4.入 渓
Ⅱ.渓魚の種と自然分布圏
1.ア マ ゴ
2.ヤ マ メ
① 屋久島ヤマメ
3.イ ワ ナ
Ⅲ.日本のイワナの分類
1.一種説
2.五種一亜種説
3.二種一亜種説
Ⅳ.宿 泊 ・ 温 泉
1.一種説
2.五種一亜種説
3.二種一亜種説
Ⅳ.宿 泊 ・ 温 泉
1.民宿五郎舎
2.手打ち蕎麦・有井館3.増富ラジュウム温泉
==============================================
Ⅰ.小 森 川
================================================
北斗市須玉町江草地区
” 木 賊 峠 ・ 長 窪 峠 ”
( 1670m ) ( 1560m )
の西斜面
” 観 音 峠 ・ 曲 岳 ”
等々を諸水源とし西に
およそ6.5kmを流れ経て
須玉町江草地区の
大渡の ” 小 森 川 橋 ” 真下で
” 塩 川 ”
に流れ落ち込む支流です。
================================================
北斗市須玉町江草地区
” 木 賊 峠 ・ 長 窪 峠 ”
( 1670m ) ( 1560m )
の西斜面
” 観 音 峠 ・ 曲 岳 ”
( 1370m ) ( 1642m )
北斜面等々を諸水源とし西に
およそ6.5kmを流れ経て
須玉町江草地区の
大渡の ” 小 森 川 橋 ” 真下で
” 塩 川 ”
に流れ落ち込む支流です。
========================================
1.塩 川
=======================================
” 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を主水源とする
( みずがきやま ・ 2230m )
を主水源とする
塩川の本流沢である凡そ13kmの
” 釜 瀬 川 ”
と山梨県甲府市と長野県川上村
” 釜 瀬 川 ”
と山梨県甲府市と長野県川上村
との県境
” 金 峰 山 ”
( 2599m )
の南斜面を主水源とする約11kmの
” 本 谷 川 ”
が塩川ダムの建設により造られた
” 人 造 湖 ・ 瑞 牆 湖 ”
あたりで過っては合流した後
” 塩 川 ”
と名称されておりましたが
現在は ” 塩 川 ダ ム ” より流れ出
須玉町を南流し
韮崎市内に入ると 南東方向に流れ
国道20号線双葉バイパスに架かる
塩川大橋付近で
” 釜 無 川 ”
に流入する23km余の支流です。
塩川大橋付近で
” 釜 無 川 ”
に流入する23km余の支流です。
===========================================================
2.富士川水系の在来渓魚
===========================================================
約64Kmが ” 釜 無 川 ” でありますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが富士川です。
この富士川水系の在来渓魚の自然分布は
===========================================================
南アルプス北端
” 鋸 岳・ 横 岳・ 鳥 帽 子 ”
( 2685m ) ( 2142m ) ( 2533m )
等々を諸水源に
甲府市内の南東
市川大門付近で笛吹川と合流する間の約64Kmが ” 釜 無 川 ” でありますが
河川法上は釜無川を含めた
全長128kmが富士川です。
この富士川水系の在来渓魚の自然分布は
” アマゴ ” と ” ヤマトイワナ
”
の自然棲息圏でありましたが
現在は ” ヤマメ ” 及び ” ニッコウイワナ ”
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ ”
も放流され、残念ながら
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流・小沢
の自然棲息圏でありましたが
現在は ” ヤマメ ” 及び ” ニッコウイワナ ”
” アメマス ” の陸封型 ” エゾイワナ ”
も放流され、残念ながら
” ヤ マ ト イ ワ ナ ”
にお目に掛かれるのは
源流域の支流・小沢
でも極めて稀であるようです。
=====================================
3.経 路
=======================================
” 中 央 道 ”
下り線をご利用の場合は
” 韮 崎 イ ン タ ー ”
で降り右折し
” 小 森 川 林 道 ”
を目指します。
因みに
” 須 玉 ” よりも ” 韮 崎 ”
で降りた方が
” 須 玉 ” までの ” 中 央 道 ”
の走行を考慮しますと
” 時 間 ・ 費 用 ”
共に勝っております。
また、右折して直ぐには
” 7-11 ”
もあり都合が良いかと思います。
” 昇 仙 峡 ・ 明 野 ”
方向に右折します。
右折後600mに
