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2022年8月4日木曜日

*** Jul - 2022;千 曲 川 源 流 & 緒 支 流 釣 行 記 ***




編 集 中


目 次
   Ⅰ.千 曲 川
               1.川 上 村
               2.毛木場駐車場
               3. 経  路
               4. 入    渓 
                      ① 下 流 編
                      ② 中 流 編
                      ③ 上 流 編 
      5. 諸 支 流
                      ① 東 沢
                      ② 三 宝 沢
                      ③ 梓 川
                      ④ 金峰山川・東股
                      ⑤ 金峰山川・西股   
   Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.金 峰 山 荘
               2.川 上 山 荘
               3.町 田 市 自 然 休 暇 村
               4.白 木 屋 旅 館
   Ⅲ.渓 魚 の 種 と 自 然 分 布 圏
               1.ア マ ゴ  
               2. ヤ マ メ
               2.屋 久 島 ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ 
   Ⅳ.日 本 の イ ワ ナ の 分 類
               1.一 種 説
               2.五種一亜種説
               3.二種一亜種説 

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Ⅰ.千  曲  川

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長野県川上村 ・ 埼玉県秩父市
( 甲 州 )               ( 武 州 )
山梨県山梨市
( 信 州 )
三県境の奥秩父連峰主脈中央に位置する
” 甲 武 信 ヶ 岳
(  こぶしがたけ ・ 2475m  )
の長野県川上村側北斜面の
湧水を主水源とし
” 八 ヶ 岳 ・ 蓼 科 ”
を源頭とする諸支流を集め
長野市辺りで ” 飛騨山脈 ” を水源とする
北流してきた 犀  と合流した後
( 上高地・梓川 )
北に流れ
 新潟県 ” に入り 信濃川 ”
と名称を変え
越後平野を潤し日本海に流れ入る
全長367km 日 本 最 長 ” の河川です。
因 み に
信濃川と呼ばれている部分が
” 153km ”
なのに対し
千曲川の方は
 214km ”
と長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川の本流を
” 信 濃 川 ”
と規定しています
信濃川の渓魚の自然分布は
” ヤ マ メ ”
ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
でしたが、今では
” ア メ マ ス ”
の陸封型
” エ ゾ イ ワ ナ
が放流されているようです。

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1. 川 上 村
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長野県の最東南端
に位置し
全国市町村の役所所在地
” 日 本  一 最 高 度 ”
( 標高1185m )
地点にあり 
最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ ・ 2475m )
国  師  ヶ  岳
こくしがたけ ・ 2592m )
 朝  日  岳
 ( 2579m )    
金  峰   山
( きんぷさん ・ 2599m )
と連なる奥秩父連峰主脈の北斜面を擁し
甲武信ヶ岳の北側斜面
標高 ” 2200m ” には
” 千 曲 川 信 濃 川 水 源 地 標 ”
が設置されている
人口約4500余名の千曲川最上流
秩父多摩甲斐国立公園
の一角を占めている村です。
特に 野菜産業 ”
  (  レ タ ス )
昼夜の大なる温度差
潤な大地、豊かな水
に恵まれると共に
家の方々の努力で
レタスの生産高が
本一の
レ タ ス 王 国 ”
でありレタス農家約600軒の
年平均収入は
2500
にもなるそうです。
因 み に
彼らを支えているのは
” 中 国 ・ フィリッピン ・ タ イ ”
各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
最盛期の夏季には
” 1 0 0 0 余 名 ”
にも至るとのことです。
ま た
古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中の木に留めて
” ニ ホ ン オ オ カ ミ ”
と交配させたという伝承がある
『 川 上 犬 』
長野県の
天 然 記 念 物 ”
に指定されてます。
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2.毛 木 場 駐 車 場
( も う き ば )
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” 中 央 道 ・ 韮 崎 I C ”
から凡そ70分
” 奥 秩 父 山 塊 主 脈 ”
の中央に位置し
” 千 曲 川 ”
沿いの登山路を辿り渓谷美を見やりながら
途中 ” 2200m ” では
” 千 曲 川 水 源 地 標 ”
の見学スポットを通り
” 甲 武 信 ヶ 岳 ”
を目指し
” 奥 秩 父 連 山 ”
を巡る
” 登山愛好者の登山拠点 ”
であります。

