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2016年7月8日金曜日

* Jul-2016;釜無川支流・小 武 川 源 流 域 釣 行 記 *

 
目 次
 Ⅰ.小 武 川
               1.在 来 渓 魚
               2.武 川  町
               3.経      路
               4.入      渓 
 Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.アグリーブル武川
 Ⅲ.渓魚の種と自然分布圏
               1.ア マ ゴ
               2.ヤ マ メ
                      ① 屋 久 島 ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ
 Ⅳ.日本のイワナの分類
               1.一 種 説
               2.五 種 一 亜 種 説
               3.二 種 一 亜 種 説

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.小 武 川

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南アルプス北端
” 薬 師 ヶ 岳 ・ 辻 山
( 2780m )            ( 2584m )
の北斜面を主水源に
周辺山々の枝沢を集め北流し
” 小 武 川 2 号 橋 ”
辺りから東に向い
およそ14.6kmを経て
” 甲 州 街 道 2 0 号 線 ”
に架る
” 小 武 川 橋 ”
の東500mで
” 釜 無 川 ”
の右岸に流入する支流です。
 
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1. 富士川水系の在来渓魚
 
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南アルプスの北端
” 鋸 岳  ・ 横 岳 ・ 鳥帽子 ”
( 2685m )   ( 2142m )  ( 2533m )
を諸水源に
” 長 野 ・ 山 梨 ”
を北流し
” 長 野 県 富 士 見 町 落 合 ”
八ヶ岳山麓から流れ出す
10数本の枝沢を集めた
” 立 場 川 ”
と合流後、屈曲し
” 甲 州 街 道 20 号 線 ”
に沿うように流路を南東に変え
” 国 境 橋 ”
で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富 士 川 大 橋 ”
下流700mで
” 笛 吹 川 ”
と合流する間の約64kmが
釜 無 川 ”
と呼称され以降は
” 日 本 三 大 急 流 ”
( 熊本県 = 球磨川、山形県 = 最上川 )
の一河川
” 富 士 川 ”
と名を変え
64kmを経て ” 駿 河 湾 ” に注ぎますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが
 ” 富  士  川
と名称されています。
元 来
富 士 川 水 系 の 在 来 渓 魚 ”
ア マ ゴ

ヤ マ ト イ ワ ナ
” 自 然 棲 息 圏 ”
ありましたが現在は
ヤ マ メ
及び
” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ
さらに
ア メ マ ス
の陸封型
エ ゾ イ ワ ナ
も放流され残念ながら
ヤ マ ト イ ワ ナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。

 
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2.武 川 町
 
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” 南 ア ル プ ス ”
の北東麓に位置し
人口約4000人余
凡そ85%が森林で占められ
甲州街道20号線
牧 原 交 差 点 周 辺 ”
町の中心部が形成されております。
然したる産業はありませんが
病害虫に弱く
作付面積が狭小で
南 ア ル プ ス ”
の滋養豊富な伏流水で育てられ
献上米として江戸城に納められた
” 幻 の 米 ・ 武 川 米 ”
は縁故米として
今でも少量生産されています。
牧原交差点から南へ5分ほどの
武川町山高地区
実 相 寺 境 内 ” には
日本武尊が東夷征定の折りに
この地に留まり
記念に植えた伝承されている
根回り13.5m
 ” 樹 齢 日 本 一 ・ 2 0 0 0 年 ”
に達すると言われる
” 山 高 神 代 桜 ”
は日本三大桜の内の1本で
” 国 の 天 然 記 念 物 ”
に指定されており
悠久の時を超えて
毎年春に咲く桜の花々は
訪れる人々の心を魅了し続けています。
因みに他の2本は
岐阜県本巣市根尾村の淡墨公園にある
「 根 尾 村 の 淡 墨 桜 」
福島県田村郡三春町の
「三 春 町 の 滝 桜 」
で す。
 
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3.経    路
 
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” 小 武 川 源 流 域 ”
へ は
①  小 武 川 林 道 コ ー ス
” 北 杜 市 武 川 町 ”
を入口とする 
舗装区間13~4分
未舗装区間5~6分
所要時間20分前後
 
②  御 庵 沢 小 武 川 林 道 コ ー ス
” 韮 崎 市 内 ”
の入口から全行程舗装
時速60Km前後の快適走行
で20分程
 
の二通りの ” コース ” を紹介します。
 
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①  小 武 川 林 道 コ ー ス
 
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” 中 央 道 下 り 線 ”
ご利用の方は
” 韮 崎 イ ン タ ー ”
で降り左折、直進し
” 甲州街道20号線・一ツ谷交差点 ”
方面に向い
” 青 木 鉱 泉 ”
を目指します。
因みに
” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
” 須 玉 ” までの ” 中 央 道 ”
の走行を考慮しますと
” 時 間 ・ 費用  ”
共に勝っております。
 
