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2015年7月29日水曜日

* Jul-2015;千曲川支流・金 峰 山 川 東 股 沢 釣行記 *


目 次
   Ⅰ.千 曲 川
               1.川 上 村
               2.金峰 山 川
                   2-1  東 股 沢
                        ①  経 路
                        ②  入 渓 
   Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.金 峰 山 荘
               2.川 上 山 荘
               3.町 田 市 自 然 休 暇 村
               4.白 木 屋 旅 館
   Ⅲ.渓 魚 の 種 と 自 然 分 布 圏
               1.ア マ ゴ ・ ヤ マ メ の 自 然 分 布 圏
                      ① ア マ ゴ
                      ② ヤ マ メ
               2.屋 久 島 の ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ の 自 然  分 布 圏
   Ⅳ.日 本 の イ ワ ナ の 分 類
               1.一 種 説
               2.五種一亜種説
               3.二種一亜種説 

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Ⅰ.千  曲  川

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長野県川上村 ・ 埼玉県秩父市
( 甲 州 )      ( 武 州 )
山梨県山梨市
( 信 州 )
三県境の奥秩父連峰主脈中央に位置する
” 甲 武 信 ヶ 岳
(  こぶしがたけ ・ 2475m  )
長野県川上村側北斜面を主水源とし
八ヶ岳・蓼科の諸河川の支流を集め
松本辺りで ” 飛騨山脈 ” を水源とする
北流してきた 犀  と合流した後
( 上高地・梓川 )
北西に流れ
 新潟県 ” に入り 信濃川 ”
と名称を変え
越後平野を潤し日本海に流れ入る
全長367km 日 本 最 長 ” の河川です。
因 み に
信濃川と呼ばれている部分が
” 153km ”
なのに対し
千曲川の方は
 214km ”
と長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川の本流を
” 信 濃 川 ”
と規定しています
信濃川の渓魚の自然分布は
” ヤ マ メ ” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
でしたが、今では
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ
が放流されているようです。

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1. 川 上 村
 
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長野県の最東南端
に位置し
全国市町村の役所所在地
” 日 本  一 最 高 度 ”
( 標高1185m )
地点にあり 
最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ ・ 2475m )
国  師  ヶ  岳
こくしがたけ ・ 2592m )
金  峰   山
( きんぷさん ・ 2599m )
小  川  山
2418m )
と連なる奥秩父連峰主脈の北斜面を擁し
甲武信ヶ岳の北側斜面
標高 ” 2200m ” には
” 千 曲 川 信 濃 川 水 源 地 標 ”
が設置されている
人口約4500余名の千曲川最上流
秩父多摩甲斐国立公園
の一角を占めている村です。
特に 野菜産業 ”
  (  レ タ ス )
昼夜の大なる温度差
潤な大地、豊かな水
に恵まれると共に
家の方々の努力で
レタスの生産高が
本一の レ タ ス 王 国 ” であり
レタス農家約600軒の
年平均収入は 2500にもなるそうです。
因 み に
彼らを支えているのは
中国 ・ フィリッピン ・ タイ
各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
最盛期の夏季には
” 1 0 0 0 余 名 ”
にも至るとのことです。
ま た
古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中の木に留めて
” ニホンオオカミ ”
と交配させたという伝承がある
『 川 上 犬 』
長野県の 天 然 記 念 物 ” に指定されてます。
 
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2. 金 峰 山 川

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” 朝  日  岳 ”
( 2579m )
を主水源とし東方より流れ来る
” 東  股  沢 ”

” 金  峰  山 ”
( 2599m )
が源水である西方から駆け下る
” 西  股  沢 ”
村営 ” 金 峰 ふれあいの森 ” 内の
金峰山川に架かる
” 北 沓 橋 ”
( きたぐすばし )
上流80m付近で
合流する地点から北流し
68号線が通る
居倉・秋山両地区の境界
” 金峰山川 ” に架かる 新川又橋 ”
の下流70m先で
千 曲 川 ”
に流れ込む凡そ5.5Kmが
” 金 峰 山 川 ”
と名称されています。
因みに 金 峰 山 ” の呼名は
山梨県側では
『 き ん ぷ さ ん 』
長野県側だと
『き ん ぽ う さん』
と呼称されており
山頂には山岳信仰の
金 桜 神 社
の本宮があり
古くから修験者の奉賽品など
金峰山信仰に関わる
考古遺物の採集が報告されてます。
 
