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2014年8月10日日曜日

*** Aug-2014 ; 塩川本流 = 釜瀬川源流域 釣行記 ***

  
 目 次
   Ⅰ.釜瀬川
                     1.在 来 渓 魚
                     2.黒 森 地 区
                     3.経  路
                     4.入  渓
                            ① そ の ー 1
                            ② そ の ー 2
  Ⅱ.クリスタルライン
  Ⅲ.宿泊・温泉・レストラン
                     1.宿五郎舎
                     2.手打ち蕎麦・有井館
                     3.増富ラジュウム温泉
                     4.明野温泉・太陽館
                     5.ミサワワイナリー
                     6.甲州牛・和こう 
  Ⅳ.渓魚の種と自然分布
                     1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                            ① アマゴ
                            ② ヤマメ 
                     2.屋久島のヤマメ
                     3.イワナの種と自然分布圏
  Ⅴ.日本のイワナの分類
                     1. 一  種  説
                     2. 五 種 一 亜 種 説
                     3. 二 種 一 亜 種 説

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Ⅰ.釜  瀬   川
 
======================================
 
山梨県北杜市黒森地区
” 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
北斜面を主水源とし
西に流れ
塩川ダムの建設で造られた
 人 造 湖 ・ 瑞 牆 湖 ”
までのおよそ12kmで
” 塩 川 ” ” 本 流 ”
になります。
過っては ダ ム ” 辺りで
東方、増富温泉方面から流れ来る
  本 谷 釜 瀬 川 ”
の合流地点以降が

塩 川 ”
と称されてましたが
現在は 塩 川 ダ ム ” より流れ出
須玉町を南流し
韮崎市内に入ると南東方向に流れ
国道20号線
双葉バイパスに架かる
塩川大橋付近で


に流入する約23kmが
” 塩 川 ”
と名称されております。

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1.富士川水系の在来渓魚

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 南アルプスの北端
” 鋸 岳 ・ 横 岳 ・ 鳥帽子 ”
                                                    ( 2685m )      ( 2142m )    ( 2533m )
を諸水源に
” 長 野 ・ 山 梨 ”
両県を北流し
長野県富士見町落合
” 八 ヶ 岳 山 麓 ”
から流れ出す10数本の枝沢を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
甲州街道20号線に沿うように
流路を南東に変え
” 国 境 橋 ”
で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富 士 川 大 橋 ”
下流700mで
” 笛 吹 川 ”
と合流する間の
約64kmが
釜 無 川 ”
と呼称され
以降は ” 日 本 三 大 急 流 ” の一河川
( 熊本県 = 球磨川、山形県 = 最上川 )
” 富 士 川 ”
と名を変え64kmを経て
” 駿 河 湾 ”
に注ぎますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが
 ” 富  士  川
と名称されています。
元 来
富 士 川 水 系 の 在 来 渓 魚 ”
ア マ ゴ

ヤ マ ト イ ワ ナ
の自然棲息圏でありましたが
現在は
ヤ マ メ
及 び
” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ
更 に
ア メ マ ス
の陸封型
  エ ゾ イ ワ ナ
も放流され残念ながら
ヤ マ ト イ ワ ナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。

 
=======================================

2.黒   森  地   区

=======================================

山梨県・北杜市北部

長野県・川上村
との県境
信 州 峠 ・ 瑞 牆 山 ・ 金 峰 山
の南麓に位置する
” 標高1120m ”
28世帯50余人が生活しております。
特 産 品 は
” 花 豆 ・ マ ツ タ ケ ”
花 豆 ”
標高度の高い南斜面で日当たりが良く
水はけに優れ
昼夜の温度差が大きい
立地条件に恵まれ
” 大粒 ・ 薄皮 ”
の高質品を生産していますが
作付け面積は狭小で
収穫量も少ないため
市場に出回ることは稀なようです。
また ” マツタケ ”
採取量が極少で
” 幻 の 増 富 ブ ラ ン ド ”
と言われ、採取者との直接取引が
確立されておるようで
新規購入は困難とのことです。
 
