目 次
Ⅰ.天鳥川
1.釜瀬川
2.在来渓魚
3.黒森地区
4.経 路
5.入 渓
Ⅱ.宿泊・温泉・レストラン
1.民宿五郎舎
2.手打ち蕎麦・有井館
3.増富ラジュウム温泉
4.明野温泉・太陽館
5.ミサワワイナリー
6.甲州牛・和こう
========================================
韮崎ICより9分
” ミサワワイナリー ”
韮崎インターから凡そ35分
駐車場所すぐ前の光景です。
落差2mほどの緩やかな
入渓し易い下り口です。
入渓直後の様子です。
木々の枝々が川面に伸び
その間から射す光の線と
落ち込みの水泡の輝きがが幻想的です。
なだらかな流れに
ホッと一息つく。
11時55分、入渓後3時間40分
右岸側が本流の天鳥川
左岸側に流れ落ち込む細流
” 名の知れぬ沢 ”
に進みます。
分岐点から10分ほどに
本谷釜瀬林道にかかる本谷釜瀬3号橋です。
橋を潜り終えた直後の様子です。
12時30分
倒木の下辺りの主流からです。
12時45分、標高1400m
緩瀬からのライズです。
13時50分
林道が見えたので出渓し
遅い昼食を有井館の手打ち蕎麦を食しに
====================================================
5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー
====================================================
” 明野温泉・太陽館 ”
の反対側車線
ミサワ・ワイナリー入り口
2. 五 種 一 亜 種 説
3. 二 種 一 亜 種 説
1.民宿五郎舎
2.手打ち蕎麦・有井館
3.増富ラジュウム温泉
4.明野温泉・太陽館
5.ミサワワイナリー
6.甲州牛・和こう
Ⅲ.渓魚の種と自然分布
1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
2.屋久島のヤマメ
3.イワナの種と自然分布圏
Ⅳ.日本のイワナの分類
=====================================
Ⅰ.天 鳥 川
======================================
山梨県北杜市黒森地区
” 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
東端の南斜面を主水源とし
” 飯 森 山 ”
( 2116m )
等の沢水を集め
西へおよせ4.5kmを
細く緩やかに流れ下り
戦後孤児の養育園があった所
何故か、未だに
『 天 使 園 』
の標柱がある
本谷釜瀬林道が渡る
” 本 谷 釜 瀬 1 号 橋 ”
の下流20m先で
” 釜 瀬 川 ”
に流れ落ち込む支流です。
==================================
1.釜 瀬 川
==================================
山梨県北杜市黒森地区
” 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
北端の南斜面を主水源とし
西に流れ
塩川ダムの建設で造られた
人造湖の瑞牆湖までの
およそ11kmで
塩川の本流筋になります。
過っては ” 塩 川 ダ ム ” 辺りで
東方、増富温泉方面から流れ来る
” 本谷川 ” と ” 釜瀬川 ”
の合流地点以下が ” 塩 川 ” と称されてましたが
現在は "塩川ダム" より流れ出
の合流地点以下が ” 塩 川 ” と称されてましたが
現在は "塩川ダム" より流れ出
須玉町を南流し
韮崎市内に入ると南東方向に流れ
国道20号線
双葉バイパスに架かる
塩川大橋付近で ” 釜無川 ” に流入する
韮崎市内に入ると南東方向に流れ
国道20号線
双葉バイパスに架かる
塩川大橋付近で ” 釜無川 ” に流入する
約23kmが ” 塩 川 ” と名称されております。
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=====================================================
2.富士川水系の在来渓魚
=====================================================
南アルプスの北端
” 鋸 岳 ・ 横 岳 ・ 鳥帽子 ”
( 2685m ) ( 2142m ) ( 2533m )
を諸水源に、長野・山梨県境を北流し
長野県富士見町落合で
八ヶ岳山麓から流れ出す
10数本の支流を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
10数本の支流を集めた
” 立 場 川 ”
と合流、屈曲し
甲州街道20号線に沿うように
流路を南東に変え ” 国境橋 ” で山梨県内に入り
甲府市の南、市川大門町内
” 富士川大橋 ”
” 富士川大橋 ”
下流700mで ” 笛吹川 ” と合流する間の
約64kmが ” 釜 無 川 ” と呼称され
以降は日本三大急流の一河川
( 熊本県 = 球磨川、山形県 = 最上川 )
” 富 士 川 ”
と名を変え
64kmを経て ” 駿 河 湾 ” に注ぎますが
64kmを経て ” 駿 河 湾 ” に注ぎますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが
” 富 士 川 ”
と名称されています。
” 富 士 川 ”
と名称されています。
元来 ” 富 士 川 水系の 在 来 渓 魚 ” は
” アマゴ ” と ” ヤマトイワナ ”
の自然棲息圏でありましたが
現在は ” ヤマメ ” 及び ” ニッコウイワナ ”
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ ”
も放流され、残念ながら
” ヤマトイワナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流 ・ 小沢
でも極めて稀であるようです。
でも極めて稀であるようです。
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3.黒 森 地 区
=======================================
山梨県北杜市北部と長野県の県境
信 州 峠 ・ 瑞 牆 山 ・ 金 峰 山
の南麓に位置する
” 標高1140m ”
に28世帯50余人が生活しております。
特 産 品 は
” 花 豆 ・ マ ツ タ ケ ”
で ” 花 豆 ” は
標高度の高い南斜面で日当たりが良く
水はけに優れ
昼夜の温度差が大きい
” 花 豆 ・ マ ツ タ ケ ”
で ” 花 豆 ” は
標高度の高い南斜面で日当たりが良く
水はけに優れ
昼夜の温度差が大きい
立地条件に恵まれ
” 大 粒・薄 皮 ”
の高質品を生産しますが
” 大 粒・薄 皮 ”
の高質品を生産しますが
作付け面積は狭小で
収穫量も少ないため
収穫量も少ないため
市場に出回ることは稀なようです。
また ” マツタケ ” も
採取量が極少で
採取量が極少で
” 幻 の 増 富 ブ ラ ン ド ”
と言われ、採取者との直接取引が
確立されておるようで
新規での購入は困難のとのことです。
最上部に位置する
” 民 宿 五 郎 舎 ”
からの黒森地区の集落の眺めです。
晴れた日には山間の前方に
” 南 ア ル プ ス ”
が鮮やかに見えます。
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4. 経 路
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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
” 黒 森 ”
を目指します。
方向に右折し
” 黒 森 ”
を目指します。
因みに ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ” で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。
韮崎ICより9分
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに、明野で唯一のワイナリー
ミサワワイナリー
が、右折した300メートル先にあります。
この建物は ” レストラン彩 ” です。
奥にはワインショップ館があります。
” ミサワワイナリー ”
