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Ⅰ.小 武 川
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南アルプス北端の
薬師ヶ岳(2780m)辻山(2584m)
の南斜面を主水源とし
およそ17kmを経て
甲州街道20号上り線側
宮脇交差点の1km先
小武川橋の東500m辺りで
釜無川に流入する支流です。
尚、釜無川水系の在来渓魚の自然分布は
” アマゴ ” と ” ヤマトイワナ ”
の自然棲息圏でありましたが
現在は ” ヤマメ ” 及び ” ニッコウイワナ ”
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ ”
が放流され、残念ながら
” ヤマトイワナ ”
にお目に掛かれるのは
目に掛かれるのは
源流域の支流、小沢でも極めて稀であります。
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1.ゴ ア 沢
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南アルプス北端の鳳凰三山の前衛
韮崎市と南アルプス市の境に位置する
” 甘利山 ・ 1731m ”
の南斜面を主水源とし北流し
”小武川第二砂防堰堤”
で小武川と合流する
およそ6kmが
” ゴ ア 沢 ”
と呼称されており
小武川の右岸側の支流になります。
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①.経 路
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中央道・須玉インターを降り
” 武 川 ・ 白 州 ”
方面へ右折し ” 青木鉱泉 ” を目指します。
右折後2分
信号機のある交差点を左折し
須玉ICより、およそ10分
牧原交差点で左折し
甲州街道20号線を韮崎方面に進み
” 青木鉱泉 ” を目指します。
” 牧 原 ” の交差点から約1分
最初の信号機のある
” 宮 脇 ” の交差点を右折します。
須玉インターから約15分
宮脇の交差点から約1分
青木鉱泉の案内板に従い
左側の細い道に進入します。
分岐路の左側
下り坂を真っ直ぐに進みますと
小武川に突き当たり、右折します。
須玉ICより、およそ20分
小武川林道起点の入り口に到着です。
小武川林道は
市営の”路線バス”が
青木鉱泉まで走っている
全国的にも珍しい林道です。
この林道 ” 2/3 ” が未舗装
” 1/3 ” が舗装されております。
未舗装部分は
非常に ” 凸 凹 ” の激しい悪路ですので
ボディーの底をこすらない様に
右に、左に徐行しながら走路を選んで
充分、注意して通り抜けましょう。
三叉路の路肩に止め
手前の道路を3分ほど歩いて戻り
7号橋の袂より入渓です。
右に3分ほど進むと
青木鉱泉
に着きます。
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② ゴ ア 沢 入 渓
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釣 行 日・・・・・・・・ 8月19日午前10時25分
天 気・・・・・・・・ 曇り一時小雨
気 温・・・・・・・・ 26度 水温=16度
R O D・・・・・・・・ 6.00 Foot Power = Slow
L I N E・・・・・・・・ Phoenix Silk 3Weight
LEADER・・・・・・・ Phoenix Braided Silk Tappered 1.50m
TIPPET・・・・・・・・ 8 X
標 高・・・・・・・・ 1000m
此の7号橋の袂から容易に入渓出来ます。
入渓直後の渓観です。
緩やかな浅い瀬と両岸際に生い茂る
木々が川面を覆って居ます。
10時30分、標高1000m
ア マ ゴ
写真では朱点が分かりにくいです。
左岸側の石沿いでのライズです。
雨上がりのためか、霞がかかっています
斜度の小さい長い瀬が伸びやかに流れます。
ドンドコ沢とは著しく相違しています。
キャスティングは木の枝に注意しましょう。
チョット雨脚が強くなってきたので
残念ながら、12時05分、退渓です。
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** 約1時間40分の釣行雑感 **
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R I S E ・・・・・・・・1 回
合 せ 切 れ・・・・・・・・0
合 せ 仕 損 ・・・・・・・・0
バ ラ シ・・・・・・・・・0
LANDING-NET ・・・・・ 1匹
LANDING-NET % ・・・100.0%
朝から小雨であったが止むのを期待して来てみた。
願っていたら、運よく
10時ごろに止み、陽が射してきたので10時25分に入渓。
しかし、12時ごろに再び降り始めたのであきらめて
今日は、コレにて終了です。
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Ⅱ.宿 泊 施 設
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武川真原桜並木通り沿いに佇む
” アグリーブル武川 ”
8月18日1泊宿
夕食は天ぷら蕎麦定食です。
前回と同じです。
全てが野菜です。
19日の朝食です。
今日は ” ゴ ア 沢 ” に行く予定ですが
小雨が降っています。
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尚、お役に立ちましたならば
是非、画面、最上部
目次の横の広告を無差別に
” ク リ ッ ク ”
目次の横の広告を無差別に
” ク リ ッ ク ”
していただければ
幸いです。
幸いです。
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Ⅲ.渓魚の自然分布と種
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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏
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① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。
② ” ヤ マ メ ”
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
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2. 屋久島の ” ヤマメ ” について
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屋久島の安房川・小杉谷に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年(昭和46年)に
(理事長・木村英造・1994年2月解散)
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
の会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
旧小杉小・中学校跡の校門の門柱前に
設置されております。
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3.イワナの種と自然分布圏
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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主に中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及び滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 ” or ” 不鮮明 ”
並びに
腹部に ” オレンジ色 ” の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
のニッコウイワナとアメマスの混棲境界線から
鳥取県までの間
及び滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に ” レモン色 ” の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
③ ” ゴ ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て、山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に ” レモン色 ” の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 は ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナに偏しています。
因みに
広島県の天然記念物に指定されております。
④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川に生息していましたが
現在は奈良県・十津川最上流部の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に ” オレンジ色 ” の斑点があります。
因みに
奈良県の天然記念物に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士 は
ヤマトイワナの1亜種と捉えております。
⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナとアメマスの混棲圏以北
及び北海道全域です。
及び北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。
⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内に限られており
東部=知床半島、標津地方
中央部=石狩、日高山渓
西部=支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この ” 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
動物学者 大島 正満 博士 は
然別湖のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者はオショロコマの亜種と捉えています。
命名は1938年新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し、贈呈した由来があります。
又、北海道の天然記念物に指定されております。
以上が、動物学者 ” 大島 正満 博士 ” の学説であります。
尚、九州には ” イワナ ” の自然分布圏は存在しません
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Ⅳ.日本のイワナの分類
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1.” 一 種 説 ”
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1951年、魚類分類学の創始者
田中 茂穂 理学博士は
日本のイワナはオショロコマ一種とする説。
日本のイワナはオショロコマ一種とする説。
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2. ” 五 種 一 亜 種 説 ”
2. ” 五 種 一 亜 種 説 ”
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1961年、動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ は ヤマトイワナ の亜種と唱える。
ゴ ギ は種と認めず ニッコウイワナ に偏しました。
キリクチ は ヤマトイワナ の亜種と唱える。
ゴ ギ は種と認めず ニッコウイワナ に偏しました。
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3.” 二 種 一 亜 種 説 ”
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1967年、霊長類学の創始者及び棲み分け理論で
世界的に高名な
世界的に高名な
文化勲章受章者 今西 錦司 理学博士は
日本のイワナは
アメマス と オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種 ゴ ギ を一亜種とし
他の有色斑紋点、ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ は
アメマスノの地理的に連続的に変化する
他の有色斑紋点、ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ は
アメマスノの地理的に連続的に変化する
” クライン ” であると唱え
大島 正満 博士 の説を激しく批判しました。
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” コ メ ン ト ”
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