最上部に位置する
” 民 宿 五 郎 舎 ”
からの黒森地区集落の眺めです。
晴れた日には山間の前方に
 ア ル プ ス
が鮮やかに見えます。
 
=============================
 
3.   経   路   

================================
 
” 中 央 道 下 り 線 ”
ご利用の場合は
 韮 崎 イ ン タ ー ”
で降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
 ” 黒 森
を目指します。
因みに
” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
” 須 玉 ” までの ” 中 央 道 ”
の走行を考慮しますと
” 時 間 ・ 費 用 ”
共に勝っております。
 
韮崎ICから600m
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/

この冷奴は格別です。
味もタップリで
大豆の味がしっかりした
絶品のお豆腐です。

メニューは
ス テ ー キ ・ 焼 肉
す き 焼 き ・ し ゃ ぶ し ゃ ぶ
の4種で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。
 
三つ目の信号
” 宮 久 保 交 差 点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。

韮崎ICより10分
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
在来種 ” 甲 州 葡 萄 ” を育て
” グレースワイン ”
” ブ ラ ン ド 名 ”
販売し注目を浴びている
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した300メートル先にあります。
アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_vinyard/misawa/index.html

この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現 在
” 閉 店 中 ”
左手奥には
” ワ イ ン シ ョ ッ プ 館 ”
があります。
 
” ワインショップ館 ” 
 
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー  ”
立看板から500m進むと
” 日 照 時 間 日 本 一 ”
を誇る明野町に
” 富 士 山 ・ 南 ア ル プ ス ・ 八 ヶ 岳 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度
” ナ ト リ ウ ム 含 有 温 泉 ”
と宿泊設備を有した
” 明 野 町 営 ”
” 明 野 ふ る さ と 太 陽 館 ”
があります。
帰路には

” 明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
OR
” 増 富 ラ ジ  ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”


にお土産を買い

” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

詳細は下記にアクセスください。

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
 毎 年
” 7月27日~8月25日 ”
の期間 太 陽 館 ” を中心
に開催され
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
お気にお留めください。


韮崎ICより約20分
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし)
を渡り終えた所で右折します。
 

韮崎ICより30分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前
 ” Y 字 交 差 路 ”
右に5分ほど進みますと
増富村営 増 富 の 湯 日帰りの
含有量
” 含有量世界一のラジウム温泉
に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に曲り 黒  に向います

北側からの 瑞 牆 湖 ” の眺めです。

韮崎インターから凡そ40分
山梨県側の信州峠の麓
” T 字 交 差 路 ”
周辺が

” 住 人 5 0 余 人 ・ 2 8 世 帯 ”
の黒森地区です。
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山拠点として
近辺には
” 山 荘 ・ キ ャ ン プ 場 ・ 民 宿 ”
が点在しております。

このT字路が
” 信 州 峠 ”
の入口で直進しますと
” 川 上 村 ・ 千 曲 川 ”
に到達します。
右に曲り
” 本 谷 釜 瀬 林 道 ”
に終点口から入ります。
因みに起点は
 増 富 温 泉 ”
側になります。
右折し500m先の
 ” 釜 瀬 橋 ”
周辺の駐車場所に向います。
 
山岳ドライブコース
” クリスタルライン ”
の一部
本谷釜瀬林道 ”
終点30m先沿いに
” 民 宿 五 郎 舎 ”
(  ご ろ う や )
への入口通路があり
此処で
” 日釣り券 ”
を購入します。

 ” T字路交差路 ”
より500mほど
釜瀬川 ” に掛かる ” 釜瀬橋 ”
  
” 釜 瀬 橋 ”
を渡り、坂を登り終えた直後の
無人家屋前に設置されている
” コカコーラ自販機 ”
向い左右の空き地が駐車場所で
左手は野原
右手はアスファルトの工場跡地です。
 
 ” 韮崎インターチェンジ ”
より41分ほど
工場跡地の駐車場所に到着
お疲れ様でした。
  
=====================================================

4. 入  渓
 
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①  そ の ー 1
 
==============================================
   
     釣 行 日・・・・・・ 8月06日
     入 渓 時・・・・・・ 午前8時50分
     天      気・・・・・・ 快  晴
     気      温・・・・・・ 28度 水温=16度
     R  O   D・・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
     L  I  N E ・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
     LEADER ・・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
          TIPPET・・・・・・・9 X ・ 120cm
     標      高・・・・・・1100m    
   
