、山頂には
山岳信仰の 金桜神社 の本宮があり
古くから修験者の奉賽品など
金峰山信仰に関わる
考古遺物の採集が報告されてます。


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* * * 1. 経  路 * * *

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎ICで降り
川上村村営 ” 廻り目平駐車場を目指し
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方面に右折します。
因みに よりも 韮 崎 で降りた方が
距離・時間、共に少々勝って降ります。
右折して、直ぐ左側には
” 7-11”
 があり都合が良いかと思います。

 韮崎ICより
右折後、500m程の右側に
甲州牛専門店の こう がございます。
帰りには、是非、ご賞味ください。





韮崎ICより
2分ほどの三つ目の信号
宮久保の交差点を 須玉・明野” 方面に左折
茅ヶ岳広域農道を一直線に通過します。
韮崎ICより9分ほどの
茅ヶ岳広域農道 ”
沿いに、明野で唯一のワイナリー
ミサワワイナリー
が、右折した200メートル先にあります。

この建物は
レストラン彩
奥にはワインショップ館があります。


ミサワワイナリーの看板から500m進むと
日照時間日本一の明野町に
南アルプス・八ヶ岳・富士山
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営温泉があります。
敷地内には
”そば工房と明野薬膳料理店”
も擁しております。
明野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し レ ス ト ラ ン でお腹を満たし
ワインショップ館で にお土産を買って
帰宅なさっては如何でしょうか。
日照時間日本一の明野の
茅ヶ岳広域農道からは
北に八ヶ岳、西に南アルプス
東に茅ヶ岳、南に富士山が一望でき
夏の今は 向日葵畑 ” が満開で見ごろです。



韮崎ICより約15分で
”孫女橋”を渡り終えたところで
23号線に突き当たり、右折します。

韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの瑞牆湖で
Y ” 字交差路を
右に行くと増富温泉方面へ
左に進み 黒  を目指します。

韮崎インターから凡そ35分
山梨県側の信州峠の麓
T字交差路の周辺が
住人50余人・28世帯の黒森地区です。
百名山・瑞牆山(みずがきやま)2230m
の登山起点として知られ
周辺には、山荘・民宿・キャンプ場
が点在しております。
右側が本谷釜瀬林道
直進し、信州峠を越えます。

信州峠を越えた長野県側の麓
レタスの栽培・出荷の
最盛期を向かえています。

韮崎ICから約45分
信州峠を越え下った”T字路”を右折し
秩父方面に向かいます。

右折後、1分程に自家栽培蕎麦のそば粉で
お母さんが 割手打ちを提供している
川上村、唯一の食事処 です。
是非、ご試食ください。
木曜日が定休日です。


韮崎ICから50分程で
68号線に出会い、右折します。
右側角地は地元スーパー”ナナーズ”です。


秋山地区 ” 小坂橋 ” からの
” 千 曲 川 ” の光景です。

韮崎ICより約60分
標識に従い、前方の登り坂方面に右折し
廻り目平の駐車場を目指します。
間違いやすいので、気を付けましょう。
!! 手前の ” 下り坂 に侵入しないように !!

T 字交差路を右折します。

韮崎ICより ” 70分 ” 弱
廻り目平の駐車場に到着です。


右側が駐車場入り口
左側は日本最高所の車道峠
弛 峠 ”
への川上牧丘林道です。
直進し 金峰山荘” に向かいます。

金峰山荘・廻り目平キャンプ場
への入り口、ゲートです。

”金峰山荘”の宿泊棟です。

韮崎ICから70分余
” 金峰山荘 ” 正面玄関に到着です。
川上村村営のキャンプ場の管理棟
及び宿泊施設で
日本100名山 金 峰 山 への登山口
” ロック・クライミング、ボルダリング ”
メ ッ カ ” としても全国的に知られ
拠点として利用する方が多いようです。
特に、夏休みは、林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
此処で金峰山川・西股沢への 漁券 を購入します。
開設は4月下旬~11月末迄です。

駐車場所です。
長時間、木の下に止めておきますと
木の葉の液が落ち
車体が  ベ ト ベ ト  になります。
注意しましょう。


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* * * 2. 西  股 沢 入 渓 * * *

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                釣 行 日 ・・・・・・・・・8月22日午前8時56分
                天   気 ・・・・・・・・ 快 晴        
                気   温 ・・・・・・・・ 24度 水温=12度
                R O D ・・・・・・・・・・ 6.00 Foot Power = Slow
                L I N E ・・・・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
                L E A D E R ・・・・・ Phoenix Braided Silk Tappered 1.50m
                T I P P E T ・・・・・・ 8 X
                標 高 ・・・・・・・・・ 1550m


