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2014年5月15日木曜日

*** May-2014;千曲川支流・金峰山川東股沢釣行記 *


目 次
   Ⅰ.千 曲 川
               1.川 上 村
               2.金 峰 山 川
                     2-1.東股沢
                           ① 経 路
                           ② 入 渓 
   Ⅱ.宿 泊 施 設
               1.金 峰 山 荘
               2.川 上 山 荘
               3.町 田 市 自 然 休 暇 村
               4.白 木 屋 旅 館
   Ⅲ.渓 魚 の 種 と 自 然 分 布 圏
               1.ア マ ゴ ・ ヤ マ メ の 自 然 分 布 圏
                      ① ア マ ゴ
                      ② ヤ マ メ
               2.屋 久 島 の ヤ マ メ
               3.イ ワ ナ の 自 然  分 布 圏
   Ⅳ.日 本 の イ ワ ナ の 分 類
               1. 一  種  説
               2.五 種 一 亜 種 説
               3.二 種 一 亜 種 説
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Ⅰ.千  曲  川

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長野県川上村 ・ 埼玉県秩父市
( 甲 州 )      ( 武 州 )
山梨県山梨市
( 信 州 )
三県境の奥秩父連峰主脈中央に位置する
” 甲 武 信 ヶ 岳
(  こぶしがたけ ・ 2475m  )
長野県川上村側北斜面を主水源とし
八ヶ岳・蓼科の諸河川の支流を集め
松本辺りで ” 飛騨山脈 ” を水源とする
北流してきた 犀  と合流した後
( 上高地・梓川 )
北西に流れ
 新潟県 ” に入り 信濃川 ”
と名称を変え
越後平野を潤し日本海に流れ込む
全長367km 日 本 最 長 ” の河川です。
因 み に
信濃川と呼ばれている部分が
” 153km ”
なのに対し
千曲川の方は
 214km ”
と長いのですが
河川法上では
千曲川を含めた信濃川の本流を
” 信 濃 川 ”
と規定しています
信濃川の渓魚の自然分布は
” ヤ マ メ ” ニ ッ コ ウ イ ワ ナ ”
でしたが、今では
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ
が放流されているようです。

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1. 川 上 村
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長野県の最東南端に位置し
全国市町村の役所所在地
” 日 本  一 最 高 度 ”
( 標高1185m )
地点にあり 
最高気温30.1度 ・ 最低気温-18.9度
甲 武 信 ヶ 岳
( こぶしがたけ ・ 2475m )
国  師  ヶ  岳
こくしがたけ ・ 2592m )
金  峰   山
( きんぷさん ・ 2599m )
小  川  山
2418m )
と連なる奥秩父連峰主脈の北斜面を擁し
甲武信ヶ岳の北側斜面
標高 ” 2200m ” には
” 千 曲 川 信 濃 川 水 源 地 標 ”
が設置されている
人口約4500余名の千曲川最上流
秩父多摩甲斐国立公園
の一角を占めている村です。
特に 野菜産業 ”
  (  レ タ ス )
昼夜の大なる温度差
潤な大地、豊かな水
に恵まれると共に
家の方々の努力で
レタスの生産高が
本一の レ タ ス 王 国 ” であり
レタス農家約600軒の
年平均収入は 2500にもなるそうです。
因 み に
彼らを支えているのは
中国 ・ フィリッピン ・ タイ
各国の識別色の野球帽を被った
農業研修生で
最盛期の夏季には
” 1 0 0 0 余 名 ”
にも至るとのことです。
ま た
古くは猟犬としての勇敢さを保つために
雌犬を山中の木に留めて
” ニホンオオカミ ”
と交配させたという伝承がある
『 川 上 犬 』
長野県の 天 然 記 念 物 ” に指定されてます。
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2. 金 峰 山 川

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” 朝  日  岳 ”
( 2579m )
を主水源とし東方より流れ来る
” 東  股  沢 ”