自販機側の未舗装砂利道を
50mほど下り
” 釜 瀬 橋 ”
真下近くの
 ” 入 渓 口 ”
に向います。
 
無人家屋の奥右横から入渓です。
 
 入渓直後の様子です。
水量は少なく、流れは緩やかで
” ナイス・スポット ” 
がこの先、多くありそうな予感です。
 
早々に小さな恋人
” ニッコウ ・ イワナ ”
のお出迎えです。
 
右岸側、岩沿いからのライズです。
 
!!! こんな所に廃車 !!!
困ったものです。
何時、撤去されるのでしょうか? 
 
浮石・沈み石 
格好の ” ナイス・スポット ですが・・・

 入渓後、45分
最初の高さ20mほどの大堰堤
右岸側急斜面を登り越えます。
 
踏み跡を辿ると林道に出
なだらかな斜面から
再入渓します。
 
” 石化け ・ ストーキング ”
に都合よく、大石が散在し
” ス ポ ッ ト ”
を見極めながら遡上します。
 
驚きの ヤ マ メ ” です。
”  釜 瀬 橋 ”
 より上流では
初めての出会いです。 
 
 右岸側
大石周りからのお出ましです。
 
入渓後、1時間25分ほどで
左岸側に ” 本谷釜瀬1号橋 ” を潜り
” 支流 ・ 天鳥川 ”
が流れ落ち込みます。
 
 
” ニッコウイワナ ”
 
左岸側、石と石の間
  滑落ちからのライズです。
 
相変わらず小さな
 ” ニッコウイワナ ” 
 
左岸側、大石周り
落ち込みからの緩い流れ出しで
ポチャとライズ。
 
 入渓後、約2時間15
大堰堤から1時間30分
2番目の石積み堰堤
左岸側
堰堤間際の大石に乗り
直越えです。
 
2番目堰堤真上から前方を見ると
” 3 番 目 堰 堤 ”
が見えます。
 
 
3番目堰堤前の右岸側
岩陰からの飛び出しです。
 
3番目堰堤真上からの眺めです。 
 
10mほど進むと
” 4 番 目 堰 堤 ”
 
4番目堰堤真上からの様子
既に前方に
” 5 番 目 堰 堤 ”
が見えます。
 
5番目堰堤 
 
5番目堰堤真上からの光景
” 6 番 目堰 堤 ”
が見えます。
 
6番目堰堤
左岸側から越えます。
 
6番目堰堤上からの眺め
” 7 番 目 堰 堤 ”
が見えます。
 
7番目堰堤
 
7番目堰堤真上からの様子
 
左岸側の
林道支線の終点に
” 捕 獲 籠 ”
( 写真右上かど )
が設置されています。
  
3番目堰堤から7番目堰堤
までは3~40m間隔で
堰堤が出現し
” ス ポ ッ ト ”
が少ないのでこの間は
左岸側沿いに雑木林の中を
歩き通り過ごした方がよさそうです。
 
左岸際の林を通り過ごすと
” 林 道 支 線 ”
に出合い左方向に進みます。
 
左岸側間際に設置されている
? 猪 or 熊 or 鹿 の 捕 獲 籠 ?
から再入渓することが出来ます。
 
再入渓個所の光景
    
入渓後3時間
8番目堰堤
右岸側が崩壊してますので
難なく乗り越えられます。
 
乗り越えた先には適度な多くの
” 浮石 ・ 沈み石 ”
キャスト意欲が増します。
 
” ニッコウイワナ
 
左岸際の緩瀬からパチャと。
 
!!! ナイス・スポット !!!
思惑が外れました。
 
  ニッコウイワナ   
 
 中央、沈み石裏の緩瀬からライズです。
 
” ニッコウイワナ ”
 
左岸側、 落ち込みからの流れ出し
緩瀬でのライズです。 
 
12時35分、昼食です。
チャパタ・サラダ菜・コッパ・パンプキンスープ
 
 
 
食後のダージリンティーと洋菓子
 
” ニッコウイワナ ” 

