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2015年3月28日土曜日

** Mar-2015;残 雪 美 の 梓 川・金 峰 山 川 釣行記 **

 
目 次
   Ⅰ.千 曲 川
               1.川 上 村
               2.梓 川
                      ① 経 路
                      ② 入 渓
               3.金峰山川東股沢
                      ① 経 路
                      ② 入 渓 
   Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.金 峰 山 荘
               2.川 上 山 荘
               3.町 田 市 自 然 休 暇 村
               4.白 木 屋 旅 館
   Ⅲ.渓 魚 の 種 と 自 然 分 布 圏
               1.ア マ ゴ ・ ヤ マ メ の 自 然 分 布 圏
                      ① ア マ ゴ
                      ② ヤ マ メ
               2.屋 久 島 の ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ の 自 然  分 布 圏
   Ⅳ.日 本 の イ ワ ナ の 分 類
               1.一 種 説
               2.五種一亜種説
               3.二種一亜種説 

  ======================================================

 Ⅰ.千  曲  川 

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長野県川上村 ・ 埼玉県秩父市
( 甲 州 )     ( 武 州 )
山梨県山梨市
( 信 州 )
三県境の奥秩父連峰主脈中央に位置する
” 甲 武 信 ヶ 岳
(  こぶしがたけ ・ 2475m  )
長野県川上村側北斜面を主水源とし
八ヶ岳・蓼科の諸河川の支流を集め
松本辺りで ” 飛騨山脈 ” を水源とする
北流してきた 犀  と合流した後
( 上高地・梓川 )
北西に流れ
 新潟県 ” に入り 信濃川 ”
と呼称を変え
越後平野を潤し日本海に流れ込む
全長367kmの 日 本 最 長 ” の河川です。
因 み に
信濃川と呼ばれている部分が153kmなのに対し
千曲川の方は214kmと長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川の本流を
” 信 濃 川 ”
と規定しています
信濃川の渓魚の自然分布は
” ヤ マ メ ” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
でしたが、今では
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ
が放流されているようです。

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1. 川 上 村 
 
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長野県の最東南端に位置し
全国市町村の役所所在地
” 日 本  一 最 高 度 ”
( 標高1185m )
地点にあり 
最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ ・ 2475m )
国  師 ヶ 岳
( こくしがたけ ・ 2592m )
金  峰   山
( きんぷさん ・ 2599m )
小  川   山
( 2418m )
と連なる奥秩父連峰主脈の北斜面を擁し
甲武信ヶ岳の北側斜面
標高 ” 2200m ” には
” 千 曲 川 信 濃 川 水 源 地 標 ”
が設置されている
人口約4500余名の千曲川最上流
秩父多摩甲斐国立公園
の一角を占めている村です。
特に 野菜産業 ”
  (  レ タ ス )
昼夜の大なる温度差
潤な大地、豊かな水
に恵まれると共に
家の方々の努力で
レタスの生産高が
本一の レ タ ス 王 国 ” であり
レタス農家約600軒の
年平均収入は 2500 にもなるそうです。
因 み に
彼らを支えているのは
中国 ・ フィリッピン ・ タイ
各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
最盛期の夏季には
” 1 0 0 0 余 名 ”
にも至るとのことです。
ま た
古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中の木に留めて
” ニホンオオカミ ”
と交配させたという伝承がある
『 川 上 犬 』 長野県の 天然記念物 ”
に指定されてます。

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2. 梓   川  

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 川
と聞くと
”上高地の梓川 ”
を思い浮かべますが
長野県・川上村最奥部の梓山地区と
山梨県山梨市との境界
奥秩父連峰中央付近に位置する
” 国 師 ヶ 岳 ”
( 2592m )
川上村側北斜面を主水源に
およそ9km北流し
68号線沿い梓山地区の
白木屋旅館前
 ” 梓
にかかる梓橋から
下流約60m先で
” 千 曲 川 本 流 左 岸 側 ”
に流れ落ち込む
左岸側最上流の支流です。

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   3. 経   路   

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
川上村に設置されている
” 町田市自然休暇村
を目指します。
因みに
 ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。
 
右折し600mほど右側に
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。

メニューは
ステーキ ・ 焼肉 ・ すき焼き
しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


 韮崎ICから約2分
三つ目の信号
 ” 宮久保交差点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。

韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。

この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現在は昼だけの営業で夜は閉店中
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
  