” 金  峰  山 ”
( 2599m )
が主水源である西方から駆け下る
” 西  股  沢 ”
村営 ” 金 峰 ふれあいの森 ” 内の
金峰山川に架かる
” 北 沓 橋 ”
上流80m付近で
合流する地点から北流し
68号線が通る
居倉・秋山両地区の境界
” 金峰山川 ” に架かる 新川又橋 ”
の下流70m先で
千 曲 川 ”
に流れ込む凡そ5.5Kmが
” 金 峰 山 川 ”
と名称されています。
因みに 金 峰 山 ” の呼名は
山梨県側では
『 き ん ぷ さ ん 』
長野県側だと
『き ん ぽ う さん』
と呼称されており
山頂には山岳信仰の
金 桜 神 社
の本宮があり
古くから修験者の奉賽品など
金峰山信仰に関わる
考古遺物の採集が報告されてます。
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2-1. 東 股 沢

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奥秩父山塊主脈の一山
” 朝 日 岳 ”
 ( 2579m ) 
の東斜面を主水源に
多くの沢水を集め
北へ約3.7km流れ下り
川上村営 ” 金 峰 ふれあいの森 ” 内の
峰山川に架かる
” 北 沓 橋 ”
の上流80m前方で
” 金 峰 山 川 ”
右岸側に流れ込む支流です。
” 西 股 沢 ”
詳細は過去ブログ
” No-74=2015-06-10 "
で紹介しておりますので
ご覧ください。

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   ①  経   路   

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中央道下り線をご利用の場合は
韮崎インターで降り
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折し川上村営
” 廻り目平キャンプ場
を目指します。
因みに ” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ” で降りた方が
距離・時間、共に少々勝っております。
また、右折して、すぐ左側に
” 7-11 ”
があり都合が良いかと思います。

右折し600mほど右側に
” 甲州牛専門店 ・ 和こう ”
がございます。
帰路には ” 是 非 ” ご賞味ください。

メニューは
ステーキ ・ 焼肉 ・ すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ”
他店では味わえない生肉です。
詳細は下記にアクセスください。
http://www.k-wakou.com/


 韮崎ICから約2分
三つ目の信号
” 宮久保交差点 ”
 を須玉 ・ 明野方面へ左折し
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
を一直線に通過します。


韮崎ICより9分ほどの
茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
が右折した200m先にあります。

この建物は
” レ ス ト ラ ン 彩 ”
現在は昼だけの営業で夜は閉店中
奥には ” ワインショップ館 ” があります。
  
” ワインショップ館 ” 
詳細は下記にアクセスください。

” ミサワワイナリー ”
看板から500m進むと
” 日照時間日本一 ”
を誇る明野町に
” 南アルプス ・ 八ヶ岳 ・ 富士山 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度、ナトリウム含有
の町営 ” 明野温泉太陽館 ” があります。
”  ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し 
ワインショップ館で にお土産を買い
甲州牛専門店 こう でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。

” 北杜市明野サンフラワーフェス ”
例 年
7月下旬~8月中旬に開催され
太陽館を中心に
” ひ ま わ り 6 0 万 本 ”
が咲き誇ります。
御気に留めておいてください。


走行中の前方には、八ヶ岳


左側、南方には
南アルプスが連なっています。


韮崎ICより約15分
” 孫 女 橋 ”
を渡り終えた所で右折します。 

  韮崎ICより25分ほどで
塩川ダムの建設により造られた
人造湖 ・ 瑞牆湖前で
 ” Y 字交差路 ”
を右に5分ほど進みますと
増富村営 増富の湯 日帰りの
 ” 含有量世界一のラジュウム温泉
に着きます。
帰路には是非お寄りください。
左に進み 黒  を目指します。

瑞牆湖の様子です。

韮崎インターから凡そ35分
山梨県側の信州峠の麓
” T 字交差路 ”
の周辺が人50余人 ・ 28世帯
黒森地区です。
百 名 山 ・ 瑞 牆 山
( みずがきやま ・ 2230m )
の登山拠点として、周辺には
山荘・民宿・キャンプ場
が点在し
夏には林間学校の生徒で賑わいます。
右側が本谷釜瀬林道
直進し ” 信 州 峠 ” を越えます。

信州峠の頂点
” 標高1468m ”
山梨県との県境を越えると

 レタス生産日本一の
長野県川上村
信州峠の麓のレタス畑は
一面、耕作され ” 種を撒く ” だけのようです。
初夏には、緑一色になります。

韮崎ICから約45分
信州峠を越え下った
 ” T字路 ”
を右折し 秩父方面 ” に向います。

右折後、2分程に自家栽培のそば粉で
お母さんが 割手打ちを提供している
善  慶  
是非、試食ください。
” 木曜日が定休日 ”