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
オーナーは
店の裏手で甲州牛を飼育し
有機野菜も育て
お店で提供しております。
この冷奴は格別です。
お豆腐の味が絶品です。
ステーキ ・ 焼肉
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
すき焼き ・ しゃぶしゃぶ
の4種が基本で
特に ” タ ン ” は
他店では味わえない生肉です。
他店では味わえない生肉です。
是 非
帰路にはお寄りください。
韮崎ICから約2分
三つ目の信号
” 宮久保交差点 ”
を須玉・明野方面へ左折します。
” 宮久保交差点 ”
を須玉・明野方面へ左折します。
韮崎ICより9分
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
” 茅 ヶ 岳 広 域 農 道 ”
沿いに明野で唯一のワイナリー
ミサワワイナリー
奥には
” ワインショップ館 ”
” ミ サ ワ ワ イ ナ リ ー ”
看板から500m進むと
” 日 照 時 間 日 本 一 ”
を誇る明野町に
を誇る明野町に
” 富 士 山 ・ 南 ア ル プ ス ・ 八 ヶ 岳 ”
を望む大パノラマが展開する
源泉温度45.1度
” ナ ト リ ウ ム 含 有 温 泉 ”
と ” 宿 泊 設 備 ” を
有する明野町営の
” 明 野 ふ る さ と 太 陽 館 ”
があります。
帰路には
” 明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
OR
” 増 富 ラ ジ ュ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し
” ミ サ ワ ・ ワ イ ナ リ ー ”
” ナ ト リ ウ ム 含 有 温 泉 ”
と ” 宿 泊 設 備 ” を
有する明野町営の
” 明 野 ふ る さ と 太 陽 館 ”
があります。
帰路には
” 明 野 ナ ト リ ウ ム 温 泉 ”
OR
” 増 富 ラ ジ ュ ウ ム 温 泉 ”
で心身を癒し
” ミ サ ワ ・ ワ イ ナ リ ー ”
で
” 大 事 な 人 ”
にお土産を買い
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
詳細は下記にアクセスください。
” 大 事 な 人 ”
にお土産を買い
” 甲 州 牛 専 門 店 ・ 和 こ う ”
でお腹を満たし
帰宅なさっては如何でしょうか。
詳細は下記にアクセスください。
温泉棟の南側
韮崎ICより約15分
塩川に架かる
” 孫 女 橋 ”
( まごめはし )
を渡り終えたところで右折します。
孫女橋から5分ほどで
” 岩下の十王 ”
の標識で ” Y字路 ” を ” 右旋回 ” します。
塩川に架かる
” 大 渡 橋 ”
を渡り右折します。
大渡橋から数分
” 小 森 川 橋 ”
の真下で
” 塩 川 ” の左岸側に ” 小森川 ”
が流れ入ります。
” 小 森 川 橋 ”
の真下で
” 塩 川 ” の左岸側に ” 小森川 ”
が流れ入ります。
小森川橋から数分
” 林道小森川線起点 ”
の標識に従い直進します。
分岐路の左側
登り坂方向に進入します。
小森川林道の様子です。
韮崎ICから30分ほどで
” 小森川林道ゲート ”
に到着です。
ゲートは ” 4月28日 ” まで
閉じられていますので
ご注意ください。
” 小森川林道ゲート ”
に到着です。
ゲートは ” 4月28日 ” まで
閉じられていますので
ご注意ください。
ゲートから8分くらいで
右手に
堰堤から流れ落ちる小森川
に出合います。
韮崎ICからおよそ40分
堰堤から400m上流に車寄せがあり
入渓し易い様子なので
此処に駐車します。
此処まで前面舗装されており
快適に走行できます。
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4.小 森 川 入 渓
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釣 行 日 ・・・・・・・・7月10日
入 渓 時 ・・・・・・・・9時25分
標 高 ・・・・・・・・1100m
天 気 ・・・・・・・・快 晴
気 温 ・・・・・・・・21度
水 温 ・・・・・・・・16度
R O D ・・・・・・・・6.00 Foot Power = Slow
水 温 ・・・・・・・・16度
R O D ・・・・・・・・6.00 Foot Power = Slow
L I N E ・・・・・・・・ Phonix Silk 3Weight
LEADER ・・・・・・・・Phoenix Silk Leader 150cm
TIPPET ・・・・・・ 9 X
駐車場所の脇から
緩やかな斜面を下ります。
9時25分・標高1100m
入渓して2~3振りしての出会いです。
全く有色班点のない
” イ ワ ナ ”
アメマスの陸封型
??? エ ゾ イ ワ ナ ???
入渓して2~3振りしての出会いです。
全く有色班点のない
” イ ワ ナ ”
アメマスの陸封型
??? エ ゾ イ ワ ナ ???