韮崎インターより3
” 甲州街道20号線・一つ谷交差点 ”
で右折し
” 宮 脇 交 差 点 ”
に向います。

” 一 ツ 谷 交 差 点 ”
より1分
沿線沿いに唯一のコンビニ
” 7 - 11 ”
これより先に
 遊 漁 証 ” 及び ” 飲 食 物 ”
の販売所はありませので
” ご 注 意 く だ さ い ”

韮崎インターから約10分
 ” 宮 脇 交 差 点 ”
を左折し
青 木 鉱 泉 ”
を目指します。

” 宮脇交差点 ”
から約2分 青木鉱泉  ” の案内板
の直ぐ左側の ” 細い下り坂 ” に進入します。
 
分岐路の左側下り坂を真っ直ぐに進みますと

” 小  武  川 ”
に突き当たり、右折します。
韮崎ICより15分程
” 北 杜市 武 川 町 内 ”
が起点の
” 韮 崎 市 管 理・ 小 武 川 林 道 起 点 ” 
に到着です。

” 山 梨 県 営 小 武 川 林 道 起 点 ”
までの
” 韮 崎 市 管 轄 小 武 川 林 道 ”
の約1.2Kmの内
7割は
” 韮 崎 市 管 内
3割が
 ” 北 杜 市 管 内”
を林道は入ったり出たりしており
距離的には韮崎市の方が長いので
” 韮 崎 市 管 轄 ”
と取り決めたのでしょうか?

入り口から直ぐに
” 小 武 川 2 号 橋 ”
に出合い
危なっかしい荒れた凹みの多い
古い橋の上から
” 凸 凹 未 舗 装 道 ”
が始まります。

時速20Km弱
前方には見分けし辛い
” 大 小 の 凸 凹 ”
がありボディーの底を擦らぬよう
あるいは
” タイヤ・サイドウォール ”
を傷つけパンクを避けるにも
 フ ロ ン ト ガ ラ ス ”
に顔を着けるようにして
右に左へとハンドルを切り
慎重に進みます。

時たま大きな突起石が現れます。
跨いではいけません。
 
韮崎市管轄・林道起点より7分
” 小 武 川 林 道 終 点 ”
並びに
” 山 梨 県 管 轄 小 武 川 林 道 起 点 ”
ゲートに到着です。
” 県 管 轄 林 道 分 ”
の全行程は比較的平坦な
” 快 適 舗 装 道 ”
になります。

ゲート脇の案内板
” ゲ ー ト ”
” 4 月 2 9 日 頃 ま で ”
閉鎖されておりますので
” ご 注 意 く だ さ い ”
 

” 御 座 石 鉱 泉 ”
への分岐路です。
モジリ峠を越え
” 石 空 川 ・ 北精進ケ滝 ”
( いしうとろかわ )
落差121m東日本最大の
遊歩道入り口の
駐車場にも出合います。
” 石 空 川 ”
の詳細は過去ブログ
” N o ー 5 6 ”
をご覧ください。


ゲートより13分
韮崎ICより35分
新設された ”  ご あ さ わ は し ” に到着です。

2015年5月
” ゴ ア 沢 ”
を跨ぐ ” 新 橋 工 事 中 ” の様子。

2015年5月時点では
100m程先の右岸側上流
” 小 武 川 7 号 橋 ”
を利用しておりましたが現在は
” 撤 去 ”
されています。

” ゴ ア 沢 橋 ”
を渡り終えた周辺スペースに駐車します。

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② 御 庵 沢 小 武 川 林 道 コ ー ス

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2015年5月時点において
御 庵 沢 小 武 川 林 道 ”
沿いの法面が崩落した旨を告げ
” 通 行 止 め ”
となっておりましたが
 
現在は案内板が掲げられており
 ” 復 旧 工 事 中 ”
” 2016年9月 ”
には通行可能と思います

韮崎インターを降り
左折、真進し
甲州街道・20号線
一 ッ 谷 交 差 点
に向います。
 
韮崎ICより約3分
 ” 一 ッ 谷 交 差 点 ”
を右折
甲州街道・20号線
に進入し
平行して下り線側に
流れ見える 無 川 ” 架かる
 ” 桐 沢 橋
を目指します。