駐車場所から数分
トイレの前の道を右斜め方向に進みます。

駐車場所より、5分ほどで
床固に出合います。
左岸側から巨石を回り込みます。

8時56分、入渓直後の様子です。

入渓後、10分程で
手前と奥に低い床固に出合います。
いずれも左岸側から容易に越えられます。

2番目の床固の上です。
巨石のお出迎え
これから ミニ・ボルダリング” の始まりです。


9時58分
陽の射す、白い石の多い
渓に住んでいるせいか
色白の ニッコウイワナです。


落ち込みの中央の石に
膝を附いてのキャスティング。


緩やかな瀬の流れは
底石まで見えます。
” キ レ イ デ ス ”
中央からのお出ましです。

10時7分、12~3センチ。

右岸側の突き出た大石と
中央の沈み石の間の流れからのライズ。
前方には巨石が待ち構えています。

膝・肘を使って乗り越えていきます。

青い空、白い雲
光り、照り、輝き、揺れる緑葉
流れ落ちる白泡の帯
陽を吸い込み
派手やかなエメラルド・グリーン
右岸側に目を移すと
” 天と間と地のコントラスト ”

巨石と巨石の隙間を
縫うように流れ下ります。


川底は、白色系の大石・小石で固められています。
それ故に水は、大変キレイに目に入ります。
巨石を這いつくばって、登っていきます。



10時53分、15cm前後。

左岸側の石廻りから。

空が美しい!!!

お腹がすいたので昼食です。
11時44分。

巨石の間を落ち込み流れ出し
落ち込むの連続で
全貌が分かりにくいです。

大石の間から
いく筋もの流れ出し。

13時11分、標高1620m

右岸側の瀬脇からのライズです。

13時38分、標高1640m程
腹ビレ・尾びれ
が、だいぶ赤茶けてきています。

右岸側の大石周りからのライズです。

相変わらず、巨石帯です。

” エメラルド・グリーン ”
見とれてしまいました。



14時08分
9時08分に2基の低い床固から
3番目の床固の出合いです。
左岸側から速やかに越えられます。

14時14分、12cm前後です。
軽く フッキング したら飛んで来ました。

中央の二つの沈み石の間の上からです。
三基目の床固を越えてから
巨石が少なくなって来たようです。

15時08分、4基目の床固です。
左岸側から容易に越えられます。

木々の枝々が
川面に覆い被さるように
広げ開いておりますので
” False Cast ”
には、充分注意しましょう。

15時31分、標高1700m 

中央の右岸側の大石裏の
緩い瀬からです。

16時16分、5基目の床固です。
本日は、此処にて退渓です。
明日、此処から入渓します。

途中の林道の様子です。

16時42分、駐車場所に到着です。
林道を26分下り歩きました。


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***  7時間20分の雑感  ***

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一言で述べますと ” ゴーロの沢 ” です。
巨・大・中・小の石が複雑に組み入り
長~い坂に散乱してる状態で
その隙間を流れ下っています。
遡行は、体力しだいで
楽しくもなり、苦痛にもなる
渓かも知れません。


          入渓時刻・・・・・・・・・・・ 8時56分
          退渓時刻・・・・・・・・・・・16時16分
          R I S E ・・・・・・・・・・・・・9 回
          合せ切れ・・・・・・・・・・・ 0
          合せ仕損・・・・・・・・・・・ 0
          バ ラ シ・・・・・・・・・・・ 2 匹
          LANDING-NET ・・・・・ 7 匹    
          LANDING-NET % ・・・77%


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8月23日再入渓

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                                           釣 行 日 ・・・・・・・・8月23日午前8時56分
                天   気 ・・・・・・・・ 快 晴        
                気   温 ・・・・・・・・ 22度 水温=12度
                R O D ・・・・・・・・・・ 6.00 Foot Power = Slow
                L I N E ・・・・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
                L E A D E R ・・・・・ Phoenix Braided Silk Tappered 1.50m
                T I P P E T ・・・・・・ 8 X
                標   高 ・・・・・・・・・ 1700m




7時52分
昨日の退渓した床固に向かいます。

緩やかな歩き易い林道ですが
息が切れます。

8時30分、38分歩き
昨日、出渓した床固の上に到着です。
汗ビッショリ、浅瀬に座り
一休み、快感です。

床固からの上流の眺めです。

床固が前方に見えます。
佐川側から楽々と通過。

巨石は見当たりません。

2基目の低い床固が見えます。

9時37分、標高1720m


大石には時たま出会いますが
水量が少ないので
流れの中を進みます。


3基目の床固です。


床固から5分ほどで
分岐点に出合い迷います。
右手奥に登山者が見え
水量も多いので右に進みます。

10時44分、10cmほど

緩瀬の中央から
4基目の床固です。
左岸側の穴は、すでに塞がれ
右岸側の穴から流れ出ています。
水量がすくないので潜り抜けられそうですが
左岸側から越えました。

上流側からの眺めです。
数年後には、穴は埋め尽くされ
大小の石が積もり
床固の上から流れ落ちることでしょう。

11時50分、昼食です。
 
12時50分、標高1780m
昼食後、直ぐの一振り。

棚の上の中央からです。

13時26分
水温12度と低いせいか
アクリル面に幕が張ってしまいます。

左岸側の石と石の間からです。

時たま出現する大石。

勾配が低く、水量も少ないので
緩瀬が多く現れますので
アプローチに工夫が必要かと思います。

14時10分、標高1800m
10cm前後です。

左岸側、手前の石際からです。

14時45分、標高1800m
5基目の床固で、早めですが
退渓して 明野温泉” で疲れを癒し
甲州牛 和 こ う ” で体力の回復を計り
帰宅することにしました。
左岸側から難なく登れ、林道に出ます。

47年前の建築です。
号数の記載が無いのは
最初の床固なのでしょうか?