手作りお茶うけが出されます。

メニューは ” 10割手打ちモリ蕎麦 ” のみです。

韮崎ICから50分程で
68号線に出合い、右折します。
右側角地は地元スーパー
” ナ ナ ー ズ
帰り際には地元特産品を
お土産に探しては、いかがですか。


 千曲川を跨ぎ泳ぐ
” コ イ ノ ボ リ ”
前方は ” 八ヶ岳 ” です。 

ナナーズから3分程に
” 川上村役場 ”
川上犬が見学できます。

入り口から50mに
” 森 の 交 流 館 ”
2階は食堂 ” 樹木里荘 ”
1階裏側に ” 川上犬舎 ”
誰でも自由に飲食、見学が出来ます。

犬舎入り口前の案内板 


現在、五頭が飼育されています。


韮崎ICより60分
” ナナーズ より10分 ”
 ” 金峰渓谷・廻り目平
  を目指し
右手、進入車の方行に右折します。
く れ ぐ れ も
手前の下り坂には、進入しませんように。

 案内板に従い右折します。
  
 韮崎ICから70分弱にて
” 金峰ふれあいの森
の入り口 東 ・ 西股沢入渓口 ” に到着です。
し か し
2 0 1 0 年 ”
からレタス畑を 鹿の食害 ” から守るため
ゲートには鍵が掛けられ
その周辺も 電気フェンス ” が設置され
自由な出入が出来なくなりましたが
” 金峰山荘宿泊者 ”
” キャンプ利用者 ”
” 金峰山荘管理棟での日釣券購入者 ”
等々が出入を要望すると
 ” 鍵  番  号

” 金峰山荘管理棟 ”
教えてもらえます。
管理棟に向います。
ゲートより4~50m
 右側が ” 川端下駐車場 ” 出入口
(  か わ は け )
直進すると3分ほどで
” 金峰山荘 ・廻り目平キャンプ場管理棟 ”
左側は日本最高所の車道峠
大   弛   峠 ”
( おおだるみとうげ )
への ” 川上牧丘林道 入口です。

管理棟入り口有料ゲート
30分以内は無料です。

川上村営の宿泊棟です。
今夜は此処に宿泊し
明日、早朝 ” 金峰山川東股沢 ” に入渓します。


 正面玄関口です。
こちらで ” 日釣券 ” を購入ください。

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② 入  渓 

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                      釣 行 日 ・・・・・5月9日
                      入 渓 時 ・・・・・7時45分
                      標      高 ・・・・・1510m
                      天      気 ・・・・・ 晴
                      気      温 ・・・・・14度
                      水      温 ・・・・・6度
                      R  O   D ・・・・・7.00 Foot Power = Slow
                      L  I  N E ・・・・・ Au Ver A Soie Silk 3-Weight
                      LEADER ・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
                         TIPPET・・・・9 X 
” 金峰ふれあいの森 ”
のゲート真向かいの
” 川 端 下 駐 車 場 ”
(  か わ は け )
に駐車します。 

” ゲート鍵番号 ”
は一週間ごとに変えるとの事ですので
ご注意ください。 

くれぐれも 掛け ” を忘れずに。

 ゲートから60m
 ” 金峰山川 ” に架かる ” 北沓橋 ”
からの上流の様子です。
正面の林で ” Y字形 ” に分岐し
右側が ” 西股沢 ” 左が ” 東股沢 ” です。
左岸側、橋の袂から容易に下りれます。

入渓直後の様子です。

右から流れ来る
” 金峰山川本流筋 ・ 西股沢 ”
の右岸に 東股沢 ” が流れ入ります。
” 西 股 沢 ”
詳細は過去ブログ
” No - 74 = 2015 - 06 - 10 ”
をご覧ください。

巨石・大石・小石
が不安定に重なり合う
” ガレ場状態 ”
所々には水溜りがあり
右に左にと
流路を変えているようで
両岸の侵食が真新しいです。

崩れながら土砂に洗われているのでしょうか 
石の表面、どの石も非常に綺麗で
” 生コケ、枯れ苔、土砂 ”
が張り付いた石は見当たらず
流路が不安定な個所かと思います。
 浮石には充分注意しましょう。

入渓後30分
最初の鉄柵製の堰堤です。
この間、何時
崩れ押しつぶされ or 流路が変わるのか
分からないような処では
” イ ワ ナ ” 
も住み難いのでは・・・・。