頭部には虫食い状の鯖模様が
見て取れます。
?? エゾイワナ ?? ゴ ギ ??
左岸側落ち込みから
左岸側への流れ出しの中からライズです。
川床は黒色の
” スラブ = 一枚岩 ”
で覆われ
20cmほどの足首位の浅さです。
浅い20cm程の
” スラブ黒滑床 ”
が長々と続きます。
木々が川面に伸びてますので
” キャスティング ”
所々に ” スラブ滑床 ” 切れ目
に大石群が現れます。
この ” スラブ滑床状態 ” では
捕食や隠れ場には
” 不 向 き ”
のような気がします。
この橋までは90%近くが
浅く広く
” スラブ黒色滑床 ”
を緩やかに流れ行きます。
12時10分・標高1180m
橋を潜り抜けた直後に
同じく全身白色班点のイワナです。
右岸側の落ち込みからの
流れ出しでのライズです。
12時25分昼食です。
13時30分・標高1200m
昼食直後の
全身白色班点の
” イ ワ ナ ”
左岸側、小岩際の
緩やかな流れの中からお出ましです。
二つ目の橋を潜り抜けます。
3m程の
” ス ラ ブ 滑 滝 ”
正面から注意深く直登します。
同じく4mの
” ス ラ ブ 滝 ”
” ス ラ ブ 滝 ”
を左岸側から直登です。
直登後、5分程で分岐します。
右岸は ” 木賊峠 ” 方面へ
左岸側は ” 曲 岳 ” に向います。
右岸側の水量の少ない
細流に進みました。
20分程で最初の堰堤
” 左岸側急勾配 ”
を登ります。
登り着いた林道からの眺め
水量が少なすぎるので
分岐点の
左岸側の渓に行くことにしました。
林道を3分ほど下り
左側の未舗装林道に入り
直ぐの緩斜面から再入渓です。
15時00分
入渓して直ぐのライズです。
左岸際の緩い反転流からです。
こちらの方が水量も多く
大石・小石が出現し
期待が持てます。
小さな ”ゴルジュ” です。
しかし、抜き通るには困難です。
その先には堰堤、意欲を失い
15時30分、退渓です。
枯葉で覆われた滑り易い急勾配を登ります。
未舗装の林道に出ます。
悪路を好む猛者のタイヤ跡でしょうか?
” 観音峠大野山林道 ”
に繋がっているかと思われます。
舗装林道に出た所です。
15時50分
駐車場所に到着です。
=================================================
*** 4時間05分の雑感 ***
===================================================
水量は少なく、勾配は緩く
” スラブ滑床 ”
を川幅広く流れ
川底がハッキリ見える
浅い瀬が大部分です。
又、林道沿いに流れており
高低差も余りないので
入・出渓口が多くあり
不安は取り除かれます。
” スラブ滑床 ”
を川幅広く流れ
川底がハッキリ見える
浅い瀬が大部分です。
又、林道沿いに流れており
高低差も余りないので
入・出渓口が多くあり
不安は取り除かれます。
入渓時刻 ・・・・・・・・・・09時25分
退渓時刻 ・・・・・・・・・・13時30分
R I S E・・・・・・・・・・6 回
合せ切れ・・・・・・・・・・ 0 回
合せ仕損・・・・・・・・・・ 2 回
バ ラ シ・・・・・・・・・・ 0 匹
LANDING-NET・・・・・・・ 4 匹
LANDING-NET %・・・・・・66%
================================================
お役に立ちましたならば
是 非
画面、最上部
目次の横の広告を
1広告に付き1回
” ク リ ッ ク ”
広告をご覧いただければ
幸いです。
=======================================================
幸いです。
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Ⅱ.宿 泊・温 泉・レストラン
========================================================
1. 五 郎 舎
( ご ろ う や )
電 話・・・・ 0551-45-0319
=================================================
山梨県側、信州峠の麓
住人50余人・28世帯
の黒森地区に佇み
” 百 名 山 ・ 瑞 牆 山 ”
( みずがきやま ・ 2230m )
を目指す人が多く利用しているようです。
太い柱、分厚い幅広の梁
と原木を贅沢に使った
” モ ダ ン ”
な古民家造りの建物です。
食事は四季折々の
” 山 の 幸 ”
地元産 OR 自家栽培
の甘味ある新鮮な野菜類が
色々と工夫されて
” ボリュウム ”
満点の料理がでてきます。
” 釜瀬川 ・ 天鳥川 ・ 金山沢 ・ 本谷川 ・ 黒森川 ”
と周辺は源流域の渓観が堪能でき
帰り時間を気にせずに
渓趣と渓魚釣りを
終日 ” ユックリ・ノンビリ ” 満喫
しては如何ですか。
梁や柱が剝きだしの
民家風造りです。
食堂は窓が大きく、明るく
遠くに ” 南アルプス ” の山々の
景色が綺麗に見えます。
重厚な木々が
贅沢に使われています。
在りし日の夕食です。
イワナの塩焼きを除いてはすべて
” 自家栽培 OR 天然物 ”
の素材が一工夫して
食べ切れないほど出てきます。
朝食です。
==================================================
2.有 井 館
電話 = 0551-45-0455
==================================================
黒森の
” 信 州 峠 麓 ”
から約10分ほどの金山平で
” 民 宿 と 手 打 ち 蕎 麦 店 ”
を営んでおります。
二・八蕎麦と季節の山の幸は絶品 !!
