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2014年10月2日木曜日

*** Sep-2014 ; 本 谷 川 & 支 流 木 賊 沢 釣 行 記 ***

   
 目 次
   Ⅰ.本谷川
                  1.在 来 渓 魚
                  2.増 富 地 区
                  3.経  路
                  4.入  渓
   Ⅱ.クリスタルライン
  Ⅲ.宿泊・温泉・レストラン 
       1.宿五郎舎
       2.手打ち蕎麦・有井館
       3.増富ラジュウム温泉
       4.明野温泉・太陽館
       5.ミサワワイナリー
       6.甲州牛・和こう 
  Ⅳ.渓魚の種と自然分布
       1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
                        ① アマゴ
                        ② ヤマメ 
       2.屋久島のヤマメ
       3.イワナの種と自然分布圏
  Ⅴ.日本のイワナの分類
       1. 一  種  説
       2. 五 種 一 亜 種 説
       3. 二 種 一 亜 種 説

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Ⅰ.本 谷  川

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山梨県牧丘町と長野県川上村
に跨る 奥秩父山塊主峰 ” の一山
” 金 峰 山 ”
 ( 2599m )
東斜面を主水源とし
” 八幡平 ・ 八幡山 ”
 ( 2333m )      (2088m )
等々諸山の沢水を集め南流し
” 観音峠大野山林道 ”
が渡る ” 枇 杷 窪 沢 ” に架かる
” 木 賊 橋 ”
( と く さ は し ) 
の下流400mほどで
” 木 賊 峠 東 方 面 ”
(1669m)
から流れ来る ” 名の知れぬ ” 2km程の支流と
合流する地点までの
凡そ3.8kmが
” 枇 杷 窪 沢 ”
( びわくぼさわ )
と呼称されており
以降、流路を西に変え
” 増富温泉街 ”
を抜け通り、塩川ダム建設で貯水された
瑞牆湖に流れ入る迄の
約7kmが 本谷川 ” と名称され
” 塩 川 ”
の支流になります。
過っては ダ ム ” 辺りで
北方向、黒森方面から流れ来る
  釜 瀬 川 ”
との合流地点以降が
塩 川 ”
と称されてましたが
現在は 塩川ダム ” より流れ出
須玉町を南流し
韮崎市内に入ると南東方向に流れ
国道20号線双葉バイパスに架かる
” 塩川大橋 ”
の下流700m付近で


に流入する約23kmが
 塩  川 ”
と名称されております。

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1.富士川水系の在来渓魚

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 南アルプスの北端
鋸 岳 ・ 横 岳 ・ 鳥 帽 子
( 2685m )    ( 2142m )     ( 2533m )
を諸水源に
” 長野 ・ 山梨県境 ”
を北流し
長野県富士見町落合で
” 八ヶ岳山麓 ”
から流れ来る10数本の支流を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
甲州街道20号線に沿うように
流路を南東に変え
 ” 国 境 橋 ”
で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富士川大橋 ”
下流600mで ” 笛吹川 ” と合流する間の
約64kmが 釜 無 川 と呼称され
以降は日本三大急流の一河川
( 熊本県 = 球磨川、山形県 = 最上川 )
” 富 士 川 ”
と名を変え
64kmを経て ” 駿河湾 ” に注ぎますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが
 ” 富  士  川
と名称されています。
元来 富 士 川 水系の 在 来 渓 魚 ”
アマゴ ヤマトイワナ
の自然棲息圏でありましたが
現在は ヤマメ 及び ” ニッコウイワナ
アメマス の陸封型 エゾイワナ
も放流され、残念ながら
ヤマトイワナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。
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2.増 富 地 区

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標高1060m、住民540余人
本谷川中流域に
” ラジュウム含有率世界一 ”
を誇る源泉を有し
旅館8軒
村営日帰り温泉も在り
四方を低山に囲まれた
寂れた湯治場として脈々と永らえて来た
山間集落であります。