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3.経 路

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” 中 央 道 ”
下り線ご利用の場合は
 韮 崎 イ ン タ ー ”
で降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し
 ” 毛 木 場 駐 車場
を目指します。
因みに
” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
” 須 玉 ” までの ” 中 央 道 ”
の走行を考慮しますと
” 時 間 ・ 費 用 ”
共に勝っております。

右折直後
進行方向左側に
” 7-11 ”
この先に飲食物を購入できる店は
ありませんので
” ご 注 意 く だ さ い ”

韮崎ICから600m
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/

この冷奴は格別です。
味もタップリで
大豆の香り味が絶品です。

メニューは
ス テ ー キ ・ 焼 肉
す き 焼 き ・ し ゃ ぶ し ゃ ぶ
の4種で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。

三つ目の信号
” 宮 久 保 交 差 点 ”
須玉・明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。


韮崎ICより10分
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
在来種 ” 甲 州 葡 萄 ” を育て
” グレースワイン ”
” ブ ラ ン ド 名 ”
販売し注目を浴びている
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した300メートル先にあります。
アクセスください。
http://www.grace-wine.com/our_vinyard/misawa/index.html

右手の建物は
レ ス ト ラ ン
左手奥に

” ワ イ ン シ ョ ッ プ 館 ”

! あ れ れ ?
2016年7月
に通った時は立て看板があったが
今 回
2018年7月19日
には看板が撤去されていた。
ホームページにアクセスすると
ワイナリーは存続していますが
ワイン販売館とレストランが
営 業 休 止 ”
となったとのことです。

” ミ サ ワ ・ ワ イ ナ リ ー 看 板 ”
反対側にも立て看板


十字路から100m進むと
分岐路右手に駐車場

駐車場の目の前が
” レ ス ト ラ ン ・ タ ー シャ ” 




或る日の
” ディ ナ ー コ - ス ”


 
” レストラン・ターシャ看板 ”
から凡そ500m
” 日 照 時 間 日 本 一 ”
を誇る明野町に
” 富 士 山 ・ 南 ア ル プ ス ・ 八 ヶ 岳 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度
” ナ ト リ ウ ム 含 有 温 泉 ”
と宿泊設備を有した
” 明 野 町 営 ”
” 明 野 ふ る さ と 太 陽 館 ”
があります。
帰路には

” 明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
OR
”  レ ス ト ラ ン ・ タ ー シャ ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
詳細は下記にアクセスください。

” 北 杜 市 明 野 サ ン フ ラ ワ ー フ ェ ス ”
毎 年
” 7 月 2 7 日 ~ 8 月 2 5 日 ”
の期間
” 太 陽 館 ”
を中心に
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
お気に留めておいてください。

韮崎ICより約20分
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし)
を渡り終えた所で右折します。

韮崎ICより30分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖・瑞牆湖前
 ” Y 字 交 差 路 ”
右に5分ほど進みますと
増富村営 増 富 の 湯 日帰りの
含有量
世界一のラジウム温泉
に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に曲り
黒 
に向います

” 瑞 牆 湖 前 ”
Y字路から3~4分
通るたびに気になる
” 土 日 限 定 ・ 森 の ラ ー メ ン ”
韮崎インターから凡そ40分
山梨県側の信州峠の麓
” T 字 交 差 路 ”
周辺が

” 住 人 5 0 余 人 ・ 2 8 世 帯 ”
の黒森地区です。
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山拠点として
近辺には
” 山 荘 ・ キ ャ ン プ 場 ・ 民 宿 ”
が点在しております。

このT字路が
” 信 州 峠 ”
の入口で直進します。



黒森の麓から7分余
” 信州峠の頂上 ”
( 1467m )
山梨県との県境を越え
長野県側に下り入ると

川上村側の信州峠麓には
レ タ ス 生 産 日 本 一 ”
レタス畑が一面に広がっています。

 信州峠頂上
から約6分
” T 字 交 差 路 ”
を右折し 秩父方面 ” に向います。

右折後、2分程に
自家栽培のそば粉で
お母さんが
 割 手 打 ち
を提供している
” 木 曜 日 が 定 休 日 ”
是非、お試食ください。

お茶うけにだされた
レタスとモロッコインゲン
それにそば粉の寒天よせ。

メニューは
” 手 打 ち 10 割 モ リ そ ば ”
のみです。

 韮崎ICから50分程で
68号線に出合い
” 川 上 村 役 場 ”
方向に右折します。
歓迎看板角地は地元スーパー
” ナ ナ ー ズ
帰り際には地元特産品を
お土産に探しては、いかがですか。