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2-1. 東 股 沢
 
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奥秩父山塊主脈の一山
” 朝 日 岳 ”
( 2579m )
の北斜面を源水とする
” 本 流 筋  ・ 大 ナ ギ 沢 ”

” 国 師 ヶ 岳 ”

( 2592m )
が主水源である
” 支 流 ・ 魚 止 沢 ”
の合流地点から
山々の枝沢を集め北流し
川上村営 ” 金 峰 ・ ふれあいの森 ” 内の
” 金 峰 山 川 ”
に架かる ” 北 沓 橋 ” 上流80mで

( きたぐつばし )
” 金 峰 山 川 本 流  西 股 沢 ”
と合流する地点迄
” 約 2.6 km ”
金峰山川支流・
股 沢 ” 
 で す。

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①  経   路

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
長野県川上村営

” 廻り目平キャンプ場
を目指します。
因 み に
” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
距離・時間
共に少々勝っております。
また、右折後すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。
 
右折し600mほど右側に
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。

メニューは
ステーキ ・ 焼肉 ・ すき焼き
しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/
 
この冷奴は格別です。
薬味もタップリで
お豆腐の味が絶品です。


 
韮崎ICから約2分、三つ目の信号
 ” 宮久保交差点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。
 
韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。

この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現在は昼だけの営業で夜は閉店中
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
 
詳細は下記にアクセスください。
 
” ミサワワイナリー ”
の看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
” 富士山 ・ 南アルプス ・ 八ヶ岳 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野温泉太陽館 ” があります。
”  ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で

にお土産を買い
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
7月下旬~8月中旬まで開催され
太陽館を中心に
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇っております。
御気に留めておいてください。

韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし )
を渡り終えた所で右折します。
 
韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前
 ” Y 字交差路 ”
右に5分ほど進みますと
増富村営 増富の湯 日帰りの
” 含有量世界一のラジュウム温泉 ”
に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に進み 黒  を目指します。
 
韮崎インターから凡そ35分
標高1100m
山梨県側の信州峠の麓
 ” T 字交差路 ”
周辺が人50余人 ・ 28世帯
” 塩 川 最 上 流 ”
の山村、黒森地区です。
百名山・瑞牆山
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山拠点として、周辺には
山荘 ・ 民宿 ・ キャンプ場
が点在しており
夏季には、林間学校の生徒で
大変、賑わいます。
右折すると本谷釜瀬林道
直進し ” 信 州 峠 ” を越えます。

黒森の麓から6分余
” 信州峠の頂上 ”
( 1467m )
山梨県との県境を越え
長野県側に下り入ると
 
信州峠麓の川上村では
レタス生産日本一 ”
レタス畑が
ビニールシートに覆われ
ステッキ棒状の種まき機で
押し開けられた穴から芽を出し
8月の収穫を待つばかりです。

韮崎ICから約45分
信州峠麓を下った先の
” T 字 交 差 路 ”
を右折し 秩父方面 ” に向います。
 
右折後、2分程に
自家栽培のそば粉で
お母さんが 割手打ちを提供している
” 木曜日が定休日 ”
是非、お試食ください。
 
お茶うけにだされた
レタスとキャベツの一夜漬け
それにそば粉の寒天よせ。 
 
メニューは ” 手打ち10割モリそば ” のみです。
 
 韮崎ICから50分程で
68号線に出合い、右折します。
右側角地は地元スーパー
” ナ ナ ー ズ
帰り際には地元特産品を
お土産に探しては、いかがですか。
 
  
ナナーズから2分程
川上村役場敷地内の
” 川 上 犬 ”
を是非、見学ください。
 
入り口から50m
右側が ” 日本一高所 ” に構える
( 1185m )
” 川上村役場 ”
左側の建物が
” 森 の 交 流 館 ”
2階は食堂
” 樹 木 里 荘 ”
1階裏側に
” 川 上 犬 舎 ”
誰でも自由に飲食、見学が出来ます。