左岸側から容易に越えると
直ぐに深い淵
左岸側の林の中を通り過ごします。

安定した流れです。
大石には ” 枯れ苔 ” も付いています。

スラブの滑滝

鉄柵製の堰堤から50分
侵食され始めた古いコンクリート製の低い堰堤
左岸側から簡単に通り越します。

石の隙間を縫うように駆け下り
 流路が見えません。

大石の上で一服してた時に現れました。

平坦地の流れですが
大石が適度に散在し
” 石化け ・ ストーキング ”
が容易で ” スポット ” を探ります。


朝食が早かったので
お腹が空き11時30分昼食です。


チャパッタ ・ パルマ産ホエー豚生ハム
サラダ菜・パンプキンスープ 
!!! ナ イ ス !!!

 食後は リーフティーと羊羹 ” ベストマッチ

巨石帯を
 ? ミニ ・ ボルダリング ?
で越えていきます。 

12時40分、標高1650m
” ニッコウイワナ ”
遅い出会いです。

左岸側の浮石に向かう
反転流からのライズです。

今にも転げ落ちそうな
” 巨 大 浮 石 ”
! ク ワ バ ラ ・ ク ワ バ ラ !

両岸から木々が迫っていますので
川の中、中央から
棚を探っていきます

” ダイナミック ”
な落ち込みの流れです。

13時40分、標高1680m
ニッコウイワナ。

右岸側、落ち込みからの浮石への
緩い反転流からのライズです。

入渓後、7時間、3番目の堰堤
左岸側の林の中を通りこします。

白樺林の中は枯葉が厚く積もり
滑りやすく、難儀です。
若葉が映える頃には通り辛くなることでしょう。
! 空 と 白 と 緑 と 黒 !
  

白樺林帯が続きます。

15時05分、標高1720m

左岸側の落ち込みからの反転流 
勢い良くのライズです。

15時15分、標高1720m

右岸側、主流脇からのライズです。 
昼食後から良く出会います。
??? 朝まずめ ・ 夕まずめ ???

15時45分、標高1730m
” 川上牧丘林道 ”
に架かる
” グリーンの橋桁 ”
区切りの目安が良いので退渓です。
この橋、記名版が無いので
” グリーン橋 ”
と呼ぶことにします。

長野県側の川上牧丘林道は
” グリーン橋 ”
までは舗装されておりますが
その先の日本最高所の車道峠
”  大  弛  峠 ” 
( おおだるみとうげ・2360m ) 
ま で は
” ジグザグ ・ 凸凹 ・ 石 ・ 砂利道 ”
名の知れた悪路で
ライダーには人気があるようです。
一方、山梨県側は
前面舗装された快適な山岳道路で
” 杣 口 林 道 ”
( そまぐち )
に繋がり、牧丘町役場付近で
” 140号線・雁坂みち ”
に出合います。

川上牧丘林道の様子です。

林道の両脇には ” 白樺林 ” が延々と続き
白と黒のコントラストが目に和みます。
若葉の時期には
尚いっそう冴え渡ることでしょう。

道路工事中。

  簡易舗装のようで、大雨が降ると
底をサラってしまい陥没しています。

” グリーン橋から30分弱 ”
駐車場に到着です。
お疲れ様でした。

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*** 8時間00分の雑感 ***

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                      入渓時刻・・・・・・・・7時45分
                      入渓標高・・・・・・・・1510m
                      退渓時刻・・・・・・・・15時45分
                      退渓標高・・・・・・・・1730m
                      R  I  S  E ・・・・・・・・5 回
                      合せ切れ・・・・・・・・ 0 回
                      合せ仕損・・・・・・・・ 1 回
                      バ   ラ  シ・・・・・・・・ 0 匹
                      LANDING-NET ・・・・・ 4 匹    
                      LANDING-NET % ・・・・80%

” 北沓橋 ” から ” グリーン橋
間は ” 白 樺 林 ” 帯を
凡そ2.2Km
空と大地の白と黒と少しの緑
そして
地の中を下る
  エメラルド ・ グリーン
この時期,他には無い
感覚に暫し浸れ酔わされます。

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お役に立ちましたならば
是 非
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1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。

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Ⅱ. 宿 泊 施 設

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1.金 峰 山 荘

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川上村村営の
キャンプ場を兼ね備えた宿泊施設です。
金峰山への登山
O R
ロック・クライミング