” 一 ツ 谷 交 差 点 ”
より1分
沿線沿いに唯一のコンビニ
” 7 - 11 ”
これより先に
 遊 漁 証 ” 及び ” 飲 食 物 ”
等の販売所はありませので
” ご 注 意 く だ さ い ”

一 ッ 谷 交 差 点 ”
から、およそ2分
” 桐 沢 交 差 点 ”
で左折し 桐 沢 橋 ” の終端で
右に曲り
青 木 鉱 泉
目指します。
 
桐沢橋を渡り終えてから約2分
” 韮崎南アルプス中央線・12号 ”
に突き当たり、左折します。
 
左折直後
” 青 木 鉱 泉 ”
の表示看板に従い右折します。
 
林道ゲート手前
200m程は ” 未 舗 装 ” になります。
林道ゲート前に残土捨て場があり
” ダ ン プ カ ー ”
が頻繁に通行しますので
” ご 注 意 く だ さ い ”
 
韮崎ICより、およそ10分
” 御 庵 沢 小 武 川 林 道 終 点 ”
ゲートに到着です。
” 1 0 0 % 舗 装 ”
された快適なコースの始まりです。
” ゲ ー ト ”
” 4 月 2 9 日 頃 迄 ”
閉鎖されてますので
” ご 注 意 く だ さ い ”
 
ゲート脇の林道案内板
 
 
ゲートより約12分
左折が ” 甘 利 山 ” に向う 
” 御 庵 沢 小 武 川 林 道 ”
右折し 武 川 林 道 ” に進入。
 
右折直後の林道案内板
 
” T 字 路 ”
脇の林道詳細案内看板。
 
右折して、約4分
T字路左側が
 ” 小 武 川 支 線 ・ 小 字 沢 線 ”
甘利山に向います。
? こ の 周 辺 が 鳥 居 峠 ら し い ?
右折し
” 青 木 鉱 泉 ”
を目指します。
 
韮崎ICから凡そ30分
ゲートから20分余
” 三 角 ロ ー タ リ ー 交 差 路 ”
に到着し右へ1分程進みます。
左へ5分ほど走ると
” 青 木 鉱 泉 ”
に着きます。
 
三角ロータリーに立つ
” 小 武 川 林 道 起 点 標 ”
この
” 起 点 標 ”
何を意味するのでしょうか?

韮崎ICから凡そ30分
ゲートから20分ほど
” ゴ ア 沢 橋 ”
周辺の駐車場所に到着です。

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4.入 渓

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                      釣 行 日 ・・・・・7月6日
                      入 渓 時 ・・・・・7時55分
                      標      高 ・・・・・920m
                      天      気 ・・・・・曇りのち快晴
                      気      温 ・・・・・24度
                      水      温 ・・・・・16度
                      R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
駐車場所から3分ほど下り歩くと
左側の
” カ ー ブ ミ ラ ー ”” 道 路 標 識 ”
が立つ地点の草むらの奥に
” 小 武 川 第 二 砂 防 堰 堤 ”
の表示板が ” 堰 堤 袖 ” に見えます。


” 堰 堤 袖 ”
を進みますと
眼下右側の
” 小 武 川 ”
に左側から
” ゴ  ア  沢 ” 
が流れ落ち込む様子が覗えます。

” 堰 堤 袖 小 口 ”
の取り付け ” 鉄 梯 子 ” で下ります。

” 小 武 川 ”
右岸側
に水量が3割ほどの
” 支 流 ゴ ア 沢 ”
が流れ落ち込む
下り立つた地点での様子です。

水量が多く
” ゴーロ落ち込み ”
の連続帯で水勢が強く
” ス ポ ッ ト ”
が少ないです。




入渓後50分、標高1000m
朝一番の挨拶です。

”  ゴ ー ロ 滑 落 ち 込 み ”
の瀬頭から平瀬での
勢い良くのライズです。

今にも滑り落ちそうな
” 巨 大 浮 石 ”
近付かない方が無難です。

入渓後90分幅広い堰堤
正面右端が
” 支 流 ド ン ド コ 沢 ”
左端が本流
” 丸 沢 ”
此処までが
” 小 武 川 ”
と呼称されております。

” 丸 沢 ”
側の林の中を抜け
堰堤を越えます。

堰堤上の中州を挟んで
手前が
” 丸 沢 ”
向こう側が
” 支 流 ド ン ド コ 沢 ”

堰堤上の ” 丸 沢 ” の様子です。

堰堤から15分
川床の浸食を防ぎ
河川の勾配を安定させる役割の
” 床 固 ”
( とこかため )

1番目床固めから15分
” 2 番 目 床 固 ”