特 産 品 は
” 花 豆 ・ マ ツ タ ケ ”
花 豆 ”
標高度の高い南斜面で日当たりが良く
水はけに優れ
昼夜の温度差が大きい
立地条件に恵まれ
他では見られない
” 大 粒 ・ 薄 皮 ”

の高質品を生産しておりますが
作付け面積は狭小で
収穫量が少ないため
市場に出回ることは稀なようです。
” マ ツ タ ケ ”
採取量が極少で
” 幻 の 増 富 ブ ラ ン ド ”
と言われ、採取者との直接取引が
確立されておるようで
新規購入は困難とのことです。
ま た
” 本 谷 川 ”
が温泉峡を抜け下り
” 瑞 牆 湖 ”
( みずがきこ )
に流れ入る間の
” 市道増富若神子線 ”
を沿うように流れる区間は
” 通 仙 峡 ”
と呼ばれ ” 紅葉スポット ” で名高く
” 山梨の森林100選 ”
に指定され
例 年
” 10月中旬~11月下旬 ”
の紅葉シーズンに限り
通年、自動車・歩行が通行止めの
市道増富若神子線
が歩行者に限り一部通行可能となり
大変賑わうそうです。
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3.   経   路   

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し ” 増 富 温 泉を目指します。
因みに ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ” で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。

 右折し600mほど右側に
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。

韮崎ICから約2分
三つ目の信号
” 宮 久 保 交 差 点 ”
須玉 ・ 明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。

韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。

右手2階建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現在は ” ランチ ” のみ営業
奥には ” ワインショップ館 ” があります。

” ミサワワイナリー ”
の看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
” 南アルプス ・ 八ヶ岳 ・ 富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊施設を備えた町営
” 明野ふるさと太陽館 ”
があります。
” 明野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で にお土産を買い
 ” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
 毎 年
” 7月27日~8月25日 ”
の期間 太 陽 館 ” を中心
に開催され
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
お気にお留めください。

韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし )
を渡り終えた所で右折します。

韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖 ・ 瑞牆湖前の
” Y 字交差路 ”
右に進み 増 富 を目指します。

増富温泉街を通り抜け
” 落合駐車場 ”
に向います。

韮崎ICより40分弱
観音峠大野山林道 ”
本 谷 釜 瀬 林 道 ”
落ち合う地点間際にある
” 落 合 駐 車 場 ”
に到着です。
お疲れ様でした。
尚、両林道は
” クリスタルライン ”
の一部になっております。

  山岳ドライブコース
” クリスタルライン ”
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4. 入  渓

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                     釣 行 日・・・・・・・9月30日
                     入 渓 時・・・・・・・午前8時50分
                     天      気・・・・・・・快  晴
                     気      温・・・・・・・18度 水温=12度
                     R   O   D・・・・・・ 6.00 Foot  Power = Slow
                     L I N E・・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
                     LEADER ・・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
                     TIPPET・・・・・・・9 X ・ 120cm
                     標      高・・・・・・・1220m    
    
駐車場真下で
” 本谷川右岸側 ” 
に南流してきた
 ” 金 山 沢 ”
が西に向きを変え流れ込みます。

 入渓直後の様子です。
水量は少なく、流れは緩やかで
” ナイス ・ スポット ” 
がこの先、多くありそうな予感です。

” 巨石 ・ 大倒木 ・ 小石 ”
が右岸側流路を塞ぎ
左岸側に追いやり
 崖下の隘路を激しく流れ
侵食崩壊させつつあります。

穏やかな平瀬、適度な大きさの
” 浮石 ・ 沈み石 ” 
” ストーキング ・ 石化け ”
は容易です。

遡行は、し易く
木々の間から射す光に
気も明るく、清々しさが増します。

 右岸側を侵食し、倒れた大木は真新しく
落ち込みを創り
川床を抉り崩壊を進め
如何なる流路の変化を生じさせるのか

標高1250m、入渓後1時間10分
姿は見えぬが引きは強い
” T I P P E T =  9 X ” 
” ス リ リ ン グ ” 
 