開店は午前9時
飲食物が調達できます。 

ナナーズから2分程
川上村役場敷地内の
” 森の駅 ・ マルシェかわかみ ”
及 び
” 川 上 犬 ”
を是非、訪問・見学ください。

 入り口から50m
右側が ” 日本一高所 ” に構える
( 1185m )
” 川上村役場 ”
左側の建物が
” 森 の 交 流 館 ”

 2015年8月8日
” 森 の 交 流 館 内 ”
に川上村の農産物を販売する
” 森 の 駅 ・ マ ル シ ェ か わ か み ”
が新規開設されました。
営業日は年中無休
午前10時~午後5時

” 森の交流館正面入り口 ”
2階は食堂
” 樹 木 里 荘 ”
誰でも自由に飲食が出来ます。

都内に比べ 
” 特産品レタスが格安 ”
半額以下で販売されていました。

1階裏側の別棟に
” 川 上 犬 舎 ”
誰でも自由に見学が出来ます
犬舎入り口前の解説板 


現在、5頭飼育されています。 


 ” 多 機 能 農 耕 ト ラ ク タ ー ”
多数が畑に出入し
幅広い大タイヤに大量の土を着け
我が物顔で公道に
振るい落とし撒き散らし走る。

 更 に
” ス プ リ ン ク ラ ー ”
は公道を走る車に降り注ぎ
” 土 埃 を 付 着 さ せ ”
川上村に来ると車は泥埃だらけ
” 無 料 洗 車 場 を 設 置 し ろ ~ ”
と村役場に ” 怒鳴り込み ” たくなります。 

飛沫を避けて通る貨物車。

川上村・居倉地区
” 小 坂 橋 ”
からの 千曲川本流 ” の光景
村内の本流は
上流の諸支流で取水され
水量は少なく
平坦地を流れる故
緩やかな流れの浅瀬を形成しています。
  
ナナーズから10分程
こちらで
” 日 釣 券 ”
を購入します。

” 韮 崎 I C よ り 約 6 3 分 ”
ナナーズから13分程 
” Y 字 交 差 路 ”
を右方向に進みます。
左に向いますと
三国峠を越えて秩父市に至る
夜間通行止め
” ライダーに人気 ”
の悪路で名高い
” 中 津 川 林 道 ”
” 川上村側入口・日本基橋 ”
に着きます。

  この辺りが
 ” 毛 木 平 ”
 らしい。

”  野 菜 畑 ”
の切れ目が
” 舗 装 道 路 ”
の終わり
!! 川上村役場の意地悪~ !!

砂利道の ” 凸 凹 ”右に左に
と避けて3分ほど進みます。

” 韮崎ICより70分強 ”
標高1460m
整備された
トイレ・屋根付き休憩所
を備えた ” 毛木場駐車場 ” に到着です。
お疲れ様でした。

” 新 緑 ・ 夏 休 み ・ 紅 葉 ”
の時季には満車になり
未舗装道路にも連なるそうです。 

=============================================

4. 入 渓

===========================================

①ー1 下 流 編

=============================================

                     釣 行 日 ・・・・・7月19日
                     入 渓 時 ・・・・・8時20
                     標      高 ・・・・・1460m
                     天      気 ・・・・・快晴
                     気      温 ・・・・・25度
                     水      温 ・・・・・15
                     R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                     L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                     LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                               TIPPET・・・・9 X

8時13分
駐車場隅のゲートを通り過ごします。
ゲートから2分
案内標識板の真横
” 全 面 通 行 止 ”
の立て看板を無視し
” 工 事 用 道 路 跡 ”
を進みます。

ゲートより5分
左に曲り堰堤袖の上を通ります。

20mほどで
千曲川最上流
最後の石積み堰堤。



堰堤から100m上流
堆積土砂の切れ目からが
” キャスティング・コース ”
の始まりです。
大小の石が重なり合う
 ゴ ー ロ 沢 ”

しばらく続く
” スポットの少ない ”
ゴーロ落ち込み帯。

入渓後40分 
右へ毛木場駐車場
左は ” 十文字峠 ” 方面
違和感の無い自然に溶け込んだ
” 総 木 製 橋 ”