ワインショップ館 
詳細は下記にアクセスください。
 
” ミサワワイナリー ”
の看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
” 富士山 ・ 南アルプス ・ 八ヶ岳 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野温泉太陽館 ” があります。
”  ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で にお土産を買い
” 甲州牛専門店 和こう ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
前方に見えるのは
”八 ヶ 岳 連 峰”

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
例 年
7月下旬~8月中旬に開催され
太陽館を中心に
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
御気に留めておいてください。


左側、南方には
南アルプスが連なっています。

韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし )
を渡り終えた所で右折します。 
 
  韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前
 ” Y 字交差路 ”
右に5分ほど進みますと
増富村営 増富の湯 日帰りの
” 含有量世界一のラジュウム温泉 ”
に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に進み 黒  を目指します。

瑞牆湖の様子です。

韮崎インターから凡そ35分
山梨県側の信州峠の麓
 ” T 字交差路 ”
周辺が人50余人 ・ 28世帯
黒森地区です。
百名山・瑞牆山
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山拠点として、周辺には
山荘 ・ 民宿 ・ キャンプ場
が点在しており
夏季には、林間学校の生徒で
大変、賑わいます。
右折すると本谷釜瀬林道
直進し ” 信 州 峠 ” を越えます。

信州峠の頂点
” 標高1468m ”
山梨県との県境を越え
 
長野県側
に入ると信州峠の北側斜面には
雪が積もっております。
 
レタス生産日本一の
長野県川上村です。
信州峠の麓のレタス畑は
一面、耕作され ” 種を撒く ” だけのようです。
初夏には、緑一色になります。

 韮崎ICから約45分
信州峠を越え下った
” T字路 ”
を右折し 秩父方面 ” に向います。
 
右折後、2分程に自家栽培のそば粉で
お母さんが 割手打ちを提供している
” 木曜日が定休日 ”
是非、お試食ください。
 
 
お茶請けに出された
” カボチャ ・ 赤キャベツ ・ 野沢菜漬け ”
 
メニューは ” 10割手打ちモリそば ” のみです。
 
 韮崎ICから50分程で
68号線に出合い、右折します。
右側角地は地元スーパー
” ナ ナ ー ズ
帰り際には地元特産品を
お土産に探しては、いかがですか。
 
  
ナナーズから2分程
川上村役場敷地内の
” 川 上 犬 ”
を是非、見学ください。
 
入り口から50m
右側が ” 日本一高所 ” に構える
( 1185m )
” 川上村役場 ”
左側の建物が
” 森 の 交 流 館 ”
2階は食堂 ” 樹 木 里 荘 ”
1階裏側に ” 川 上 犬 舎 ”
誰でも自由に飲食、見学が出来ます。
 
犬舎入り口前の解説板 
 
 
現在、5頭飼育されています。 
 
 
韮崎ICより60分
” ナナーズ ”
より10分、右折しますと
 ” 金峰山川・東、西股沢
方行に向います
直進し
” 町田市自然休暇村 ”
を目指します。
 
韮崎ICより65分
” ナナーズ ”
より15分 白木屋旅館 ” 角を右折
直ぐの ” Y字路 ” を右へ
また直ぐの ” Y字路 ” を右に進み
坂を登り越え一直線に走ります。
 
 韮崎ICから70分弱にて
町田市自然休暇村 ”
の入り口に到着です。
右へ200m先の やまめ橋 ” が入渓地点です。
 
 左側50m先が
 " や ま め
右側は梓川に沿う凸凹砂利の
” 地 蔵 林 道 ”
 
” 韮 崎 I C か ら 7 0 分 弱
” や ま め 橋 ”
袂の駐車スペースに到着です。
お疲れ様でした。
 
=================================================

①. 入  渓 

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                      釣 行 日 ・・・・・3月26日
                      入 渓 時 ・・・・・10時00分
                      標      高 ・・・・・1490m
                      天      気 ・・・・・快 晴
                      気      温 ・・・・・14度
                      水      温 ・・・・・4度
                      R  O   D ・・・・・6.60 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
やまめ橋からの眺めです。
左岸側の橋際から容易に入渓出来ます。

入渓直後の様子です。
平瀬の両脇の淀みには
氷が張っています。
 
浮き石には硬く
確りと氷が張り付いています。
うっかり足を乗せますと
大変なことになります。


” キャスト ” すると ” リーダー ”
!!! 結  氷 !!!
発生し
取り除くのが難儀です。

落ち込みでは
飛沫を撒き散らし凍らせ
光を吸い込み綺麗な
 ”  ツ ラ ラ ”
を創りだしています。
 
右岸側に幅50cm程の細流
” 名の分からぬ沢 ”
流れ入ります。
!! 木々の間から見える青空 !!
 