 中央の苔附き沈み石裏側より
活き良い良くのライズです。
 
9番目堰堤
右岸側急斜面の踏み跡を辿ります。
 
 
 左岸側、主流脇からのお出ましです。
 

 左岸側、大石周り際の
瀬からのライズです。
 
 
右岸側、落ち込みからの流れ出し
瀬頭でピチャと弱々しく。
 
入渓後5時間50分
” 10番目堰堤 ”
右岸側
急斜面の踏み跡を進みます
 
” ニッコウイワナ ”
 
左岸側
小さな沈み石と大きな浮石の間から
 
  
15時45分、標高1240m 
” 11番目鉄柵製堰堤 ”
区切りが良いので此処で出渓です。
明日、この先を紹介いたします。
左岸側の踏み跡を辿り
笹薮の中を進みます。
  
明るい平坦な林の中を
” 木に標された赤ペンキ ”
に誘導され
渓流に沿うように通っている林道に
左斜め方行で進みます。
 
出渓後、5分強
斜面際の ” 大 木 ” の根元に
” 赤 帯 線 ”
階段状の急斜面を登ります。
 
開けた明るい ” 小 川 山 林 道 ” 周辺は畑です。
木に標された
” 赤い矢印 ”
釣り人のためのようです。
ありがとうございます。
  
” 小川山林道 ”
 
 ” 小川山林道 ”
の起点に17分程で下り歩き着くと
” 本谷釜瀬林道 ”
に出合い
左方向は ” 金山平 ” 右に下り ” 黒森 ”
に向います。
 
本谷釜瀬林道
 
” 小川山林道起点 ”
から約13分
退渓堰堤からおよそ40分弱
 駐車場所に到着です。 
 
 =========================================

6時間55分の雑感

=========================================

傾斜度が低く
遡行し易く
多くの方に楽しめる
 ” 源流域の渓 ”
かと思います。
ま た
林道が沿うように通ってるので
安心感があります。
渓観を愛しみ、無理をせず
安全な釣行を
お楽しみください。
 
       入渓時刻・・・・・・・・ 08時50分
       退渓時刻・・・・・・・・ 15時45分
       R  I  S  E ・・・・・・・・ 16 回
       合せ切れ ・・・・・・・・ 0    
       合せ仕損 ・・・・・・・・ 1         
       バ  ラ   シ・・・・・・・・ 2       
       LANDING-NET ・・・・・ 13 匹    
       LANDING-NET %・・・・ 81%
  
今宵の 五 郎 舎 ” の夕飯
こ れ に
” 手打ちざる蕎麦 + ご飯 ”
食べ切れまセ~ン
蕎麦半分、ご飯お断りで~す。
 
  =========================================
 
①  そ の ー 2
 
==================================
   
     釣 行 日・・・・・・ 8月07日
     入 渓 時・・・・・・ 午前8時45分
     天      気・・・・・・ 快  晴
     気      温・・・・・・ 24度 水温=16度
     R  O   D・・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
     L  I  N E ・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
     LEADER ・・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
     TIPPET・・・・・・ 9 X ・ 120cm
     標      高・・・・・・1250m    
  
昨日の ” 小川山林道 ” への出口
 のスペースに駐車です。
 
鉄柵製の堰堤から入渓
右岸側の斜面を登り越えます。 
 
 堰堤上の様子。
 
ゴーロ沢 ” なので スポット ”
が沢山あります。 
 
入渓後1時間、12番目堰堤
右岸側から通り越します。
 
 堰堤上の平坦な林の中を通り過ぎて行きます。
 
” 崩 壊 個 所 ”
は素早く通り過ぎましょう。
 
相変わらず
チビ ” 日光岩魚 ” です。

 右岸側、落ち込みからの
流れ出し付近。
 
 
 
左岸側、滑落ち込みの
大石周り派手なライズ。 
 
このあと、同型を3匹フッキング。
デジカメの電池が少量なので省略です。
 
 左岸側、主流脇からのお出ましです。
 
” ランディングネット ”
が楽しめるサイズです。
 
右岸側、大小の沈み石の間から
勢い良くのライズです。
 
入渓後3時間25分
13番目の
沈下橋 ”” 堰 堤 ”
右に進むと
” 小川山林道 ”
左に向うと山梨県側
” 信 州 峠 ”
とを結ぶ ” 松平林道 ” が通ります。
水量が増し捌け口で収まらなくなると
路面を越えて流れます。
 
