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2013年7月22日月曜日

*** Jul-2013 ; 千 曲 川 支 流 ・ 梓 川 釣 行 記 ***

 
目 次
   Ⅰ.千 曲 川
              1.川 上 村
              2.梓      川
                     ①  経 路
                     ② 入 渓 そ の 1
                     ③ 入 渓 そ の 2
   Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.金 峰 山 荘
               2.川 上 山 荘
               3.町 田 市 自 然 休 暇 村
               4.白 木 屋 旅 館
   Ⅲ.渓 魚 の 種 と 自 然 分 布 圏
               1.ア マ ゴ ・ ヤ マ メ の 自 然 分 布 圏
                      ① ア マ ゴ
                      ② ヤ マ メ
               2.屋 久 島 の ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ の 自 然  分 布 圏
   Ⅳ.日 本 の イ ワ ナ の 分 類
               1.一 種 説
               2.五 種 一 亜 種 説
               3.二 種 一 亜 種 説
 
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Ⅰ.千  曲  川 
 
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長野県川上村 ・ 埼玉県秩父市
( 甲 州 )     ( 武 州 ) 
山梨県山梨市
( 信 州 )
三県境の奥秩父連峰主脈中央に位置する
” 甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ ・ 2475m )
長野県川上村側北斜面を主水源とし
八ヶ岳・蓼科の諸河川の支流を集め
松本辺りで ” 飛騨山脈 ” を水源とする
北流してきた 犀   川 と合流した後
( 上高地 ・ 梓川  )
北西に流れ
 新潟県 ” に入り 信濃川 ”
と名称を変え
越後平野を潤し日本海に流れ込む
全長367km 日 本 最 長 ” の河川です。
因 み に
信濃川と呼ばれている部分が153kmに対し
千曲川は214kmと長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川本流を
信濃川と規定しています
信濃川の渓魚の自然分布は
” ヤ マ メ ” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
でしたが、今では
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ
が放流されているようです。
 
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1. 川 上 村 

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長野県の最東南端に位置し
標高1185m
( 川上村役場地点 ) 
 最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ・2475m  )
国  師 ヶ 岳
( こくしがたけ・2592m  )
金  峰   山
( きんぷさん・2599m )
小  川   山
( 2418m )
と連なる奥秩父連峰主脈の北斜面を擁し
甲武信ヶ岳の北側斜面
標高 ” 2200m ” には
” 千 曲 川 信 濃 川 水 源 地 標 ”
が設置されている
人口約4500名の千曲川最上流
秩父多摩甲斐国立公園
の一角を占めている村です。
特に 野 菜 産 業 ”
(  レ タ ス )
昼夜の大なる温度差
潤な大地、豊かな水
に恵まれると共に家の方々の努力で
レタス生産高が
本一の レ タ ス 王 国 ” であり
レタス農家約600軒の
年平均収入は
  2500
にもなるそうです。
因みに
彼らを支えているのは
中国 ・ フィリッピン ・ タイ
各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
最盛期の夏季には
” 1000余名 ”
にも至るとのことです。
ま た
古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中の木に留めて
” ニホンオオカミ ”
と交配させたという伝承がある
『 川 上 犬 』 長野県の 天然記念物 ”
に指定されています。

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2. 梓   川  

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 川
と聞くと
” 上高地の梓川 ”
を思い浮かべますが
長野県・川上村最奥部の梓山地区と
山梨県山梨市との境界
奥秩父連峰中央付近に位置する
” 国 師 ヶ 岳 ”
( 2592m )
の北斜面を主水源に
およそ9km北流し
68号線沿い梓山地区の
白木屋旅館前の ” 梓 にかかる梓橋から
下流約60m先で
” 千 曲 川 本 流 左 岸 側 ”
に流れ落ち込む左岸側最上流の支流です。

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   ①  経   路   

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し、川上村に設置されている
” 町田市自然休暇村
を目指します。
因みに ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ” で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。
 