 入渓後、1時間10分
1m程の低い ” 堰 堤 ” に出合います。
この程度の高さは
” イ ワ ナ ”
は昇り越えるそうです。


雪が融けた時の堰堤


堰堤上の状態、雪が融けると


この渓、唯一の見せ場
” 15mスラブ滑滝 ”
が現れます。
  
浮石の氷の張り具合を確かめながら
慎重に歩を進めます。
見上げる前方には
” 青空 ・ 墨色の木々 ・ 眩い白雪 ・ 煌き踊る流れ ”
 
12時20分
お腹が空いたので昼食です。
素 材 は
チャパタ・ミニサニーレタス・マスタード
鴨のロースト・クラムチャウダー
 
 
 
 
食後のリーフティーと洋菓子
至極のひと時です。
 
 
 
左岸側の反転流には
融け落ちた薄氷が光を受け
まるで煌びやかに踊っているようです。
ラインを引き上げると薄氷が釣れます。 
 
見事な
” 落ち込み ・ 流れ出し ・ 落ち込み ”
の渓観です。
 
ゴーロ帯では川面を雪が厚く覆い
その下から
流路が這い流れ出てきます。 
 
ゴーロ帯の プール ” はポッカリ
と穴を開け
まるで渓魚の吸気口の様です。
 
岸際の緩瀬に
” キャスト ”
すると水面際に垂れ下がった
雪に掛かり厄介です。
 
雪の下は厚く氷結しており
端を歩くと融け始めており崩れますが
中程は比較的
安心して歩けます。
 
 
15時20分、標高1600m
入渓後5時間20分
2m程の魚道付き4段堰堤
その先に赤く見えるのが
” 梓 川 2 号 橋 ”
此処で出渓です。
 
林道は ” 凍土化 ” しており
良く滑ります。
ぶざまな ” 屁っ放り腰 ” で歩みます。
 
退渓後20分
駐車場所に無事到着です。
お疲れ様でした。

================================================
 
5時間20分の雑感

=================================================

今シーズンは
例年に比べ遅い初釣行であったが
4月の一週には消え失せてしまうであろう
僅かな季間の渓趣を
愛しみ得たことは
誘い導いてくれた
” 渓  魚 ”
!!! 感 謝 ・ 感 謝 !!!です。

                       入渓時刻・・・・・・・・・・・10時00分
                       入渓高度・・・・・・・・・・・1490m
                       退渓時刻・・・・・・・・・・・15時20分
                       退渓高度・・・・・・・・・・・1600m
                       R I S E ・・・・・・・・・・・・0 回
                       合せ切れ・・・・・・・・・・・ 0 回
                       合せ仕損・・・・・・・・・・・ 0 回
                       バ ラ シ・・・・・・・・・・ 0 匹
                       LANDING-NET・・・・・・・・ 0 匹    
                       LANDING-NET %・・・・・・・0%
 
=========================================

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=========================================

3. 金 峰 山 川  

===========================================
 
” 朝  日  岳 ”
( 2579m )
を主水源とし東方より流れ来る
” 東  股  沢 ”

” 金  峰  山 ”
( 2599m )
が主水源である西方から駆け下る
” 西  股  沢 ”
村営 ” 金 峰 ふれあいの森 ” 内の
金峰山川に架かる ” 北沓橋 ” 上流80m付近で
合流する地点から北流し
68号線が通る
居倉・秋山両地区の境界
” 金峰山川 ” に架かる 新川又橋 ”
の下流70m先で 千曲川 ” に流れ込む
凡そ5.5Kmが ” 金峰山川 ” と名称されています。
因みに 金 峰 山 ”
山梨県側では
『 き ん ぷ さ ん 』
長野県側だと
『き ん ぽ う さん』
と呼称されており
山頂には山岳信仰の
金 桜 神 社
の本宮があり
古くから修験者の奉賽品など
金峰山信仰に関わる
考古遺物の採集が報告されてます。
 