 橋の上から見える
” 14番目堰堤 ”
右岸側の
 事用通路跡 ”
を通り過ごします。
 
通り過ごすと直ぐに見える
” 15番目堰堤 ”
12時20分、此処で昼食です。
 
” 16番目堰堤 ”
 
4分後
” 17番目堰堤 ”
 
” 工 事 用 通 路 跡 ”
は、まだまだ続くのでしょうか?
 
3~4分後
” 18番目堰堤 ”
 
4分後
” 19番目堰堤 ”
 
堰堤を通り過ごす毎に
直ぐに大きな水音が聞こえ
木々の間から ” 白く光り輝く帯 ” が垣間見えます。
堰堤下の
” キャスティング ”
は好みで無いので
次は、次こそは、と此処まで来たが
釣意を失い
” 13時41分 ・20番目堰堤 ” 
で撤退です。
 
” 工 事 用 通 路 跡  ”
は何処まで続いているのでしょうか?
近々に紹介したいと思います。
 
14時07分 ” 松 平 林 道 ” に到着です。
下る事26分
その間に7基の堰堤
!!! 4分に1基の出現 !!!
 
5分ほどで ” 小川山林道 ” に出合います。
 
10分ほど下り ” 14時22分 ” 無事到着です。
お疲れ様でした。
 
 ============================================

3時間20分の雑感

============================================
 
      入渓時刻・・・・・・・・ 08時50分
      退渓時刻・・・・・・・・ 12時10分
       R  I  S  E ・・・・・・・・ 7 回
      合せ切れ ・・・・・・・・ 0    
      合せ仕損 ・・・・・・・・ 0         
      バ  ラ  シ ・・・・・・・・ 1       
      LANDING-NET ・・・・・ 6 匹    
      LANDING-NET %・・・・ 85%
 
 ===================================================
 
お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
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” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。
 
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Ⅲ.宿 泊・温 泉・レストラン
 
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1. 五  郎  舎
( ご ろ う や )
電  話・・・・ 0551-45-0319
 
=================================================
 
山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
 ” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
 ” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。
 
 
 
梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。
 
 
食堂は窓が大きく、明るく
遠くに 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。
 
重厚な木々が
贅沢に使われています。
 
在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。 
 
朝食です。
  
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2.  井  館
電話 = 0551-45-0455
 
==================================================
 
黒森の ” 釜 瀬 橋 ” から
約10分ほどの金山平で
” 民宿と手打ち蕎麦店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。
 
入り口にある で飼われている
 ” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
 ” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。
 
 
 
奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。

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3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
 
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帰り際には
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
 ラジウム含有量世界一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源泉温度25度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。
 
詳細は下記にアクセスください。

====================================================
 
4. 明 野 温 泉 太 陽 館
 
=====================================================
 
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
” 南アルプス・八ヶ岳・富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊設備を備えた町営
 ” 明野温泉 ・ 太陽館 ”
帰路には疲れた体を癒してはいかがですか。

詳細は下記にアクセスください。
 
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5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー

====================================================

” 明野温泉・太陽館 ”
反対側車線
韮崎方面へ
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ワイナリー があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
ワインショップ館で

にお土産を買って
 ” 甲州牛専門店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html

ミサワ・ワイナリー入り口
この建物は
” レストラン彩 ”
現在は ” ランチのみ ” の営業です。
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
 
ア プ ロ ー チ
 
フ ロ ン ト
 
メ イ ン ル ー ム
 
サ ブ ル ー ム
 
=====================================================
 
6. 甲 州 牛 ・ 和 こ う
 
=====================================================
 
韮崎ICから右折後600m先に
構える甲州牛専門店です。
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


この冷奴は格別です。
薬味もタップリで
お豆腐の味が絶品です。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。


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Ⅳ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
 
③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
 
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
 
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Ⅴ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説
 
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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
 
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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
 
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