看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
を誇る明野町に
” 南アルプス ・ 八ヶ岳 ・ 富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野温泉太陽館 ” があります。
帰路には
帰路には
” 明野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
” 北杜市明野サンフラワーフェス2013 ”
” 孫 女 橋 ”
を渡り終えた所で右折します。
韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前で
” Y 交差路 ”
を右に5分ほど進みますと
増富村営 ” 増富の湯 ” 日帰りの
含有量 ” 世界一のラジュウム温泉 ” に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に進み ” 黒 森 ” を目指します。
韮崎インターから凡そ35分
山梨県側の信州峠の麓
” T 字交差路 ”
周辺が住人50余人・28世帯の黒森地区です。
” T 字交差路 ”
周辺が住人50余人・28世帯の黒森地区です。
” 百名山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山起点として、周辺には
山荘・民宿・キャンプ場
が点在しております。
が点在しております。
右折し ” 本谷釜瀬林道 ” に入ります。
T字交差路より3分弱
” 本谷釜瀬1号橋 ”
を渡り終えた直後の
” 本谷釜瀬林道 ”
両脇の廃墟の右側平屋横に
両脇の廃墟の右側平屋横に
駐車スペースがあります。
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5. 天 鳥 川 入 渓
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釣 行 日・・・・・ 9月28日午前8時15分
天 気・・・・・ 快 晴
気 温・・・・・ 26度 水温=14度
R O D・・・・・ 6.00 Foot Power = Slow
L I N E・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
LEADER ・・・・・Phoenix Braided Silk 150cm
TIPPET・・・・・・8 X
標 高・・・・・・1300m
駐車場所すぐ前の光景です。
落差2mほどの緩やかな
入渓し易い下り口です。
入渓直後の様子です。
木々の枝々が川面に伸び
その間から射す光の線と
落ち込みの水泡の輝きがが幻想的です。
なだらかな流れに
ホッと一息つく。
右岸側、沈み石周辺からです。
11時55分、入渓後3時間40分
右岸側が本流の天鳥川
左岸側に流れ落ち込む細流
” 名の知れぬ沢 ”
に進みます。
分岐点から10分ほどに
本谷釜瀬林道にかかる本谷釜瀬3号橋です。
橋を潜り終えた直後の様子です。
12時30分
倒木の下辺りの主流からです。
12時45分、標高1400m
緩瀬からのライズです。
13時50分
林道が見えたので出渓し
遅い昼食を有井館の手打ち蕎麦を食しに
4時間50分の釣行雑感
=======================================================
殆ど林道沿いに流れており
入・退渓口が多く在ります。
水量の少ない細流で、水深も浅く
木々が岸辺近くに迫っていますので
短いロッドで
仕掛けを工夫する必要があるかと思います。
又、ドライ・フライの技術
及び渓魚の生活態様の習得と
渓魚釣の多くの楽しみが凝縮した
格好の小渓流と思います。
どうぞ、あなたの想像力を
充分に養い発揮してください。
帰り際には ”増富の湯” にドップリ浸かり
温まり、癒し
夕食は ” ミサワワイナリー ” 内の
” レストラン彩 ”
でお腹を満たし帰宅しました。
入渓時刻・・・・・・・・8時40分
退渓時刻・・・・・・・・13時30分
R I S E ・・・・・・・・6 回
合せ切れ・・・・・・・・ 0
合せ仕損・・・・・・・・ 0
バ ラ シ・・・・・・・・ 1
LANDING-NET・・・・・ 5 匹
LANDING-NET % ・・・・83%
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お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
目次の横の広告を
1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
画面、最上部
目次の横の広告を
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” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。
幸いです。
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Ⅱ.宿 泊・温 泉・レストラン
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1. 五 郎 舎
( ご ろ う や )
電 話・・・・ 0551-45-0319
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山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ” ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。
梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。
食堂は窓が大きく、明るく
遠くに ” 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。
重厚な木々が
贅沢に使われています。
在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。
朝食です。
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2.有 井 館
電話 = 0551-45-0455
==================================================
黒森の ” 釜 瀬 橋 ” から
約10分ほどの金山平で
” 民宿と手打ち蕎麦店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。
入り口にある ” 水 槽 ” で飼われている
” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。
奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。
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3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
========================================================
帰り際には
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
” ラジウム含有量世界一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源泉温度25度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。
詳細は下記にアクセスください。
====================================================
4. 明 野 温 泉 太 陽 館
=====================================================
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
を誇る明野町の茅ヶ岳広域農道沿いに
” 南アルプス・八ヶ岳・富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
宿泊設備を備えた町営
” 明野温泉 ・ 太陽館 ”
帰路には疲れた体を癒してはいかがですか。