3分程で標識に出合い一安心です。
!!! 見 回 す と !!!

こんな所に!?!?


崩落で林道が ” ガ  レ 場 ” 化しています。

15時50分
1時間05分を要し、無事の帰還です。
お疲れ様でした。


=========================
  
* * * 6時間15分の雑感 * * *
  
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全流路に林道が、沿うように作られ
沢と林道との高低差も小さく
頻繁に林道も確認できますので
入・退渓は容易で随所にあり
不安はありません。

          入渓時刻・・・・・・・・・・・・8時30分 
          退渓時刻・・・・・・・・・・・14時45分
          R I S E ・・・・・・・・・・・・・6 回
          合せ切れ・・・・・・・・・・・ 0
          合せ仕損・・・・・・・・・・・ 0
          バ ラ シ・・・・・・・・・・・ 1 匹
          LANDING-NET ・・・・・ 5 匹    
          LANDING-NET % ・・・83%


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*** Ⅳ.渓魚の自然分布と種 ***

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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① ” ア マ ゴ ”
学  名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学  名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島と"アマゴ自然生息圏"を除く全域です。


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2. 屋久島の ” ヤマメ ” について

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屋久島の安房川・小杉谷に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年(昭和46年)
(理事長・木村英造・1994年2月解散
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
の会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が小杉谷集落
旧小杉小・中学校跡の校門の門柱前に
設置されております。


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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
学  名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主に中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及び滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
腹部に オレンジの斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。


② ” ニッコウイワナ ”
学  名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
ニッコウイワナアメマスの混棲境界線から
鳥取県までの間
及び滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
腹部に レモン の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。


③ ” ゴ  ギ ”
学  名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の虫喰い模様、鯖模様が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナに偏しています。
因みに、広島県の天然記念物に指定されております。


④ ” キ リ ク チ ”
学  名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川に生息していましたが
現在は奈良県・十津川最上流部の1支流1谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に オレンジ の斑点があります。
因みに、奈良県の天然記念物に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナの1亜種と捉えております。


⑤ ” ア メ マ ス ”
学  名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマスの混棲圏以北
及び北海道全域です。
形態的特徴は
体側に ” 白色斑点 ” があります。


⑥ ” オショロコマ ”
学  名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内に限られており
東部・知床半島、標津地方、中央部・石狩、日高山渓
西部・支笏、定山渓地方及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。


⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者 大島 正満 博士
然別湖のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者はオショロコマの亜種と捉えています。
命名は1938年新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し、贈呈した由来があります。
又、北海道の天然記念物に指定されております。

以上が、動物学者 ” 大島 正満 博士 ” の学説であります。
尚、九州には ” イワナ ” の自然分布圏は存在しません。


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Ⅴ.日本のイワナの分類

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1.” 一 種 説 ”

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1951年、魚類分類学の創始者
田中 茂穂 理学博士は
日本のイワナオショロコマ一種とする説。


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2. ” 五 種 一 亜 種 説 ”

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1961年、動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ の亜種と唱える。 
ゴ ギ は種と認めず ニッコウイワナ に偏しました。


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3.” 二 種 一 亜 種 説 ”

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1967年、霊長類学の創始者及び棲み分け理論で
世界的に高名な
文化勲章受章者 今西 錦司 理学博士は
日本のイワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ ギ
を一亜種とし、 他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ

アメマスノ
の地理的に連続的に変化する
” クライン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。


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* * * Ⅵ. 宿 泊 施 設 * * *
  
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* * * 1.金 峰 山 荘 * * *

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川上村村営のキャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山口
ロック・クライミング、ボルダリング
のメッカとして全国的に知られ
拠点として、利用する方が多いようです。
特に夏休みは、林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
千曲川水系の入漁圏が販売されております。

開設は4月下旬からです。
詳細は下記に

正面玄関です。
西股沢への入漁券をお買い求めくださ。

宿 泊 棟



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* * * 2.町 田 市 自 然 休 暇 村 * *

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宿泊客が少ないと、素泊まりになります。
夕食・朝食は
地元スーパー ナナーズ で調達を。

詳細は下記に


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* * * 3.蕎 麦 処 ・ 善 慶 庵 * * *

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地元スーパー・ナナーズの手前
2分程の所で、自家栽培のそば粉で
”十割手打ち蕎麦”
を提供しています。
是非、お試しください。
木曜日が定休日になっております。



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