===========================================
 
3-1. 東 股 沢
 
===========================================
 
奥秩父山塊主脈の一山
” 朝 日 岳 ”
 ( 2579m ) 
の東斜面を主水源に
多くの枝沢水を集め
北へ約3.7km流れ下り
川上村営 ” 金 峰 ふれあいの森 ” 内の
峰山川に架かる
” 北 沓 橋 ”
の上流80m前方で
” 金 峰 山 川 ”
の右岸側に流れ込む支流です。

========================================

   ①  経   路   

=========================================
 
韮崎ICより60分
” ナナーズ ”
より10分
標識の10m先を右折し
 ” 金峰渓谷・廻り目平 ”
方行に進みます
くれぐれも真横の下り坂に入らぬように。
 
右折して直ぐの登り坂で見える
” 八 ヶ 岳 連 峰 ”
右端の尖っている山は
” 男 山 ” 写っていませんが手前に ” 女 山 ”
がそびえています。
 
右折後、約2分
標識に従い ” T字路 ” を右折します。
 
 韮崎ICから70分弱にて
” 金峰ふれあいの森
ゲート入口 東 ・ 西股沢入渓口 ” に到着です。
し か し
2 0 1 0 年 ”
からレタス畑を 鹿の食害 ” から守るため
ゲートには鍵が掛けられ
その周辺も 電気フェンス ” が設置され
自由な出入が出来なくなりましたが
” 金峰山荘宿泊者 ・ キャンプ利用者 ”
OR
” 金峰山荘管理棟での日釣券購入者 ”
等々が出入を要望すると
 ” 鍵  番  号 ”  ” 金峰山荘管理棟 ”
教えてもらえます。
だ が
金峰山荘は4月下旬開館のため
出合いからの入渓は出来ず
凡そ200m上流からの入渓になります。
 
” 金 峰 ふ れ あ い の 森
真向いの ” 川端下駐車場 ” に止めます。
直進しますと3分程で
” 金 峰 山 山 荘 ”
 
==========================================

②  入  渓 

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                      釣 行 日 ・・・・・3月27日
                      入 渓 時 ・・・・・9時40分
                      標      高 ・・・・・1580m
                      天      気 ・・・・・快 晴
                      気      温 ・・・・・14度
                      水      温 ・・・・・4度
                      R  O   D ・・・・・6.60 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
” 川 端 下 駐 車 場 ”
(  か わ は け  )
の出入り口正面が
日本最高所の車道峠
大   弛   峠 ”
( おおだるみとうげ )
への ” 川上牧丘林道 入口で
” 山梨市牧丘町 ” を通り ” 勝 沼 町 ”
に至り
 ” 中央道勝沼インター ”
に繋がりますが
大弛峠までの長野県側は非常な凸凹悪路で
峠を越えると一変
山梨県側は快適な舗装道路となります。
此処を進みます。

林道入口から2分程で
” 金 峰 山 川  西 股 沢 ”
に架かる橋の直前で4月下旬に開かれる
” 川 上 牧 丘 林 道 ゲ ー ト ”
に出合います。

橋の上からの
” 金 峰 山 川  西 股 沢 ”
上流の様子です。
渡り終えた直後の袂から
容易に右岸側に出られ
下流200mで ” 東 股 沢 ” に出合います。
 
渡り終えた直ぐ先の左側に広場があり
それに続き
 ” 堰堤工事用道路跡 ”
と思われる道を辿ります。

良く日が当るようで殆ど雪は融けています。

踏み跡の無い西斜面際を
15cmほど足が雪に沈み
快晴の中
汗を流しながらの行進です。
 
ゲートから15分
” 西 股 沢 ”
との合流地点から
2基目の堰堤に出合います。
下流100mに最初の堰堤があります
 
堰堤を越えると30~40m先に
取水棟のある取水堰が現れます。

 
取水堰を越えた所からの入渓です。
 
入渓直後の渓観です。
 
空がキレイデス。
快晴です。
昨日と同じですが
微風が無い分、暖かさを感じます。
 
スラブの滑落ち込みの棚
” ナイス ・ スポット ”
と期待しましたが・・・・?
 
入渓後1時間10分 
侵食が進んだ4基目の堰堤
!! 崩れてしまえと思った瞬間 !!
左岸側から越えていきます。
 
 
 
 
” ナイス ・ スポット ”
の棚が多く出現してくるのですが・・・。
 
 
 
 
12時40分、遅い昼食です。 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
15時45分、標高1700m
入渓後6時間05分
5基目の2段堰堤で出渓です。
 
左岸側から容易に上がれ
堰堤に向かって
3~4分進みますと林道に出合います。

林道には踏み跡はありませが
しかし
等間隔の2本線が2組あります。
凹みもさほど無く、タイヤ跡でもありません。
一体何なんでしょうか?