右折し600mほど右側に
” 甲州牛専門店 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。


メニューは
ステーキ ・ 焼肉 ・ すき焼き
しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


  韮崎ICから約2分
三つ目の信号
 ” 宮久保交差点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。


韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。


この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現在は ” 昼食 ” だけの営業になっております。
奥にはワインショップ館があります。
 
ワインショップ館 
 
” ミサワワイナリー ”
の看板から500m進むと
” 日 照 時 間 日本 一 ”
を誇る明野町に
” 南アルプス ・ 八ヶ岳 ・ 富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野ふるさと太陽館 ” があります。
” 明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で  ”  にお土産を買い
 ” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和こう
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
 毎 年
” 7月27日~8月25日 ”
の期間 太 陽 館 ” を中心
に開催され
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
お気にお留めください。



韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
を渡り終えた所で右折します。
  
韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖 ・ 瑞牆湖前
” Y 字 交 差 路 ”
右に5分ほど進みますと
増富村営 増 富 の 湯 日帰りの
含有量 世界一のラジュウム温泉 に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に進み 黒  を目指します。

韮崎インターから凡そ35分
山梨県側信州峠の麓

 ” T 字 交 差 路 ”
周辺が

人50余人 ・ 28世帯の黒森地区です。
百 名 山 ・ 瑞 牆 山
( みずがきやま ・ 2230m )

の登山拠点として
” 山荘 ・ 民宿 ・ キャンプ場 ”
が点在しております。
因みに、右折地点が
 ” 本谷釜瀬林道 ”
” 終 点 ”
 起 点 ”
増富温泉になります。
直進し ” 信 州 峠 ” を越え
” 町田市自然休暇村
を目指します。


信州峠の頂点、標高1468mの
山梨県との県境を越えると
レタス生産日本一の
長野県川上村です。
信州峠の麓のレタス畑は
一面、苗がビニールに覆われ
夏の出荷への成長を促しています。
 
韮崎ICから約45分
信州峠を越え下った
” T 字 路 ”
を右折し秩父方面に向かいます。
 
 右折後、2分程に自家栽培のそば粉で
お母さんが 割手打ちを提供している
食事処
是非、お試食ください。
木曜日が定休日です。
 
手作りお茶うけが出てきます。
 
メニューは ” 10割手打ちモリ蕎麦 ” のみです。
 
韮崎ICから50分程で
68号線に出合い、右折します。
右側角地は地元スーパー
” ナ ナ ー ズ
帰り際には地元特産品を
お土産に探しては、いかがですか。
 
川上村・居倉地区の
” 小 坂 橋 ”
からの千曲川本流の光景です。
村内の本流は
上流の諸支流で取水され
水量は少なく、平坦地を流れる故
緩やかな浅瀬を形成しています。
快晴だと正面に 八ヶ岳 ” が見えるのですが。
 
韮崎ICより60分
ナナーズより10分
右折し を目指します。
 
坂を登りきった直後の
案内板に従い左折します。
 
案内板に従い右折します。
 
韮崎ICから70分弱にて
町田市自然休暇村 ”
の入り口に到着です。
右へ200m先の やまめ橋 ” が入渓地点です。
 
左側50m先が
 " や ま め
右側は梓川に沿う凸凹砂利の林道です。
 
” 韮 崎 I C か ら 7 0 分 程
やまべ橋周辺の
駐車スペースに到着です。
お疲れ様でした。
 
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② 入 渓 そ の 1
 
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                      釣 行 日 ・・・・・7月17日
                      入 渓 時 ・・・・・9時10分
                      標      高 ・・・・・1400m
                      天      気 ・・・・・曇りのち晴れ
                      気      温 ・・・・・24度
                      水      温 ・・・・・14度
                      R  O   D ・・・・・6.60 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Phoenix Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
” や ま め 橋 ”
からの本流の眺めです。
左岸側の橋の袂から容易に入渓出来ます