犬舎入り口前の解説板 
 
 
現在、5頭飼育されています。 
 
 
川上村・居倉地区
” 小 坂 橋 ”
からの 千曲川本流 ” の光景
村内の本流は
上流の諸支流で取水され
水量は少なく、平坦地を流れる故
緩やかな浅瀬を形成しています。

韮崎ICより60分
ナナーズより10分
 ” 金峰渓谷・廻り目平
68号線上の標識の手前
” 金峰山川 ” に架かる ” 新川又橋 ”
からの ” 金 峰 山 上流の様子
この先凡そ2.5Km付近の
” あ ち ば け ダ ム ”
で取水され水量が減少してます。
 
橋の下流側70m先で
” 金峰山川 ” は ” 千曲川 ”
に流れ込みます。
 
” 新 川 又 橋 ”
から30m程の標識の
” 10m先 ” 
で右折し、坂道を上り
 ” 金峰渓谷・廻り目平 ”
方行に進みます
標識真向いの ” 下り坂 ” にくれぐれも
入らぬように、お気を付けください。

右折後2分
標識に従い右折します。
 
右折後2分
” 2015年5月 ”
に新規オープンした
” 川 上 山 荘 ”

韮崎ICから70分弱
ナナーズより20分
” 金 峰 ふ れ あ い の 森
ゲート出入口が
東 ・ 西 股 沢 出 合 ”
地点からの入渓への入口になります。
し か し
2 0 1 0 年 ”
からレタス畑を 鹿の食害 ” から守るため
ゲートには鍵が掛けられ
その周辺も 電気フェンス ” が設置され
自由な出入が出来なくなりましたが
” 金峰山荘宿泊者 ”
” キャンプ場利用者 ”
OR
” 金峰山荘管理棟での日釣券購入者 ”
等々が出入を要望すると
 ” 鍵  番  号 ”  ” 金峰山荘 ”
教えてもらえます。
真向いが
” 川 端 下 駐 車 場 ”
( か わ は け ) 

ゲートより50m先
” Y字交差路 ”
右側が ” 川端下駐車場 ” 出入口
直進すると3分ほどで
” 金峰山荘 & 廻り目平キャンプ場 ”
左側は日本最高所の車道峠
大  弛  峠 ”
( おおだるみとうげ )
への 川上牧丘林道入口 ” です。
 
 尚 ” 西 股 沢 ” 
東股沢出合いからの入渓を
望まれない方は
” 川 端 下 駐 車 場 ”
に駐車し
林道入り口から徒歩で3分先の
無名橋を渡り終えた直後の
上流側、橋の袂より
緩い斜面を容易に下り
” 西股沢右岸側 ”
から入渓します。
 
 ” 東 股 沢 ”
西股沢出合いからの入渓に拘らない方は
” 川上牧丘林道入り口 ”
から ” 約 2 分 ” 走ると
左側に鉄柵のある比較的広い
” ス ペ ー ス ”
に出合い此処に駐車し
 
堰堤工事用道路跡と思われる
白樺林帯の平坦地を
” 約 5 分 ”
爽やかに歩き進むと 
 
東股沢2番目の堰堤
取水堰に出合い
短い緩斜面を下りて入渓します。
 
 ” 東 ・ 西 股 沢 出 合 ”
よりの入渓をご希望の方は
” 廻り目平キャンプ場管理 ”
宿 泊 施 設
” 金 峰 山 荘 ”
に向かいます。
 
金峰山荘宿泊棟

 こちらの事務所で
” 日 釣 り 入 漁 券 ”
を購入する際に
” ふれあいの森ゲート ”
カギ番号を教えてもらい
川端下駐車場に戻ります。
 
韮崎ICより約80分
” 川端下駐車場 ”
に到着です。
お疲れ様でした。
 
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② 入 渓

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                     釣 行 日 ・・・・・7月29日
                     入 渓 時 ・・・・・8時45分
                     標      高 ・・・・・1480m
                     天      気 ・・・・・曇りのち晴
                     気      温 ・・・・・24度
                     水      温 ・・・・・14度
                     R  O   D ・・・・・7.00 Foot Power = Slow
                     L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                     LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                               TIPPET・・・・9 X