橋名が気になり見に行くと
” 千 曲 源 流 挟 霧 橋 ”
 ! 読 め な い !
後日調べてみると
” 挟 霧 橋 ”
( さ ぎ り ば し )







川面の揺らぎが石面を
” スクリーン ”
に映し出しています。

しばし
” ユ ラ ・ ユ~ラ ・ ユラ ”
に見とれます。


右岸側の沈み石への
” 反 転 流 ”
から ” ピョンライズ ” です。

行く手を塞ぐ
” 深 淵 ”
と切り立った両岸の
” 大 岩 ”
唯一の難所

ロッドを巨岩の上に放り投げ
岩肌の凸凹を頼りに2m強
 ミ ニ ・ ボ ル ダ リ ン グ !
 


相変わらず
白泡と飛沫が踊る
” 落 ち 込 み ・ 流 れ 出 し ”
のゴーロ帯が連なりますが
” ナ イ ス ス ポ ッ ト 棚 ”
が多く出現します。




入渓後3時間
”  2m 程 の 簡 易 取 水 堰 ”
右岸側より簡単に通り越します。





ふ と
左岸側を見上げると
登山者の前に
” 鳥 居 ”
一礼して通り過ごす。

一礼した直後に
” 御 利 益 ”

右岸側反転流
より勢い良く
” ラ イ ズ ”
  
再度の ” 一 礼 ” です。


一礼後、数分
右股は
中州の上流で分流
左股が本流です。
目安に良いので此処で退渓。
明日はこの先を紹介します。 

13時
二股付近で遅い昼食です。
 
 

 ” 大 山 祇 大 神 ”
( オオヤマズミノオオカミ )
  


” 大 山 祇 大 神 ”
( オオヤマズミノオオカミ )
より20分程で
” 毛 木 場 駐 車 場 ”
に到着です。

=================================================

5時間35分の雑感

===================================================
                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・08時20分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・13時55分
                      入渓高度 ・・・・・・・・・・1460m
                      退渓高度 ・・・・・・・・・・1540m
                      R I S E・・・・・・・・・・・8 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 0 回
                      バ ラ シ・・・・・・・・・ 6 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 2 匹    
                    LANDING-NET %・・・・・・25 %

===========================================

①ー2 下 流 編

=============================================

                     釣 行 日 ・・・・・7月20日
                     入 渓 時 ・・・・・7時35
                     標      高 ・・・・・1540m
                     天      気 ・・・・・快晴
                     気      温 ・・・・・20度
                     水      温 ・・・・・14
                     R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                     L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                     LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                               TIPPET・・・・9 X

ゲートから7分
” 分 岐 路 ”
左は
” 十 文 字 峠 ”
右が
” 甲 武 信 岳 ”

分岐路標識板

駐車場ゲートより25分
” 大 山 祇 大 神 ”
( オオヤマズミノオオカミ )
通り越す分けにはいかぬ
無事を祈願し
賽銭を置き
” 二 礼 二 拍 手 一 礼 ”



昨日退渓した
鳥居の真向いの標識板
此処から入渓します。

昨日退渓した
” 同 一 地 点 ”
から遡行します。

本流を10m程上ると
” 武 信 白 岩 山 ”
( 2288m )
を源頭とする約1.8Kmの短細流
”  東 沢 ”
が右岸側に流れ落ち込みます。
此の合流地点から
千曲川は
” 西 沢 ”
と呼称されます。


  





朽ち果てつつある
” 樵 小 屋 ”


入渓後2時間・標高1600m
遅い朝の挨拶です。

中央の沈み石への反転流からの
” ラ イ ズ ”



標高1620m
右岸側に
” 三  宝  山 ”
( 2483m )
方面から凡そ800m程の短細流
” 三 宝 沢 ”
が流れ落ち込みます。

合流地点からの
”  三 宝 沢 ”
の様子です。

入渓後2時間30分
標高1620m

中央沈み石裏からの
” 派 手 な ラ イ ズ ”
段 々
” 苔生した大石 ”
が多く出現してきます。

一枚岩板の滑流れ




入渓後4時間50分
お腹が空いたので昼食です。




食後の
” リーフティークッキー ”

13時15分
標高1670m

左岸側の沈み石周りからの
”  ラ イ ズ ”