入渓直後の様子です。


2mほどですが直登です。

 
9時30分
早々のお出迎え、ありがと~。
 
頭頂部から背に虫食い模様
? ゴ ギ ?
は、より鮮やかな鯖模様であるが・・・。


左岸側の白泡切れ辺りから
こんな20cm程の浅瀬を
よろよろと、ぱくり。


9時48分、ニッコウイワナです。


左岸側の平瀬から勢い良くのライズです。


右岸側に ” 名の知れぬ沢 ” が流れ込みます。


幅50cmほどの細流
チョット覗いてみます。
 
出合から20mほどの
急勾配を登り終えると平坦になります。


10時20分、標高1570m。


左岸側の平瀬からのライズ。
川底は土砂で埋められ、住みにくそうです。
 
 
大石の間を潜り抜け流れているので
所々で流路が見えなくなります。
 
川幅は狭く木々が迫り
キャスティングは難儀です。
 
木々が伐採され露出した山肌は
雨に削られ沢に流れ込み
川底が土砂で埋め尽くされている原因です。
水量が少なく、水勢も弱いので
中々、押し流せないでしょう。
撤退です。
 
10時48分本流に戻り
清々しい気分の本流で再開
50分のロスです。
 
11時00分
気分は ” スッカリ ” 爽快
悪夢を払う出会いです。
 
右岸側の大石周り
平瀬からのお出ましです。
 
入渓してから2時間40分
最初に出合う堰堤です。
左岸側に足場の岩があり
1m程の高さなので懸垂で乗り越えます。

直後に現れる10mの滑滝
左岸側の岩を登り進みます。
滑りますから落ちないように!!
 
12時16分昼食です。
パン、ソーセージ、粒マスタード、レタス
そして、レトルトのコーンスープです。
 
 
この ” コーンスープ うまい!
無添加・無保存料・無化学調味料。
 
食後はリーフ・ティーとクッキー
満喫した所で
13時05分、再遡行です。
 
平坦な流れの平瀬
適度な大きさの石の散在が
石化け
” ストーキング ”
を容易にします。
 
ゴーロの沢に変わります。
 
スポットは多くあるのですが・・・・。
 
14時45分、標高1610m。
 
左岸側の主流脇からのライズです。
 
左岸側は大石越え
右岸側の斜度のある大岩の窪みを頼りに
通り過ごします。
 
 
16時09分、標高1640m。
 
左岸側の開きからです。
 
16時30分
2mほどの4段の堰堤
その先に赤く見えるのが
” 梓 川 2 号 橋 ”
本日は、此処で出渓です。
” 明日は、この先を紹介します ”
 
梓川に沿う凸凹林道を下ります。
 
” 梓 川 2 号 橋 ”
から約18分で駐車場所に到着です。
 
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*** 7時間20分の雑感 ***

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” やまめ橋 ” から ” 梓川2号橋 ”
の間は凡そ1.6Kmほどですが
落ち込み ・ 淵 ・ 棚
早 瀬 ・ 平 瀬
ゴーロ
の組み合わせの大小が幾つも現れ
水量は少なく、スポットの多い
楽しみながら釣り上がれる
変化に富んだ渓です。
 
                           入渓時刻・・・・・・・ 9時10分
                           退渓時刻・・・・・・・16時30分
                            R  I  S E ・・・・・・・8 回
                           合せ切れ・・・・・・・ 0 回
                           合せ仕損・・・・・・・ 0 回
                           バ ラ シ・・・・・・ 2 匹
                           LANDING-NET ・・・・ 6 匹
                           LANDING-NET % ・・・75%

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③ 入 渓 そ の 2 
 
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                      釣 行 日 ・・・・・7月18日
                      入 渓 時 ・・・・・8時00分
                      標      高 ・・・・・1640m
                      天      気 ・・・・・快 晴
                      気      温 ・・・・・18度
                      水      温 ・・・・・14度
                      R  O   D ・・・・・6.60 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Phoenix Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X
 