昼食に是非お試しください。
釣りだけでなく
秋の紅葉期の
” ク リ ス タ ル ・ ラ イ ン ”
は隠れた穴場です。
5月~10月頃まで
毎日営業しておりますので
近くに来た時には、お寄りください。
入り口にある ” 水 槽 ” で飼われている
” 見 事 な 岩 魚 ”
ご主人は50有余年
この周辺の渓流で
川虫を餌に釣りをしておられる
” 大ベテラン ”
お蕎麦を食される時は
いろいろお尋ねください。
奥の古民家は
江戸末期の建築だそうです。
========================================================
3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
3.増 富 ラ ジ ウ ム 温 泉
========================================================
有井館から10分ほど下った
増富温泉街の増富町営
” 増 富 の 湯 ”
で疲れを癒しては、いかがですか。
” ラ ジ ウ ム 含 有 量 世 界 一 ”
を誇る
薬効の高い湯治場として知られており
褐色の ” 源 泉 温 度 2 5 度 ” の湯船と
30度・35度・37度
が流れ出る各湯船があります。
! 元 気 溌 溂!
安全運転でご帰宅ください。
詳細は下記にアクセスください。
==============================================================
Ⅲ.渓魚の種と自然分布圏
===============================================================
1.ア マ ゴ
==============================================
学 名 = Oncarhynchus masou ishikawae
陸封型をアマゴ
降海型はサツキマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以西の太平洋側
瀬戸内海に流れ出る河川
及 び
豊後水道に流入する
大分県と福岡県の県境の岩岳川以南
大分県・別府湾に注ぐ大野川までの間
そして、四国全域です。
==========================================
3.ヤ マ メ
===========================================
学 名 = Oncarhynchus masou masou
陸封型をヤマメ
降海型はサクラマス
と命名されています。
神奈川県・酒匂川以北
北海道全域
日本海側全域
九州は鹿児島県と
" アマゴ自然生息圏 "
を除く全域です。
因みに
鹿児島県の110年に渡る
内水面漁業協同組合史の記述には
” ヤ マ メ ”
の文字は、見当たりません。
============================================
① 屋 久 島 ヤ マ メ
=============================================
” 屋久島安房川 ・ 小杉谷 ”
に棲息する山女は
鹿児島県水産試験場
旧大口養魚場
(1961年・昭和36年開設)
が1968 ・ 1969年に
( 昭43年 ) ( 昭和44年)
旧東京都水産試験場奥多摩分場
からヤマメ発眼卵を移入し
ふ化仔魚から養成した親魚が元の稚魚を
1971年
( 昭和46年 )
『 財団法人・淡水魚保護協会 』
( 理事長・木村英造 ・ 1994年2月解散 )
会員だった文化勲章受章者
今西 錦司 博士
の働きかけにより
放流したとの石碑が
小杉谷集落
” 旧小杉小 ・ 中学校校門跡 ”
の門柱前に
設置されております。
==============================================
3.イ ワ ナ
===============================================
① ヤ マ ト イ ワ ナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis japonicus
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
静岡県 ・ 富士川から天竜川の間
主 に
中部山岳帯の太平洋側最上流域
及 び
滋賀県 ・ 琵琶湖東岸
に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部の白色斑点が
” 無 or 不鮮明 ”
並びに腹部に
” オレンジ色 ”
の斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
② ニッコウイワナ
学 名 = Salvelinus leucomaenis pluvius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
神奈川県 ・ 相模川から利根川まで
新潟県 ・ 胎内川、三面川
の ” ニッコウイワナ ” と ” アメマス ” の
混棲境界線から鳥取県までの間
及 び
滋賀県・琵琶湖西岸に注ぐ諸河川です。
形態的特徴は
背部に白色斑点
腹部に ” レモン色 ” 斑点があります。
命名は 大島 正満 理学博士です。
③ ゴ ギ