入渓後
” 7 時 間 5 分 ・ 標 高 1700m
前方を見ると落差の大きい
” ゴーロ落ち込み帯 ”
意欲を失い
林道側に目を移すと

” カ メ ラ ”
は察しているようで
疲れてぼやけた
目の先に ” 木 梯 子 ” 付の林道
” ラ ッ キ ー  ”
標高1700m ・ 14時35分
退渓です。
後日、この先を紹介します。

 ここで15分程休憩し
15時50分、去ります。
  
  
  




途中、登山者とすれ違います。 



” 木 梯 子 ”
より途中二ヵ所の3m程の
” 容 易 な 上 り ”
只管、斜度の低い下りを
苦 も無 く歩いて
” 4 0 分 ”
” 大 山 祇 大 神 ”
無事を感謝し
” 二礼二拍手一礼 ”

” 大 山 祇 大 神 ”
より
” 2 2 分 ”
” 木 梯 子 ”
から
” 6 2 分 ”
無事
駐車場所に到着です。

===============================================

7時間の雑感

===================================================
                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・07時35分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・14時35分
                      入渓高度 ・・・・・・・・・・1540m
                      退渓高度 ・・・・・・・・・・1680m
                      R I S E・・・・・・・・・・・5 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 0 回
                      バ ラ シ・・・・・・・・・ 2 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 3 匹    
                    LANDING-NET %・・・・・・60%
===========================================

②-1 中 流 編

=============================================

        釣 行 日 ・・・・・7月26日
                     入 渓 時 ・・・・・10時00
                     標      高 ・・・・・1680m
                     天      気 ・・・・・快晴
                     気      温 ・・・・・20度
                     水      温 ・・・・・12
                     R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                     L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                     LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                               TIPPET・・・・9 X

8時15分
20日に退渓した
” 木 梯 子 ”
を目指します。


ゲートから25分
” 山 の 神 ”
にお賽銭を置き
無事を祈願します。











ゲートから70分
” 木 梯 子 ”
に到着です。
此処で汗を静め
息を整えるのに
35分も休憩してしまった。

10時00分
7月20日の退渓個所
からの入渓です。



入渓後20分
朝一番のご挨拶
律儀な ” ニッコウイワナ ” です。











12時05分、昼食です。



右岸側の沈み石への
” 反 転 流 ”
からのライズです。
  


分厚い5㎝程の
” フ ワ フ  ワ ”
な苔生し帯
足を乗せると ”  ツ ル ッ ト ”  滑り剥がれます。
” 大事に至らぬ ”
よう注意が必要です。








 入渓後4時間
左岸側に
” 登 山 路 ”
が見えたので退渓です。
次回にこの先を紹介します。

登山路で休憩です。 












===============================================

4時間10分の雑感

===================================================
                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・10時00分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・14時10分
                      入渓高度 ・・・・・・・・・・1680m
                      退渓高度 ・・・・・・・・・・1800m
                      R I S E・・・・・・・・・・・8 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 1 回
                      バ ラ シ・・・・・・・・・ 3 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 4 匹    
                    LANDING-NET %・・・・・・50%
===========================================

②-2 中 流 編

=============================================

                     釣 行 日 ・・・・・7月27日
                     入 渓 時 ・・・・・9時05
                     標      高 ・・・・・1800m
                     天      気 ・・・・・快晴
                     気      温 ・・・・・20度
                     水      温 ・・・・・10
                     R  O   D ・・・・・6.00 Foot Power = Slow
                     L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                     LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                               TIPPET・・・・9 X
6時30分
昨日の退渓場所を目指し
” 滑 滝 ”
までの釣行が目標です。

ゲートから25分
” 素 通 り ”
する訳にはいかない。
” 儀 式 ”
です。

昨日の退渓場所に到着です。
15分程休憩し
9時5分
同一地点からの再入渓です。









入渓後2時間25分
標高1850m





11時50分昼食です。





12時40分目的の
” 滑 滝 ”
との出合いです。


標高1890m

12時55分
” 最 標 高 記 録 ”
記念すべき
” 岩 魚 ”
です。

滑滝 ” 終 了 地 点 ” での
落ち込み後の左岸側
沈み石沿いからの勢い良く派手な
” ラ イ ズ ”