  大棚状態の並瀬
右岸側、沈み大石周りから
派手な ” バシャ ・ ライズ です。

 木々の葉は心なしか緑を失せつつ
一つ二つと舞います。
春には老木にも
” 若 芽 ”
わが身・心にも・・・そうありたい。

岸際の斜めに伸びて川面を覆う若木は
足元を掬われそして自らの重みに耐えかねて
悲しいかな
いずれ清流に晒されることであろう

所々には ” 巨 大 石 ” が現れ
一段と渓観を引き締めています。

標高1260m、30分後 
” キ リ リ ”
孤高の姿と2度目の出会いです。

左岸側、滑落ち込み
からの
” 主流脇  ・  沈み大石 ”
伝いでの活き良い良くのライズです。

中央の大石転げそう~ 

標高1260m、20分後
 出会いの間隔が短くなってきた。

 滑落ち込みの主流
そして
” 沈み大石 ”” 沈み中石 ”
の細い滑落ちに
” キャスティング ”
を移すと
” 分をワキマエタ ”
謙虚な小さな恋人のお出ましです。

 入渓後、2時間10分
土管との出合い
この上は登山路だったのですが
跡形もありません。

標高1280m、20分後
4度目の出会いです。

左岸側、滑落ち込みからの
沈み大石に向う反転流からです。

! 無残なる大木

倒木とゴーロ滝

! ユラリ・ユラリ・大魚が  
” アプローチ ”
しようと動いたら消えた。

ゴーロの
落ち込み流れ出し落ち込み
の連続帯

崖上の大木は根元をさらけ出しています。

入渓後、2時間50分、標高1290m
左岸側に ” 木賊峠 ” 東方から
” 名の知れぬ ”
細流が流れ落ち込みます。

名の知れぬ小沢に進みます。

この時期
” 砂利・浅瀬・緩流 ”
?? 集まる ?? 

川床は砂利で浅瀬、両岸は緩い瀬
” 婚姻の場 ”
には良さそうだが。

進入後10分、標高1300m
デートの相手には小さすぎ10cm

左岸側、大石周りの平瀬
二度・三度と飛びつく。


川幅は1mにも満ちません。

木の葉と両岸の水際の苔が
漣に映え
神秘的な色を醸し出しています。

標高1320m、30分後の2度目の出合い。

踝辺りの背びれが出そうな
浅い緩い主流に
右岸側の草際の大石に隠れての
” キャスティング ”  
” お見合い ”
の場にはよさそうだ。

 ” ナイス ・ スポット ”
思惑が外れました。

12時20分、標高1340m
入渓後3時間30分
昼食の為、退渓です。

 右岸側の緩斜面を登りきると
平坦地に成り
林道の見当を付け右斜めに進みます。

堰堤工事用道路跡に出合います。

退渓後、僅か10分
” 観音峠大野山林道 ”
に繋がります。

林道の様子。

退渓後35分
” 観音峠大野山林道終点ゲート ”
” 本谷釜瀬林道 ”
との出合いに到着です。


落合の駐車場に到着 
 ウエダーを履いたまま発進です。

3分程で有井館
山の快晴は特別目に染みる。



気温は上々、環境も上々
! イヤ~ビール ・ が・・・ !
お供は、全て自家製
” ウ マ イ ”
心地良い疲労で
至福のひと時が倍加する。

ご主人と奥さんが
” 採って、耕して ”
作ってくれたものばかりです。
” 焼き松茸 ・ 赤鼠大根 ・ シメジ入りそば露 ・ 朝つき ”
ご夫妻の ” お・も・て・な・し   に感動です。

 昼食後、再入渓する積もりで
” ウエダー ”
を履いたままであったが
もう、その気は失せた。
10分程走り ” 増 富 の 湯 ” に直行です。

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3時間30分の雑感

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渓 観
釣 り
有 井 館
増 富 の 湯
みんな、みんな
” 大 満 足 な ひ と 時 ”
導いてくれた
渓  魚
! 感 謝 感 謝!