昨夜は金峰山荘に宿泊し
7時20分
昨日と同じ場所に駐車
気温15度、寒いよ~。
 
50mほど戻り
右側の林道を登ります。 
 
勾配の緩やかな林道
途中、凸凹があり
セダンでは ” ボディー ” をこするでしょう。
 
砂利坂道を歩くこと約25分
昨日の ” 出 渓 ” 場所から
8時00分入渓です。
 
梓2号橋を潜ると
魚道付きの2mの堰堤。
 
堰堤を登り越えると右岸側に
 ” 地 蔵 沢 ・ 1.5km ”
が流れ込みます。
 
此処から渓流釣りが始まります。
 
8時38分、標高1650m
今日も、早いお出迎えです。 
 
左岸側の大石周りから
ニョロニョロとのお出ましです。
 
暫くは、開けた平瀬が続き
” ストーキング ”
に苦労する。
素通りすればよいが
” ナイス・スポット ”
を見つけると ” キャスト ” せずにはいられない。
 
9時30分、標高1650m 
 
水深20cm程の平瀬
沈み石周りからのライズです。
こんな浅瀬にも
20cm超えがいるのですね。
 
ゴーロの沢に変わってきました。
 
短い落ち込み、浅い水深
” ド ラ イ ・ フ ラ イ
には格好の様相です。
 
10時17分、標高1660m
緩やかな瀬が続き
高度は差ほど上がりません。
 
中央の流れ出しからです。
 
10時37分
ほとんど同じサイズです。
 
中央奥の滑落ち込みの石裏からです。
 
11時00分、鮮やかな黄色斑点の
ニッコウイワナです。
 
頭頂部に ” ゴ ギ ” もどきの 虫食い模様 ”
 
11時10分
石積みが剥がれかけた2段の堰堤。
右岸側から簡単に越えられます。
 
この堰堤の右岸側周辺の林道沿いには
林道を通りレタス畑への鹿の侵入を防ぐために
ネットが張られています。
此処から林道に出るには
斜面沿いを2分ほど上流に進むと
朽ちた堰堤に突き当たり
その真横の斜面を20m登り、林道に出ます。
善良なる釣り人は
決してネットの支柱を折り倒して出ないでください。
 
越えた50m先にも堰堤。
堰堤下での ” キャスト ” は好みで無いので
早々と撤退し、同じく右岸側から
平坦な林に入り通過します。
 
堰堤上の様子です。
砂防堰堤は
土砂を堰き止めるのが目的であるが
今では、長い年月を経て
土砂が堰堤の高さまで積み上げられ
堰堤上から土砂が流れ落ちる。
本来は堰堤の高さまで積もった土砂を
取り除かなければならないのだが
” 放置されている ”
と言うことは、その使命は果たしておらず
必要性も無かったのではないのか・・・?
 
11時55分、昼食です。
 
レトルトスープ、車に置き忘れた!!!
 
食後の一服
リーフ・ティーに羊羹
結構あいますよ。
 
 
13時43分
!! オ~!!
釣り人だけが味わえる
隠れた高さ15mの滑滝、暫し観賞。
 
標高1700m、Tippet 9X
今までの引きとは大きく違う。
水面近くにその姿を現わした時は
!! オ ~ 30cm ・ 30cm !!
しかし ” Tippet 9x ” が~。
 
 
カナリ水深があったので
期待はしていなかったが・・・。
 
感動の余韻を切り
集中して左岸側の
乾いた所を選び登り越えます。
濡れてる所は ” ヌ ル ” があり
非常に滑りますので注意しましょう。
 
見上げるよりも
見下げる方が ” 恐怖感 ” が何十倍も増します。
 
滝上の様子、一枚岩でした。 
 
 
15時00分、退渓です。
 
右岸側の平坦な林の中に
林道への出口を探しに入る。
不自然な一定幅の平坦な通路
過っての堰堤工事用路だったのか・・。
その脇の木に ” 赤いビニールリボン ” 発見。
 
赤いリボンを頼りに
ラッキーな気分で歩が進む。
 
赤いリボンに誘われて
急斜面を登り下る事、数回。
 
こんな難儀な ” 杣 道 ” を歩くならば
川通しの方が下るだけで楽である
と感じ渓に出る。
 
15時30分
30分で2番めの堰堤に到着。
枯れ沢の朽ちた堰堤の真横上が林道である。
 
枯れ沢の朽ちた堰堤脇の急斜面を登る。
 
15時35分、林道に出
ほっとした瞬間です。
 
この周辺は ” イチイの木 ” の自然林で
植樹した幼木を
鹿の食害から守る為に広範囲に
鹿ネットが張られております。
ネットを支える黒いポールが曲っております。
心無い釣り人が圧し折って林道に出たのでしょう。
支柱際をよじ登り跨ぎ越えます。
 