13時00分
” 退 渓 ”
です。


































===============================================

3時間55分の雑感

===================================================
                      入渓時刻 ・・・・・・・・・・09時05分
                      退渓時刻 ・・・・・・・・・・13時00分
                      入渓高度 ・・・・・・・・・・1800m
                      退渓高度 ・・・・・・・・・・1890m
                      R I S E・・・・・・・・・・・5 回
                      合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・・・ 1 回
                      バ ラ シ・・・・・・・・・ 2 匹
                      LANDING-NET・・・・・・・ 2匹    
                    LANDING-NET %・・・・・・40%



全体的にゴーロ
が階段状を連続的に形成しており
” ゴーロ落ち込み ”
1m前後と低いのですが
川床もゴーロ状態で
” 落ち込み・流れ出し・落ち込み・流れ出し ”
と白泡が消える間が少ない渓です。
それ故に多くはない緩瀬の
” ス ポ ッ ト ”
を丹念に見極める必要があります。
ど う ぞ
安全に心がけ無理をせずに
お楽しみください。 
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お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
目次の横の広告を
1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。
な お 
8月はブログのアクセス数が
” 4 0 94 回 ”
その内 ” 4 2 人 ” の方が
役に立ったと
” 広 告 を ク リ ッ ク ”
されました。
42人の皆様
ありがとうございました。 
  
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Ⅱ. 宿 泊 施 設

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1.金 峰 山 荘

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川上村村営の
キャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山
O R
ロック・クライミング

ボルダリング
”メ ッ カ として
全国的に知られ
各々の方が利用しているようです。
特に、夏休みは
林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
開設は4月下旬からです。

詳細は下記に

正面玄関です。
こちらで ” 入漁券 ” をお買い求めください。


宿 泊 棟
” 1 泊 2 食 6 8 0 0 円 ” 



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2.川 上 山 荘
          Tel 0267-77-7645

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” 2015年5月 ”
に新規開館した
68号線から金峰山荘に向う
1本道の中間辺りに
環境に溶け合うように佇んでおり
元サラリーマンの
ご主人と奥さんで営んでいます。
食事は料理好きな奥さんの工夫した
” 洋食料理、家庭料理 ”
” セルフサービス ”
夕・朝食、全てが
” お替わり自由 ”
となっております
料金は近辺では1番リーズナブルな
1泊2食付6700円 ・ 年中無休 ”
電話にてお申込みください。


夕 食 

パン・スープ・ジャム
OR
混ぜご飯・味噌汁

朝 食

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3.町 田 市 自 然 休 暇 村

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宿泊客が少ないと
素泊まりにさせられます。
夕食 ・ 朝食
は地元スーパー
” ナナーズ ”
で調達を。

詳細は下記に






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4.白 木 屋 旅 館
電話 : 0267-99-2405

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” スーパー ・ ナナーズ ”
から ” 68号線 ” を約15分
梓川に掛かる梓橋の袂に建ち
” 田舎料理の宿 ”
と謳っております。

” 一泊7,780円 ”
田舎料理と言うよりも
田舎夕食

納豆が市販のままの
” 紙 パ ッ ク ”
器に入れ替えて出して欲しいものである。
 
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Ⅲ.渓魚の種と自然分布圏

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1.ア マ ゴ

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学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

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2. ヤ マ メ

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学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されている
” 単 独 種 ”
です。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。

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① 屋 久 島 ヤ マ メ

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” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 )  ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。

  
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3.イ ワ ナ

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① ヤ マ ト イ ワ ナ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無  or  不鮮明 ”
並びに腹部に
 オレンジ
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

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② ニッコウイワナ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の  ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン 斑点を有し
命名は 大島 正満 理学博士です。

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③ ゴ  ギ

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学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

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④ キ リ ク チ

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学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
オレンジ
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

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⑤ ア メ マ ス

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学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

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⑥ オショロコマ

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学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

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⑦ ミヤベイワナ

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学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者
大島 正満 博士
新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。

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Ⅳ日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
オショロコマ
一種とする説。

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2. 五  種  一  亜  種  説
=
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1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ ・ ミヤベイワナ ・ アメマス
ニッコウイワナ ・ ヤマトイワナ
の五種とし
”キ リ ク チ ”
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
亜種と唱え
  ゴ ギ ”
は種と認めず
ニッコウイワナ ”
に偏しました。
  
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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論
で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士日本の
イ ワ ナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ  ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。

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最後迄ご覧いただき
ありがとうございました
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。

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