ボルダリング
”メ ッ カ として
全国的に知られ
各々の方が利用しているようです。
特に、夏休みは
林間学校のキャンプする児童で
大変賑やかになります。
開設は4月下旬からです。

詳細は下記に

正面玄関です。
こちらで ” 入漁券 ” をお買い求めください。


宿 泊 棟
” 1 泊 2 食 6 8 0 0 円 ” 



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2.川 上 山 荘
          Tel 0267-77-7645

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” 2015年5月 ”
に新規開館した
68号線から金峰山荘に向う
1本道の中間辺りに
環境に溶け合うように佇んでおり
元サラリーマンの
ご主人と奥さんで営んでいます。
食事は料理好きな奥さんの工夫した
” 手料理、家庭料理 ”
が出てきます。
料金は近辺では1番リーズナブルな
1泊2食付6700円 ・ 年中無休 ”
電話にてお申込みください。


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3.町 田 市 自 然 休 暇 村

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宿泊客が少ないと
素泊まりにさせられます。
夕食 ・ 朝食
は地元スーパー
” ナナーズ ”
で調達を。

詳細は下記に
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4.白 木 屋 旅 館
電話 : 0267-99-2405

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” スーパー ・ ナナーズ ”
から ” 68号線 ” を約15分
梓川に掛かる梓橋の袂に建ち
” 田舎料理の宿 ”
と謳っております。

” 一泊7,780円 ”
田舎料理と言うよりも
田舎夕食

ナットは市販のままの
” 紙 パ ッ ク ”
器に移し替えて出して欲しいモノである。
 
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Ⅲ.渓魚の自然分布と種

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1.アマゴ・ヤマメの自然分布圏

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① ” ア マ ゴ ”
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ、降海型はサツキマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西
太平洋側、瀬戸内海に流れ出る河川
及び豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。

② ” ヤ マ メ ”
学  名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ、降海型はサクラマス、と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域、日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。

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2. 屋久島の ” ヤマメ ”

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” 屋久島安房川・小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968,1969(昭43,44)年に
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造・1994年2月解散
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小・中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。


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3.イワナの種と自然分布圏

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① ” ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県・富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側の最上流域
及 び
滋賀県・琵琶湖東岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 ” or ” 不鮮明 ”
並びに
腹部に オレンジの斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

② ” ニッコウイワナ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県・相模川から利根川まで
新潟県・胎内川、三面川
ニッコウイワナ ” アメマス ”
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に レモン の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。

③ ” ゴ  ギ ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
   降海型は、おりません。
山陰では島根県の斐伊川から高津川まで
山陽では岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て、山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に レモン の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。

④ ” キ リ ク チ ”
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては奈良県・十津川
和歌山県・日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県・十津川最上流部の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に オレンジ の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。

⑤ ” ア メ マ ス ”
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス、陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
  茨城県・那珂川以北と新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナアメマス
の混棲圏以北
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。

⑥ ” オショロコマ ”
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部=知床半島、標津地方
中央部=石狩、日高山渓
西部=支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に があります。

⑦ ” ミヤベイワナ ”
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道、十勝管内の大雪山国立公園内にあり
道内最高所の湖、標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
この 然別湖 ” のみに生息しているイワナです。
形態的特徴は
体側に があります。
動物学者 大島 正満 博士
” 然 別 湖 ”
のみに生息するイワナを新種としましたが
他の多くの学者は
オショロコマ
の亜種と捉えています。
命名は1938年
新種として大島博士が恩師である
札幌農学校( 現在の北海道大学 )の
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
動物学者
 ” 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
 ” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません


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Ⅳ.日本のイワナの分類

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1. 一   種   説

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1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
 理学博士は
日本のイワナ
オショロコマ
一種とする説

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2. 五  種  一  亜  種  説

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1961年
動物学者 大島 正満 理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ ヤマトイワナ
亜種と唱え ゴ ギ ” は種と認めず
ニッコウイワナ
に偏しました。

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3. 二  種  一  亜  種  説

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1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で
世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司 理学博士
日本のイワナ
アメマス オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
 ゴ  ギ
 を一亜種とし
他の有色斑紋点
ミヤベ ・ ニッコ ウ ・ ヤ マト ・ キリクチ
アメマス
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
   
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