ゲート正面出入口
” ゲート鍵番号 ”
は一週間ごとに変えるとの事ですので
ご注意ください。

 ” カ ギ 締 め 忘 れ ”
がないよう
二度、3度確認しましょう。
50mほど下りますと
” 北 沓 橋 ”
( きたぐすばし )
に出合います。
 
” 北 沓 橋 ”
から80m上流突当りの森で
” 金 峰 山 川 ”
” Y 字 分 岐 ” する
地点が
” 東 ・ 西 股 沢 出 合 ”
となります。
左岸側、橋の袂から容易に入渓します。
  
入渓直後の ” 金峰山川 ” の様子です。
 
左岸側が西方面から流れ来る本流筋
” 西 股 沢 ”
右岸側に東方向から支流
” 東 股 沢 ”
が流れ込みます。
 
 
 
入渓後45分、昨日同様
小さな恋人の朝の挨拶です。
 
右岸側、主流脇の瀬尻
滑落ち込みの ” 開 き ” からのライズ。
 
 
 
入渓後、1時間45分
最初に出合う
” 鉄 柵 状 の 堰 堤 ”
左岸から簡単に通り越します。
 
堰堤上の様子です。
 
5~60m先には2番目堰堤
左岸側より容易に越えます。
 
2番目堰堤上の様子
” 西 股 沢 合 流 地 点 ”
からの入渓に拘らぬ方は
此処からの入渓になります。
 
斜度は小さく、遠くまで見渡せます。
 
滑落ち込みからの両岸の緩反転流
! ナ イ ス ・ス ポ ッ ト !
留守のようです。
 
” ナイス・スポット ”
お出かけのようです。
 
スラブ滑滝
! ナ イ ス  ・ ス ポ ッ ト !
と思いましたが、留守のようです。
 
 
2番目堰堤より65分、入渓後2時間55分
浸食が進む3番目堰堤
! 崩れてしまえ !
と思った瞬間です。
左岸側より簡単に上り越えます。
 
比較的長い平瀬帯も
” 石 化 け ”
に適当な大石が散在し
スポットへのキャストが容易です。
 
 
 
 
12時45分、入渓後4時間 
 
中央の沈み石裏への穏やかな反転流からです。
 
12時50分遅い昼食、食材は
ハモン ・ イベリコ ・ ベジョータ
ルッコラ、コーンスープ、バターロール
 
 
 
 
 
食後のリーフティーとベストマッチの羊羹。
昼食に40分
満足な気分で再開です。
 
14時05分、標高1610m 
細かい白斑点のニッコウイワナ。
 
右岸側沈み石と中央沈み石の間 
平瀬からのお出ましです。
 
源流域で良く見かける
 ダイナミック ”
” ゴーロ落ち込み ” 流れ。
 
 
 
3番目堰堤から4時間
入渓後6時間55分
標高1640m
4番目の2段堰堤です。
左岸側から容易に越えられます。
” 堰堤の袖 ”
林道に接しております。
 
堰堤真上では珍しい
” 中 州 ”
が形成されています。
  
平坦地の流れですが
大石が適度に散在し
” 石化け ・ ストーキング ”
が容易で ” スポット ” を探ります。

16時10分、標高1650m
 
右岸側沈み石周りの平瀬から
バッシャと派手なライズ。


16時40分、4番目堰堤から60分
入渓後7時間55分
” 川上牧丘林道 ”
が渡る記名坂の無い仮名
” グリーン橋桁橋 ”
区切りがよいので此処で退渓です。
 
橋から上流の眺め。
 
 ” 長野県側川上牧丘林道入口 ”
から
” グリーン橋桁橋 ”
までは舗装されておりますが
その先の日本最高所の車道峠
”  大  弛  峠 ” 
( おおだるみとうげ・2360m ) 
ま で は
” ジグザグ ・ 凸凹 ・ 突起石 ・ 砂利道 ”
名の知れた悪路で
” 二輪ライダー ”
には人気があるようです。
一方、山梨県側は
前面舗装された快適な山岳道路で
” 杣 口 林 道 ”
( そまぐち )
に繋がり、牧丘町役場付近で
” 140号線・雁坂みち ”
に出合います。
 