詳細は下記にアクセスください。
5. ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー
====================================================
” 明野温泉・太陽館 ”
の反対側車線
韮崎方面へ
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ” ワイナリー ” があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
およそ500m先の
文字看板を左折し、1分ほど進むと
明野町唯一の ” ワイナリー ” があります。
帰り際には
増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
OR
明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉
で心身を癒し
ワインショップ館で
”大事な人”
にお土産を買って
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html
”大事な人”
にお土産を買って
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_winery/akeno/index.html
ミサワ・ワイナリー入り口
この建物は
” レストラン彩 ”
現在は ” ランチのみ ” の営業です。
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
ア プ ロ ー チ
フ ロ ン ト
メ イ ン ル ー ム
サ ブ ル ー ム
=====================================================
6. 甲 州 牛 ・ 和 こ う
=====================================================
韮崎ICから右折後600m先に
構える甲州牛専門店です。
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ” は
他店では味わえない生肉です。
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。
================================================
Ⅲ.渓魚の自然分布と種
===============================================================
1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
================================================================
① ア マ ゴ
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。
② ヤ マ メ
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
============================================
2. 屋久島のヤマメ
=============================================
” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 ) ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散 )
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
============================================================
3.イワナの種と自然分布圏
=============================================================
① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 or 不鮮明 ”
並びに腹部に
” オレンジ色 ”
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の ” ニッコウイワナ ” と ” アメマス ” の
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に ” レモン色 ” 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
③ ゴ ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に ” レモン色 ” の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 は ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
” オレンジ色 ”
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士 は
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
と
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナとアメマス
の混棲圏以北
及 び
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。
⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
” 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
動物学者
大島 正満 博士
は新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
====================================================
Ⅳ.日本のイワナの分類
=======================================================
1. 一 種 説
==========================================
1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
は
オショロコマ
一種とする説。
=======================================================
2. 五 種 一 亜 種 説
==============================================================
1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ は ヤマトイワナ の
キリクチ は ヤマトイワナ の
亜種と唱え
” ゴ ギ ”
は種と認めず
” ニッコウイワナ ”
に偏しました。
===================================================
3. 二 種 一 亜 種 説
==========================================================
1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士は日本の
イ ワ ナ
は
アメマス と オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
は アメマス の
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
=================================================================
最後迄ご覧いただき
ありがとうございました。
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
======================================================