林道脇には
白い筒状が並び立っていますが
これは、植林した幼木を鹿の食害から
守るために掛けられた網目状の袋です。
 
 
二つ目の簡易ゲート
ネットは右斜面の山奥まで延びてます。
 
途中の山肌の崩壊
浮石があるかも?
素早く通り過ぎましょう。
 
15時50分
入渓地点の ” 梓 2 号 橋 ” に到着
退渓後、約50分
此処で15分の休憩です。
 
16時23分
退渓後85分、休憩15分、梓2号橋より18分
駐車場所に無事到着です。
お疲れ様でした。
 
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7時間00分の雑感

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                          入渓時刻・・・・・・・・8時00分
                          退渓時刻・・・・・・・・15時00分
                          R  I  S  E ・・・・・・・・7 回
                          合せ切れ・・・・・・・・ 0 回
                          合せ仕損・・・・・・・・ 0 回
                          バ ラ シ・・・・・・・ 1 匹
                          LANDING-NET ・・・・・ 6 匹
                          LANDING-NET % ・・・・85.7%
 
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お役に立ちましたならば
是 非
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1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
各広告をご覧いただければ
幸いです。
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Ⅱ. 宿 泊 施 設

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1.金 峰 山 荘

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川上村村営の
キャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山
O R
ロック・クライミング

ボルダリング
”メ ッ カ として
全国的に知られ
各々の方が利用しているようです。
特に、夏休みは
林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
開設は4月下旬からです。

詳細は下記に

正面玄関です。
こちらで ” 入漁券 ” をお買い求めください。


宿 泊 棟
” 1 泊 2 食 6 8 0 0 円 ” 



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2.川 上 山 荘
          Tel 0267-77-7645

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” 2015年5月 ”
に新規開館した
68号線から金峰山荘に向う
1本道の中間辺りに
環境に溶け合うように佇んでおり
元サラリーマンの
ご主人と奥さんで営んでいます。
食事は料理好きな奥さんの工夫した
” 洋食料理、家庭料理 ”
” セルフサービス ”
夕・朝食、全てが
” お替わり自由 ”
となっております
料金は近辺では1番リーズナブルな
1泊2食付6700円 ・ 年中無休 ”
電話にてお申込みください。


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3.町 田 市 自 然 休 暇 村

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宿泊客が少ないと
素泊まりにさせられます。
夕食 ・ 朝食
は地元スーパー
” ナナーズ ”
で調達を。

詳細は下記に
 
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4.白 木 屋 旅 館
電話 : 0267-99-2405

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” スーパー ・ ナナーズ ”
から ” 68号線 ” を約15分
梓川に掛かる梓橋の袂に建ち
” 田舎料理の宿 ”
と謳っております。
 
” 一泊7,780円 ”
田舎料理と言うよりも
田舎夕食
 
納豆は市販のままの
” 紙 パ ッ ク ”
器に移し替えて出して欲しいものだ。
 
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Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学  名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
 
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2. 屋久島の ” ヤマメ ”

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” 屋久島安房川・小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造・1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小・中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
 
 
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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及 び
滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 ” or ” 不鮮明 ”
並びに
腹部に オレンジの斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

③ ” ゴ  ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
   降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て、山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県・十津川最上流部の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に オレンジ の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部=知床半島、標津地方
中央部=石狩、日高山渓
西部=支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。
 
⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者 大島 正満 博士
” 然 別 湖 ”
のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者は
オショロコマ
の亜種と捉えています。
命名は1938年
新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
動物学者
 ” 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません

 
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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
 理学博士は
日本のイワナ
オショロコマ
一種とする説
 
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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年
動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え ゴ ギ ” は種と認めず
ニッコウイワナ
に偏しました。
 
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で
世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司 理学博士
日本のイワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
   
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