                     入渓時刻・・・・・・・・・・・ 08時50分
                     退渓時刻・・・・・・・・・・・ 12時20分
                     R  I  S  E ・・・・・・・・・・・ 5 回
                     合せ切れ ・・・・・・・・・・・ 0    
                     合せ仕損 ・・・・・・・・・・・ 0         
                     バ   ラ  シ ・・・・・・・・・・・0       
                     LANDING-NET ・・・・・・・・5 匹    
                     LANDING-NET %・・・・・・・100%

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是 非
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各広告をご覧いただければ
幸いです。
  
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 クリスタルライン

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中央道・勝沼ICから凡そ25分
140号線に入り
3分程で 牧丘トンネル ” を潜り
直ぐに左折し 乙女高原・琴川ダム 方向に進み
杣口林道 を目指します。
起点・杣口林道ー>焼山林道ー>焼山峠ー>
荒川林道ー>乙女高原ー>御岳林道ー>
池の平林道ー>木賊峠ー>観音峠大野山林道ー>
本谷釜瀬林道終点ー>610号線ー>高須林道
を通り 市高根町清里 が終点となる
全林道が舗装された全長68kmで
” 富士山 ・ 八ヶ岳 ・ 南アルプス ”
を眺め、さらに
” 金 峰 山 ・ 瑞 牆 山 ”
等々、秩父連山の
雄大な自然に囲まれた森林地帯に
四季折々の景色が楽しめる
絶景の ドライブコース が形成され
特に、紅葉のシーズンは
知る人ぞ知る超穴場コースです。
 コレからがシーズンです。
でかけてみませんか?

” 牧 丘 ト ン ネ ル ”
を潜った直後の標識に従い左折します。

 
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Ⅲ.宿 泊・温 泉・レストラン

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1. 五  郎  舎
( ご ろ う や )
電  話・・・・ 0551-45-0319

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山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
 ” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
 ” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。



梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。


食堂は窓が大きく、明るく
遠くに 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。

重厚な木々が
贅沢に使われています。

在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。 

朝食です。
  
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2.  井  館
電話 = 0551-45-0455

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黒森の ” 釜 瀬 橋 ” から
約10分ほどの金山平で
” 民宿と手打ち蕎麦店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。

入り口にある で飼われている
 ” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
 ” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。


奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。

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3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉

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帰り際には
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
 ラジウム含有量世界一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源泉温度25度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。

詳細は下記にアクセスください。

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4. 明 野 温 泉 太 陽 館

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” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
” 南アルプス・八ヶ岳・富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊設備を備えた町営
 ” 明野温泉 ・ 太陽館 ”
帰路には疲れた体を癒してはいかがですか。

詳細は下記にアクセスください。

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5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー

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” 明野温泉・太陽館 ”
反対側車線
韮崎方面へ
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ワイナリー があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
ワインショップ館で

にお土産を買って
 ” 甲州牛専門店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html

ミサワ・ワイナリー入り口
この建物は
” レストラン彩 ”
現在は ” ランチのみ ” の営業です。
奥には ” ワインショップ館 ” があります。

ア プ ロ ー チ

フ ロ ン ト
メ イ ン ル ー ム

サ ブ ル ー ム

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6. 甲 州 牛 ・ 和 こ う

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韮崎ICから右折後600m先に
構える甲州牛専門店です。
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


この冷奴は格別です。
薬味もタップリで
お豆腐の味が絶品です。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。


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Ⅳ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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①  ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

②  ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
  
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2. 屋久島のヤマメ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。

  
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

③ ゴ  ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校 
( 現在の北海道大学 ) 
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。

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Ⅴ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説

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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。

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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。

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