15cmほど沈む雪行進は難儀でしたが
1600m付近では所々に
アスファルトが顔を出し
ホットする瞬間です。
 

1500m付近では
ほとんど雪は林道にはありません。

出渓から30数分、ゲートに到着です。
 
出渓後、約35分
無事、駐車場に到着です。
入り口に積もっていた雪
融けるのは早いですね。
行くときは倍もあった気がしますが。
 
  =====================================
 
*** 6時間05分の雑感 ***

==================================================
  
                          入渓時刻・・・・・・・・・09時40分
                          入渓高度・・・・・・・・・1580m
                          退渓時刻・・・・・・・・・15時45分
                          退渓高度・・・・・・・・・1700m
                          R  I  S  E・・・・・・・・・0 回
                          合せ切れ・・・・・・・・・0 回
                          合せ仕損・・・・・・・・・0 回
                          バ ラ シ・・・・・・・・0 匹
                          LANDING-NET・・・・・・0 匹    
                          LANDING-NET % ・・・・ 0%
 
 ===================================================
 
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幸いです。
 
な お 
7月はブログのアクセス数が
” 4 0 1 1 回 ”
ありました。
その内 ” 1 7 人 ” の方が
役に立ったと
” 広 告 を ク リ ッ ク ”
されました。
17人の皆様
ありがとうございました。 
    
 ========================================================
 
Ⅱ. 宿 泊 施 設  

=========================================================

1.金 峰 山 荘

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川上村村営の
キャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山
O R
ロック・クライミング

ボルダリング
”メ ッ カ として
全国的に知られ
各々の方が利用しているようです。
特に、夏休みは
林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
開設は4月下旬からです。

詳細は下記に

正面玄関です。
こちらで ” 入漁券 ” をお買い求めください。


宿 泊 棟
” 1 泊 2 食 6 8 0 0 円 ” 



===============================================

2.川 上 山 荘
          Tel 0267-77-7645
==============================================

” 2015年5月 ”
に新規開館した
68号線から金峰山荘に向う
1本道の中間辺りに
環境に溶け合うように佇んでおり
元サラリーマンの
ご主人と奥さんで営んでいます。
食事は料理好きな奥さんの工夫した
” 洋食料理、家庭料理 ”
” セルフサービス ”
夕・朝食、全てが
” お替わり自由 ”
となっております
料金は近辺では1番リーズナブルな
1泊2食付6700円 ・ 年中無休 ”
電話にてお申込みください。


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3.町 田 市 自 然 休 暇 村

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宿泊客が少ないと
素泊まりにさせられます。
夕食 ・ 朝食
は地元スーパー
” ナナーズ ”
で調達を。

詳細は下記に
 
==============================================

4.白 木 屋 旅 館
電話 : 0267-99-2405

===============================================
 
” スーパー ・ ナナーズ ”
から ” 68号線 ” を約15分
梓川に掛かる梓橋の袂に建ち
” 田舎料理の宿 ”
と謳っております。
 
” 一泊7,780円 ”
田舎料理と言うよりも
田舎夕食
 
納豆は市販のままの
” 紙 パ ッ ク ”
器に入れ替えて出して欲しいものである。
 
===========================================================

Ⅲ.渓魚の自然分布と種

============================================================
 
1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

===============================================================

① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
 
 ==========================================================

2. 屋久島の ” ヤマメ ”

============================================================
 
” 屋久島安房川・小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造・1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小・中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
 
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及 び
滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 ” or ” 不鮮明 ”
並びに
腹部に オレンジの斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

③ ” ゴ  ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
   降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て、山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県・十津川最上流部の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に オレンジ の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部=知床半島、標津地方
中央部=石狩、日高山渓
西部=支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。
 
⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者 大島 正満 博士
” 然 別 湖 ”
のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者は
オショロコマ
の亜種と捉えています。
命名は1938年
新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
動物学者
 ” 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません

 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
 理学博士は
日本のイワナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年
動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え ゴ ギ ” は種と認めず
ニッコウイワナ
に偏しました。
 
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で
世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司 理学博士
日本のイワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
   
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ありがとうございます。
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お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
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