 16時45分駐車場に向います。
 
 
17時15分、30分弱にて
無事、到着
お疲れ様でした。
 
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7時間55分の雑感

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斜度が小さく先が見通せ
木々は川岸に迫り涼を醸し出し
” 巨岩 ・ 巨石 ”
は稀に出現し
落ち込み・浮石・沈み石・淵・棚
と随所に散在する
変化に富んだ
ゴーロ沢ですが
遡行は容易で充分に渓趣が
楽しめます。
ま た
花崗岩かと思われる石が多い故
” 高 透 明 度 ”
により ” 浅瀬 ” はもとより ”深瀬 ” においても
” ス ポ ッ ト ” への ” ア プ ロ ーチ ”
には工夫が必要かと思います。
ど う ぞ
安全に心がけ無理をせずに
お楽しみください。 

                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・8時45分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・16時40分
                      入渓高度 ・・・・・・・・・・1480m
                      退渓高度 ・・・・・・・・・・1640m
                      R I S E・・・・・・・・・・・4 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 0 回
                      バ ラ シ・・・・・・・・・ 0 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 0 匹    
                    LANDING-NET %・・・・・・100%
 
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お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
目次の横の広告を
1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。
 
な お 
7月はブログのアクセス数が
” 4 0 1 1 回 ”
ありました。
その内 ” 1 7 人 ” の方が
役に立ったと
” 広 告 を ク リ ッ ク ”
されました。
17人の皆様
ありがとうございました。 
    
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Ⅱ. 宿 泊 施 設

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1.金 峰 山 荘

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川上村村営の
キャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山
O R
ロック・クライミング

ボルダリング
”メ ッ カ として
全国的に知られ
各々の方が利用しているようです。
特に、夏休みは
林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
開設は4月下旬からです。

詳細は下記に

正面玄関です。
こちらで ” 入漁券 ” をお買い求めください。


宿 泊 棟
” 1 泊 2 食 6 8 0 0 円 ” 



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2.川 上 山 荘
          Tel 0267-77-7645

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” 2015年5月 ”
に新規開館した
68号線から金峰山荘に向う
1本道の中間辺りに
環境に溶け合うように佇んでおり
元サラリーマンの
ご主人と奥さんで営んでいます。
食事は料理好きな奥さんの工夫した
” 洋食料理、家庭料理 ”
” セルフサービス ”
夕・朝食、全てが
” お替わり自由 ”
となっております
料金は近辺では1番リーズナブルな
1泊2食付6700円 ・ 年中無休 ”
電話にてお申込みください。


食事は朝・夕食
” キッチンカウンター ”
より自ら取る
” セルフサービス ”
方式です。
昨日の夕食。


パン・スープ・ジャム
OR
混ぜご飯・味噌汁


本日の朝食

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3.町 田 市 自 然 休 暇 村

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宿泊客が少ないと
素泊まりにさせられます。
夕食 ・ 朝食
は地元スーパー
” ナナーズ ”
で調達を。

詳細は下記に
 
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4.白 木 屋 旅 館
電話 : 0267-99-2405

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” スーパー ・ ナナーズ ”
から ” 68号線 ” を約15分
梓川に掛かる梓橋の袂に建ち
” 田舎料理の宿 ”
と謳っております。
 
” 一泊7,780円 ”
田舎料理と言うよりも
田舎夕食
 
納豆が市販のままの
” 紙 パ ッ ク ”
器に入れ替えて出して欲しいものである。
 
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Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学  名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
 
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2. 屋久島の ” ヤマメ ”

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” 屋久島安房川・小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造・1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小・中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
 
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及 び
滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 ” or ” 不鮮明 ”
並びに
腹部に オレンジの斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

③ ” ゴ  ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
   降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て、山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県・十津川最上流部の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に オレンジ の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部=知床半島、標津地方
中央部=石狩、日高山渓
西部=支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。
 
⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者 大島 正満 博士
” 然 別 湖 ”
のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者は
オショロコマ
の亜種と捉えています。
命名は1938年
新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
動物学者
 ” 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません

 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
 理学博士は
日本のイワナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年
動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え ゴ ギ ” は種と認めず
ニッコウイワナ
に偏しました。
 
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で
世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司 理学博士
日本のイワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
   
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