15分後
” 3 番 目 床 固 ”
真新しい橋は
” 丸 沢 橋 ”
床固の真上辺りに
” 小 武 川 8 号 橋 ”
ありましたが跡形もありません。

3番目床固から7分後
” 丸 沢 橋 ”
を潜ると直ぐに
” 4 番 目 床 固 ”

4番目床固を越えると5分後に
” 5 番 目 床 固 ”

9分後
” 6 番 目 床 固 ”

6分後
” 7 番 目 床 固 ”

5分後
” 8 番 目 床 固 ”

5分後
” 9 番 目 床 固 ”


10分後
幅1m程の橋 ” 登 山 者 用 ” でしょうか?
その直ぐ後方には
” 10 番 目 床 固 ”
陽ざしが強くなり、お腹も空いたので
橋の下の日陰で昼食です。

本日の食材です。




”1 0 番 目 床 固 ”
を越えると前方には3段の堰堤。

近くで見ると
” 圧 巻 の 姿 ”
まるで青空と繋がっているようです。

左岸側の低い斜面を容易に登ると
” 堰 堤 工 事 用 通 路 跡 ”

通路の消滅後
斜面の踏み跡を辿ります。

斜面をコンクリートで固めた所に出合い
” コ ン ク リ ー ト の 地 面 際 ”
に沿って雑草を踏み倒し進みます。


” コ ン ク リ ート 際 ”
の平坦地を6mほど進みますと
” 堰 堤 袖 ”
に出ます。

堰堤袖からの下流の眺め。

堰堤上流側の様子
白雲が ” ア ク セ ン ト ” になり
” 清 々 し い 青 空 ”



” 丸 沢 第 一 砂 防 堰 堤 ”
から40分後
2段の2番目堰堤。

右岸側から容易に堰堤袖を越えます。



” 水 通 し 直 前”
に珍しい ” 中 州 ” を形成。


林道のコンクリート側壁

45分後、3番目堰堤

左岸側から林道側壁に沿って上り
一旦、林道に出ます。

林道から容易に堰堤袖に出
1.5m程の高さを懸垂で降ります。
堰堤下流の光景。

堰堤上流側の様子。

10分後、3mの床固
一 見
自然石の隙間を這い上がれそうですが
片手では無理で左岸側から越えます。

越えると100m前方に4番目堰堤。

左岸側から容易に堰堤袖を伝い

備え付けの鉄梯子で下ります。
堰堤上流側の光景。

10分後5番目堰堤



15分後6番目堰堤
左岸側から
かんたんに堰堤袖を越えます。

堰堤上流側の様子です。

6番目堰堤から35分後
中央の 黒 巨 石 ” を挟み
” 丸 沢 ”
左岸側に
” 支 流 大 棚 沢 ”
流れ込みます。
けじめがいいので此処で
” 出 渓 ”
近日中にはこの先を
遡行したいと思っております。

左岸側の短い3m程の緩斜面を上り
溪に直角、西方面に
森林の中を抜けると
4分程で林道に出
不安ながら下ると

” 青 木 鉱 泉 の 表 示 板 ”
ホットした瞬間です。

分岐路で躊躇し見回すと

” 青 木 鉱 泉 矢 印 板 ”



出渓後45分
左側が ” 青 木 鉱 泉 ” の入口
” 青 木 橋 ”
直進します。

出渓後70分
一気に下りて来たが
疲労感は余りない。
・・・ お粗末でした ・・・

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8時間20分の雑感 

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入渓口から最初の堰堤までは
ゴーロ帯で渓観も良く
水量が少なくなれば
 ス ポ ッ ト ”
が多く出現するかと思います。
その後
丸沢第一砂防堰堤
迄は床固群で荒れており
” プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ”
は極めて少なくなります。
それ以遠
3番目堰堤
を過ぎた辺りまでの40分程は
木々が川面を多い
” 涼 感 ”  と ” 渓 観 ”
が楽しめますが
その後は堰堤が多く
荒れた平瀬帯となります。

概ね全行程
陽射しをまともに受けますので
 夏 季 釣 行 ”
にはお気を付けください。

      入渓時刻・・・・・・・・・・ 7時55分
      入渓高度・・・・・・・・・・ 920m
      退渓時刻・・・・・・・・・・ 16時15分
      退渓高度・・・・・・・・・・ 1300m
      R  I  S E・・・・・・・・・・3 回
      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回   
      合せ仕損・・・・・・・・・・ 0 回         
      バ ラ シ・・・・・・・・・ 2 匹
       LANDING-NET・・・・・・・ 1 匹    
       LANDING-NET%・・・・・・ 33%