学 名 = Salvelinus leucomaenis imbrius
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
島根県の斐伊川から高津川まで
岡山県の吉井川から
広島県の太田川を経て
山口県の錦川まで
形態的特徴は
頭頂部から背部にかけて
淡色斑の ” 虫喰い模様、鯖模様 ” が存在し
腹部に ” レモン色 ” の斑点があります。
尚、大 島 正 満 博士 は ” 種 ” と認めず
ニッコウイワナ
に偏しています。
因みに広島県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
④ キ リ ク チ
学 名 = Salvelinus japonicus Oshima
陸封型のみの種で
降海型は、おりません。
世界最南端に棲息し
過っては
奈良県 ・ 十津川
和歌山県 ・ 日高川、熊野川
に生息していましたが
現在は
奈良県 ・ 十津川最上流部
の1支流2谷となり
他河川においては絶滅したとのことです。
形態的特徴は
腹部に
” オレンジ色 ”
の斑点があります。
因みに奈良県の
天 然 記 念 物
に指定されております。
尚、大 島 正 満 博士 は
ヤマトイワナ
の1亜種と捉えております。
⑤ ア メ マ ス
学 名 = Salvelinus leucomaenis leucomaenis
降海型をアメマス
陸封型はエゾイワナ
と命名されています。
茨城県・那珂川以北
と
新潟県・胎内川、三面川の
ニッコウイワナとアメマス
の混棲圏以北
及 び
及 び
北海道全域です。
形態的特徴は
全体に ” 白色斑点 ” があります。
⑥ オショロコマ
学 名 = Salvelinus malma malma
陸封型をオショロコマ
降海型はオショロコマスと命名。
北海道内
に限られており
東部 = 知床半島、標津地方
中央部 = 石狩、日高山渓
西部 = 支笏、定山渓地方
及び渡島半島です。
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
⑦ ミヤベイワナ
学 名 = Salvelinus malma miyabei
北海道
十勝管内の大雪山国立公園内
道内最高所の湖
標高810mに位置し
カルデラ湖 OR 火山性堰止湖
とも言われている
周囲13.8km、最大深度108m
冬季間は結氷する
” 然 別 湖 ”
のみに生息している
イ ワ ナ
形態的特徴は
体側に ” 赤色斑点 ” があります。
動物学者
大島 正満 博士
は新種としましたが
他の多くの学者は
” オショロコマ ”
の亜種と捉えています。
命名は1938年
大島博士が恩師である
札 幌 農 学 校
( 現在の北海道大学 )
宮部 金吾 博士
の名を学名に冠し
贈呈した由来があります。
又、北海道の
天 然 記 念 物
に指定されております。
以 上 が
” 動物学者 ・ 大島 正満 博士 ”
の学説であります。
尚、九州には
” イ ワ ナ ”
の自然分布圏は存在しません。
====================================================
Ⅳ.日本のイワナの分類
=======================================================
1. 一 種 説
==========================================
1951年
魚類分類学の創始者
田中 茂穂
理学博士は日本の
イ ワ ナ
は
オショロコマ
一種とする説。
=======================================================
2. 五 種 一 亜 種 説
==============================================================
1961年、動物学者
大島 正満
理学博士は
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ
の五種とし
キリクチ は ヤマトイワナ の
キリクチ は ヤマトイワナ の
亜種と唱え
” ゴ ギ ”
は種と認めず
” ニッコウイワナ ”
に偏しました。
===================================================
3. 二 種 一 亜 種 説
==========================================================
1967年
霊長類学の創始者
及び
棲み分け理論で世界的に高名な
文化勲章受章者
今西 錦司
理学博士は日本の
イ ワ ナ
は
アメマス と オショロコマ
斑紋点の無色と有色の二種
ゴ ギ
を一亜種とし
他の有色斑紋点
他の有色斑紋点
ミヤベ・ニッコ ウ・ヤ マト・キリクチ
は アメマス の
地理的に連続的に変化する
” ク ラ イ ン ”
であると唱え
大島 正満 博士
の説を激しく批判しました。
=================================================================
最後迄ご覧いただき
ありがとうございました。
お気づきの点がございましたら
” コ メ ン ト ”
いただければ幸いです。
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