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お役にたちましたならば
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して広告をご覧いただければ
幸いです。
な お 
6月はアクセス数が
” 3 4 4 7 回 ”
その内 ” 1 0 人 ” の方が
役に立ったと
” 広 告 を ク リ ッ ク ”
されました。
10人の皆様
ありがとうございました。 

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Ⅱ.宿  泊  施  設

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1.ア グ リ ー ブ ル 武 川

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” 武 川 真 原 桜 並 木 通 ”
” 桜 の 名 所 ”
沿いに佇む
” 北 杜 市 所 有 ”
で民間業者に
委託し運営されている
” 宿 泊 ・ 食 事 ”
施設です。
詳細は下記をご覧ください。

ある日の夕食は蕎麦定食
全てが野菜
アグリツーリズム
ですから。

ある日の朝食
卵はウコッケイ
サラダは蕎麦の芽
納豆・シラス大根おろし。

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Ⅲ.渓魚の種と自然分布圏

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1.ア マ ゴ
学 名
Oncarhynchus masou ishikawae
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陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして
” 四 国 全 域 ”

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2. ヤ マ メ
学 名
Oncarhynchus masou masou
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陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" ア マ ゴ 自 然 生 息 圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
” 内 水 面 漁 業 協 同 組 合 史 ”
の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は見当たりません。

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① 屋 久 島 ヤ マ メ

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” 安 房 川 ・ 小 杉 谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財 団 法 人 ・ 淡 水 魚 保 護 協 会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった
文化勲章受章者
” 今 西 錦 司 博 士 ”
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧 小 杉 小 ・ 中 学 校 校 門 跡 ”
の門柱前に
設置されております。

  
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3.イ ワ ナ

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① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名
Salvelinus leucomaenis japonicus
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陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不 鮮 明 ”
並びに腹部に
 オ レ ン ジ
の斑点があります。
命名は
大 島 正 満 理 学 博 士 ”
です。

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② ニ ッ コ ウ イ ワ ナ
学 名
Salvelinus leucomaenis pluvius
================================================================

陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
ア メ マ ス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に
レ モ ン
斑点を有し
命名は
” 大 島 正 満 理 学 博 士 ”
です。

============================================================

③ ゴ  ギ
学 名
Salvelinus leucomaenis imbrius
============================================================

陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の
” 虫 喰 い 模 様、鯖 模 様 ”
が存在し
腹部に
レ モ ン
の斑点があります。
” 大 島 正 満 博士 ”
” 種 ”
と認めず
” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
に偏しています。
因みに
広島県の
” 天 然 記 念 物 ”
に指定されております。

==========================================================

④ キ リ ク チ
学 名
Salvelinus japonicus Oshima
===========================================================

陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オ レ ン ジ
の斑点があります。
因みに
奈良県の
” 天 然 記 念 物 ”
に指定されております。
な お
” 大 島 正 満 博 士 ”
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
” 1 亜 種 ”
捉えております。

===================================================================

⑤ ア メ マ ス
学 名
Salvelinus leucomaenis leucomaenis
=======================================================================

降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
” ア メ マ ス ”
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に
” 白 色 斑 点 ”
があります。

=================================================

⑥ オ シ ョ ロ コ マ
学 名
Salvelinus malma malma
=====================================================

陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び
渡島半島
です。
形態的特徴は
体側に
があります。

===================================================

⑦ ミ ヤ ベ イ ワ ナ
学 名
Salvelinus malma miyabei
=====================================================

北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
然 別 湖 ”
のみに生息している
” イ ワ ナ ”
形態的特徴は
体側に
があります。
動物学者
” 大 島 正 満 博 士 ”
新種としましたが
他の多くの学者は
” オ シ ョ ロ コ マ ”
” 亜 種 ”
捉えています。
命名は1938年
” 大 島 博 士 ”
恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
北海道の
” 天 然 記 念 物 ”
に指定されております。
以 上 が
” 動 物 学 者 ・ 大 島 正 満 博 士 ”
の学説であります。
九州には
 ” イ ワ ナ ”
” 自 然 分 布 圏 ”
存在しません。

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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説。

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2. 五  種  一  亜  種  説
=
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1961年
動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ ・ ミヤベイワナ ・ アメマス
ニッコウイワナ ・ ヤマトイワナ
の五種とし
”キ リ ク チ ”
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
の亜種と唱え
” ゴ ギ ”
は種と認めず
” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
に偏しました。

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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論
で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士は日本の
” イ ワ ナ ”
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ  ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。

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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました。
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。

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